空の上で郷土料理を味わえる!? 飛行機の機内食がご当地化しているらしい!

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空の上で郷土料理を味わえる!? 飛行機の機内食がご当地化しているらしい!

2017.11.15

提供元:マイナビ進学編集部

空の上で郷土料理を味わえる!? 飛行機の機内食がご当地化しているらしい!

皆さんは機内食にどんなイメージを持っていますか? かつての機内食は、「おかずのバリエーションが少ない」「薄味すぎる」などと言われることもあり、あまりいいイメージを持たれていませんでした。

しかし最近は、郷土料理や一流のレストラン顔負けの機内食も登場しているのだとか。一体どんな内容なのでしょうか?

この記事をまとめると

  • 全国47都道府県の食材を使った、郷土料理のような機内食が登場している
  • 人気チェーン店や有名店がプロデュースした機内食も人気を集めている
  • 生活科学では、栄養や食品について科学的な視点で学ぶことができる

全国47都道府県の食材を空の上で楽しめる! 機内食に郷土料理が登場

まず紹介するのは、全日本空輸株式会社(ANA)の機内食。ファーストクラスとビジネスクラス(*)では、2013年9月から2017年11月まで、全国47都道府県の食材を使った郷土料理の機内食が提供されています。

これまでに登場したのは、「神戸ワインのソースをかけた但馬(たじま)産(兵庫県)鶏肉のソテー」「石黒農場(岩手県花巻市)のほろほろ鳥のロースト」「岩手県産サケ入りのひっつみ汁(すいとん汁)」など、各地域の名産品を使った料理が振る舞われています。機内食のイメージを大きく覆す、聞いただけでよだれが出そうなラインナップですよね!

ANAの機内食は、調理・盛り付けにも非常にこだわりがあります。魚は切り身を仕入れるのではなく手作業で細かく包丁を入れ、オムレツもやわらかく仕上がるように人の手で一つひとつ丁寧に焼き上げています。最後は食事がおいしそうに、またビジネスクラス・ファーストクラスの食事は美しく上品になるように、きれいに盛り付けが行われます。

*ファーストクラス、ビジネスクラス:飛行機の国際線は、座席の料金によって、サービスの内容が異なる。ファーストクラスが最もチケット代が高く、サービス内容もハイクオリティ。次にビジネスクラス、エコノミークラスと続く。

空の上で牛丼が食べられる

また、日本航空株式会社(JAL)の機内食も、ANAに負けず劣らずこだわりを見せています。ファーストクラス・ビジネスクラスの和食・洋食ともに東京の名店のシェフが監修。空の上にいながらにして、人気店の味を楽しめるのが大きな特徴です。

かつてエコノミークラスでは、男子高校生も大好きな「吉野家」の牛丼が提供されていたことがありました。しかも、牛丼を食べるときには欠かせない七味、紅しょうが、だし醤油たまごなども付いてくるというサービスっぷりです。楽しい海外旅行や留学でも、長期間外国に滞在していれば、どうしても日本食が恋しくなります。そんなとき、帰国する飛行機でなじみ深い味を楽しめたら、とてもうれしい気持ちになりそうですよね。

おいしい機内食を提供するため、日々研究が重ねられている

このようにさまざまな進化を見せている機内食。それにしても、なぜ今まで機内食は「まずい」と言われてきたのでしょうか? 実は、機内食をまずいと感じる理由は科学的に解明されています。

機体が高度3万フィート(約9,000メートル)まで上がると、湿度が12%以下になり、砂漠よりも乾燥した状態になります。そうすると、甘味と塩味を感じる舌の器官が地上と比べて約30%鈍くなってしまう上に、鼻の粘膜もうまく働かず嗅覚も鈍るため、食事が味気なく感じられるようになってしまうのです。

このような科学的な証明もあり、世界の航空会社の多くはおいしい機内食が提供できるように日々研究を重ねてきました。機内の環境の変化に影響を受けにくい料理を作ることその一つですが、乗客が新鮮に楽しめるメニューを考えることも大切です。先述したANAの47都道府県の郷土料理の提供や盛り付けの工夫、JALの有名店シェフ監修メニューの提供などは、その試行錯誤の末に生まれた成果の一つといえそうです。

このような食事と環境の関係をはじめ、人の生活を科学的に考え、研究する学問を「生活科学」といいます。生活科学は、私たちに欠かせない衣・食・住だけでなく、家族や福祉など身近な生活環境についても研究を行います。その中でも栄養科学を対象とした分野では、栄養や食品について科学的な視点で学び、食品が人の体にもたらす影響についても学んでいきます。

さまざまな進化を見せる機内食のあり方に興味が湧いた人は、ぜひ生活科学を学んで、飛行機を利用する人々がよりいっそうおいしく感じる未来の機内食について科学的に考えてみてはいかがでしょうか。

【参考文献】
岩手日報|県産食材ふんだん、味な発信 盛岡で全日空機内食紹介
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20170830_5
神戸新聞|兵庫の“食”機内食でPR 県と全日本空輸
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201708/0010509515.shtml
NIKKEI STYLE|有名シェフとコラボ、ご当地グルメ…進化する機内食
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO09285400Y6A101C1000000?channel=DF260120166502
東洋経済|京都の老舗料亭が巻き起こす「機内食」革命
http://toyokeizai.net/articles/-/164774
全日本空輸|【空飛ぶレストラン】おいしい機内食はどうやってつくられる?ANAの機内食工場ANAC(ANAケータリングサービス)へ潜入!
https://www.ana.co.jp/travelandlife/feature/original/vol74/index2.html
BBC|Future - Why does food taste different on planes?
http://www.bbc.com/future/story/20150112-why-in-flight-food-tastes-weird
Aviation Wire|JAL、吉野家の牛丼復活 9月から機内食秋メニー
http://www.aviationwire.jp/archives/97601

この記事のテーマ
生活・服飾・美容」を解説

生活・服飾・美容の分野には、生きていくために必要不可欠なものだけではなく、それによって生活がより豊かで快適になることを目的としているものもあります。たとえば生活学では、だれもが安全で快適に暮らせる空間を実現するために、ユニバーサル・デザインの研究を行います。服飾や美容は、トレンドや利用者によって多様化するニーズに対応するために、素材、色、デザイン、施術方法など、あらゆる角度から美を追究しています。

「生活・服飾・美容」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「生活科学」
はこんな学問です

家政学をベースとして、人の生活を自然科学、人文科学、社会科学の応用により考察・研究する学問。衣・食・住・家族・近隣社会・福祉・環境など、身近な生活環境を向上させたり、新たな環境を生み出したりすることを目的としている。主な分野には、栄養科学や食品化学を研究対象とした「食物栄養分野」、生活環境づくりを研究対象とした「生活環境分野」、人と社会とのつながりを研究対象とする「生活社会学分野」などがある。

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