ベビーカー利用者は駅で苦労がいっぱい……。子連れママを助ける取り組みとは?

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ベビーカー利用者は駅で苦労がいっぱい……。子連れママを助ける取り組みとは?

2017.11.06

提供元:マイナビ進学編集部

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ベビーカー利用者は駅で苦労がいっぱい……。子連れママを助ける取り組みとは?

電車を利用するとき、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて乗車している人を見たことがありますか? 重たいベビーカーを押して、混雑する駅や電車を利用するのは大変なことですよね。

このように、子育て真っ最中のお母さんやお父さんにとって電車を使って出かけることは苦労がつきものです。しかし、最近はそんな悩みをサポートするサービスが登場しています。

この記事をまとめると

  • ベビーカー利用者の電車乗り換えをサポートするサービスが人気を集めている
  • 電車内のベビーカー利用に反対する声は2割ほど存在し、改善が求められている
  • 社会福祉学は、社会的に手助けが必要とされる人々への支援について学ぶ学問

ベビーカー利用者は、電車や駅で肩身の狭い思いをすることも

ベビーカー利用者が感じる苦労の一つに、周囲の理解・認知不足があります。現在では、原則電車やバスでベビーカーを折り畳まずに利用できるようになりましたが、2015年の国土交通省の調査では、ベビーカーを折り畳まずに利用することに対して反対する声が約2割にのぼる結果に。ベビーカーを利用して電車に乗るには十分なスペースが必要になるため、特に混雑時などは他の乗客に影響を与えることがあります。また、駅構内や電車内で赤ちゃんが泣くこともあり、これらのことをよく思わない人が一定数いるようです。

国土交通省は、2014年にベビーカーの安全利用や理解を促すための優先マーク「ベビーカーマーク」を導入し、電車やバスで掲示を進めてきました。しかし2017年に国土交通省が行ったインターネット調査によると、このマークを「見たことがなく、意味も知らない」と答えた人が半数以上となるなど、ベビーカー利用者は未だに肩身の狭い思いをしていることが想像できます。国土交通省は、ベビーカー利用への理解を広めるために今後も働きかけを強めていく姿勢です。

このように世の中の理解・認知が十分とはいえない状況の中、ベビーカーを利用しての電車の乗り換えにはたくさんの苦労があります。「駅に階段しかなく、昇り降りで苦労した」「オムツ替えスペースの場所が分からなかった」など、物理的にも精神的にも大きな労力がかかるものです。

このようなベビーカー利用者が抱える悩みに応えるため、「やさしさとわかりやすさ」を提供するサービスとして「駅すぱあと for Pigeon.info」が生まれました。

電車乗り換え時にやさしい経路を案内してくれるサービスとは?

「駅すぱあと for Pigeon.info」は、2016年5月に乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所と、マタニティ・ベビー用品メーカーのピジョン株式会社の共同開発により誕生したサービスです。皆さんの中にも電車で乗り換えをするときに乗り換え案内サービスを使っている方も多いと思いますが、この「駅すぱあと for Pigeon.info」は経路検索結果に「やさしさ度」を付け加えることで、ベビーカー利用者にとって利用しやすい経路を案内してくれる便利なサービスです。複数の経路検索のうち乗り換え回数が少なく、乗り換え時間に余裕がある経路はどれなのかを分かりやすく比較することができます。これによりベビーカーを押して何度も電車に乗り降りすることを減らせるだけでなく、移動しやすくなることが大きなメリットです。また、エレベーターや多目的トイレなど駅の設備の場所もチェックできるため、ベビーカーを持ち上げて階段を昇り降りしたり、赤ちゃんのオムツ替えの場所探しで困ったりすることを軽減することができます。

このサービスは今年、子どもたちの安全・安心に貢献するデザインを表彰する「キッズデザイン賞」を受賞するなど高く評価されており、実際に育児を行っている人々に支持されているようです。このような便利なサービスがベビーカー利用者のお出かけの後押しになるといいですね。

手助けが必要な人々への支援について学ぶ「社会福祉学」

ベビーカー利用者をサポートする取り組みは他にもあります。例えば東京都と埼玉県を結ぶ西武鉄道の40000系車両も今年キッズデザイン賞を受賞しました。「人にやさしい、みんなと共に進む電車」をコンセプトとしたこの車両の一部には、ベビーカーや車いす利用者が安心して利用できる「パートナーゾーン」が設置されています。ベビーカーや車いすをロープで固定できる設備もあり、荷物などで両手がふさがりやすいお母さんやお父さんも助かる設計です。

このような取り組みによって、育児を行う人々が交通機関を快適に利用することができれば、みんながのびのびと暮らせる社会につながります。そのような社会の仕組みについて考え、手助けが必要な人々への支援について学ぶのが「社会福祉学」という学問です。

社会福祉学では、法学や社会学、心理学などを幅広く学び、子どもやお年寄り、障がいを持った人々などが住みよい社会を作る方法や仕組みを研究していきます。介護福祉や家庭福祉といった専門分野を学ぶこともでき、介護や福祉の仕事で求められる知識を身に付けることができます。

「皆が住みやすい社会って、どんな社会だろう?」と興味を持った人は、社会福祉学の研究分野についてぜひ調べてみてください。誰もが暮らしやすい社会づくりにつながるヒントを見つけることができるかもしれませんよ。


【参考文献】
ピジョン株式会社| 駅すぱあとfor pigion.info
https://pigeon.info/ekispert/
SankeiBiz|ベビーカーでの電車移動をサポートする「駅すぱあとfor Pigeon.info」
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170925/prl1709251302073-n1.htm
財経新聞|ベビーカーでの電車移動をサポートする「駅すぱあとfor Pigeon.info」
http://www.zaikei.co.jp/releases/517425/
ライブドアニュース|乗り換え検索アプリ
http://news.livedoor.com/article/detail/13614269/
キッズデザイン協議会|西武鉄道株式会社 新型通勤車両40000系
http://www.kidsdesignaward.jp/search/detail_170934
神戸新聞NEXT|電車・バスのベビーカー優先マーク認知進まず
https://www.kobe-np.co.jp/news/kurashi/201702/0009933235.shtml
国土交通省|ベビーカーマーク認知度調査の結果について
http://www.mlit.go.jp/common/001155319.pdf

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

大きな戦争の減少、食糧事情の向上、医療技術の発達などにより、おもに先進国では平均余命が伸びています。同時に、生きてはいるけれども健康ではないという、要介護状態の高齢者が増加し、医療費の伸びや介護保険費の膨張など、大きな問題が山積しています。福祉は、子どもから高齢者まで人間の発達段階に応じた社会支援の理想的なあり方を探求します。個人だけでは解決できない問題を、集団・組織として考える視点を学びます。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「社会福祉」
はこんな学問です

社会的に手助けが必要とされるお年寄りや子ども、障がいを持つ人々への支援方法を身に付け、その仕組み、国が行う政策なども研究する学問。学校によって、支援の専門知識と技能を持った専門職を育てるための授業もある。めざすことのできる資格には、社会福祉士や精神保健福祉士、社会福祉主事任用資格などがある。

「社会福祉」について詳しく見る