写真の技術で髪を染める!? 「レインボー染料」って何?

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写真の技術で髪を染める!? 「レインボー染料」って何?

2017.11.13

提供:マイナビ進学編集部

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写真の技術で髪を染める!? 「レインボー染料」って何?

皆さんの中には、「大人になったら、モデルや女優みたいに髪を美しい色に染めてみたい」と考えている人も多いのではないでしょうか。美容院で隣の人が髪を染めていると、思わず見入ってしまう人もいるかもしれません。

そんな皆さんの憧れでもあるヘアカラーですが、今、ヘアカラーで使われる染料を写真やカメラで有名なあの会社が開発し、注目を集めていることをご存じですか? ヘアカラーと写真・カメラというと一見関連がなさそうですが、どのようなヘアカラー用染料なのでしょうか。

この記事をまとめると

  • 発色や色のバリエーションが豊かなヘアカラー用染料「レインボー染料」が登場
  • 花王と富士フイルムという一見すると異業種の技術が組むことで実現した
  • ヘアケア用品や薬品などの開発を化学技術が支えている

髪の向きによって見え方が変わる「レインボー染料」とは?

そのヘアカラー用染料とは、今年9月に富士フイルム株式会社と花王株式会社の共同開発によって誕生した「レインボー染料」です。

レインボーという名前からさまざまな色をイメージすることができますが、虹色のようなカラフルな染料という訳ではありません。髪の向きや光の加減によって髪の色の見え方が変わり、奥行きのある立体的なヘアカラーが可能になるという、今までになかった染料です。

レインボー染料は、カラーバリエーションが豊富なのも特徴で、赤・青・黄の3原色を組み合わせて、幅広い色彩を生み出すことができます。皆さんは子どもの頃に絵の具を混ぜていろいろな色を作った思い出があると思いますが、レインボー染料はそんな風に自在に色合いを組みわせて、従来のヘアカラー用染料よりも多彩なカラーバリエーションを生み出すことができるそうです。

一見すると異業種のコラボから誕生した新技術

まだヘアカラーになじみのない皆さんにとっては、「レインボー染料って、そんなに新しい技術なの?」と疑問が湧くかもしれません。

従来のヘアカラー用染料は髪の内側で反応して発色するのに対し、レインボー染料は染料そのものの色が髪の内部に浸透する新技術を採用しています。そのため、今まで以上に発色がよく、繊細な色彩表現が可能になったのです。
これまでヘアカラー用染料の開発を通じて、染料が浸透する度合いを細かく制御する技術を培ってきた花王と、写真の感光材料(フィルムなどに乳液状の薬剤を塗布したもの)に関する染料の研究を続けてきた富士フイルム、両者の技術が組み合わさって生まれたものです。

富士フイルムは感光材料の開発を重ねることで、写真に美しく色付けするための染料の技術を磨き上げてきた企業です。質のいい染料の分子構造や配列といった知見を蓄えてきた富士フイルムと、ヘアカラー剤の開発を進める花王は2001年に染料の共同研究をスタート。そしてこの度、両者の技術を見事にコラボレーションさせたレインボー染料が誕生したのです。ヘアカラー用染料と写真は全く関係が無いように見えますが、「染める」という点で研究分野は近しいものがあったのですね。

身近なところで化学の技術が生かされている!

実は富士フイルムはこれまでにも、写真フィルムの研究で培ったナノテクノロジーや光解析の技術を駆使した化粧品ブランドを立ち上げるなど、化学×美容ともいえる取り組みで注目を集めてきました。写真の化学技術が意外な形で美容に生きていることは新鮮な発見ですよね。

皆さんが大人になっておしゃれの幅が広がり、ヘアカラー用染料をはじめとしたあらゆる美容製品を手に取ることになるかもしれません。時代とともに新しい製品が次々と登場していますが、その開発の裏側には化学の力があることを忘れてはいけません。

化学はなじみがない、という印象を持っている人もいるかもしれませんが、ヘアケア用品や薬品など、私たちの身近にある製品はさまざまな原子・分子から構成されています。これらの構造を理解し、新たな製品を生み出すためには化学の研究は欠かせません。ひょっとすると、皆さんが毎朝使っているヘアワックスにも最新の化学技術が詰め込まれている可能性もあります。そういった目線で世の中を見渡すと、きっと化学への見方が変わってくるでしょう。

化学に興味が湧いた人は、まずは家の中にある身近な製品について調べてみてはいかがでしょうか。自分が使っているヘアケア用品やお母さんの化粧品の製品サイトやパンフレットなどを見てみると、意外な化学の力を発見できるかもしれません。ぜひ身近なところから化学への関心を深めていってくださいね。

【参考文献】
富士フイルム|ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1223.html

この記事のテーマ
数学・物理・化学」を解説

私たちの生活基盤である自然界で生じるさまざまな事象や物質、それらが織りなす理論が研究対象です。宇宙や生物がどのようにして誕生し、どのような構造になっているのかという、究極的な知的探究心は人類ならでは。森羅万象の構造や性質、法則と変化を探求する物理や化学、その習得に必要な数学というように、これらの学問は互いに深く関連しています。未知の領域への研究を進めながら、さまざまな原理解明をしていく分野です。

「数学・物理・化学」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「化学」
はこんな学問です

身のまわりにある物質の原子・分子構造を解明して理解し、新しい物質をつくることにもつながる学問。無機化合物の構造を解明する「無機化学」、エネルギーなどの熱力学量の観点から物質を解明する「物理化学」、新たな化合物をつくる「応用化学」など、研究範囲は広い。クリーンエネルギーや医療への活用など、人の未来にとって大切な役割を担う学問といえる。化学製品や食品、薬などの製造業へ進む人が多いが、研究職を選ぶ人もいる。

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