【シゴトを知ろう】司書教諭 ~番外編~

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】司書教諭 ~番外編~

2017.11.15

提供元:マイナビ進学編集部

メイン
テーマ

【シゴトを知ろう】司書教諭 ~番外編~

「【シゴトを知ろう】司書教諭 編」では鳥取県立鳥取東高等学校の三好明美さんに司書教諭の仕事内容や、やりがいについて伺いました。多くの人と接する機会がある司書教諭の仕事ですが、どんな出会いがあるのでしょうか。

番外編では企画展示の内容や、司書教諭ならではの生徒との交流について伺いました。

この記事をまとめると

  • 本がある場所に行くと、本棚を整理したりディスプレイを考えたりしてしまう
  • 生徒たちの流行をリサーチして、企画展示やイベントのアイデアを出す
  • 学校図書館をきっかけに友達ができた生徒を見てうれしくなった

本の間には、他人が見てはいけないメモが挟まれていることも!?

――司書教諭になって驚いたことや、一般的には知られていない意外なトリビアがあれば教えてください。
 
まれに返却された本の中にメモが挟まれているのですが、中には銀行口座の暗証番号と思われるパスワードや、恋愛の相談について書かれた手紙といった他人に知られたくないような「秘密のメモ」があるのです。しかもメモの内容がどれだけ重要であっても、個人情報の観点から誰が読んだ本なのかを調べられませんので、持ち主に返せないというのも驚きました。そういった場合、「大事なメモを挟んだ本を返却してしまったのですが……」と申し出る方が現れて、やっと返すことができます。

また、意外なトリビアとしては本の汚れについてでしょうか。一見きれいに見える本でも、表紙を拭いてみると布が真っ黒になるなど、実はとても汚れているのだと知りました。
 
 
――司書教諭ならではの「休日あるある」やついしてしまう癖を教えてください。

図書館や書店に足を運んだときに、本棚を見るとつい順番に並べたり、しおりの紐を本に挟んだりと整理整頓をしてしまいます。それに、本棚に空きスペースがあると「面出し」といって表紙が見えるようにディスプレイする癖がつきました。
 

生徒の会話から企画展示やイベントのネタをリサーチ

――企画展示やイベントを考える上で心掛けていることはありますか?

企画展示や展示の内容はさまざまです。人気の俳優が演じた映画やドラマの原作を取り上げるような世間の流行を捉えた企画展示もあれば、学校内で話題になった行事や部活動に関する企画展示もあります。例えばボート部が活躍したときに、ボート用品を借りて関連図書とあわせて展示したりするのです。

こうした生徒の関心を集めるアイデアを出すために、日常的に生徒の会話に耳を傾け、流行やキャッチーな話題があれば声を掛けて情報収集しています。

ちなみに、今まで一番ヒットしたのはALT(外国語指導助手)の先生による絵本の読み聞かせと吹奏楽部によるミニコンサートです。どちらも室内に入りきらないほど多くの生徒や教職員が来てくれました。また、今後は幅広い世代から人気を集めている手のひらサイズのまわるおもちゃをテーマにした展示を行えたらいいなと考えています。
 

本をきっかけに生徒の成長に立ち会うこともある

――一番の思い出や達成感を感じたエピソードを教えてください。

学校図書館に訪れる生徒の変化や成長を見られると達成感があります。入学当時はケータイ小説しか読まないと言っていた生徒がいたのですが、作中に分からない部分があると言うので関連図書を紹介したのです。徐々にケータイ小説以外の本を読むために学校図書館に通うようになり、卒業する頃には一番好きな作家はゲーテだと言うようになりました。

また、本をきっかけに友達ができた生徒のことは忘れられません。いつも一人で来館しては私や学校司書と話していたのですが、その様子に興味を持った他の生徒が会話に入ってきたのです。学校図書館にいるのは本が好きな生徒ばかりなので、その日の会話をきっかけにすっかり意気投合したようでした。友達と話すようになった生徒を見て、「こんなにたくさん話す子だったんだ」と新しい一面を知ることができてうれしかったです。
 
 
読書という共通の趣味を持つ生徒が集まるからこそ、新たな交流が生まれる場所になる学校図書館。人と本だけではなく、人と人を結びつける場所でもあるのですね。

読書の習慣がない方も、ささいな疑問や課題があれば学校図書館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。司書教諭や学校司書の方に声を掛けて、自分に適した図書を訪ねてみるといいかもしれませんね。
 
 
【profile】鳥取県立鳥取東高等学校 三好明美

この記事のテーマ
教育」を解説

教育機関や子ども向けの施設で、教育指導に関わる仕事を目指します。小・中学校や高等学校の教員を目指す場合、大学や短期大学の教職課程で学ぶ必要がありますが、専門学校の中にも、提携する大学や短期大学の通信教育を受けて、教員免許状を取得できる学校もあります。語学教師や臨床心理士など希望する職種により、必要な資格や免許が異なります。

「教育」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「司書教諭」
はこんな仕事です

学校の図書館資料を選んだり収集したりして提供するとともに、子どもの読書のための指導や、学校図書館の運営・活用を担当。学校教育への理解と、図書館に関する専門知識、また、情報科学やメディアに対する詳しさも求められる仕事である。学校図書館法により、2003年から12学級以上のすべての学校に司書教諭を置くことが義務付けられた。小学校、中学校、高等学校または特別支援学校の教諭の免状を取得した上で、大学や教育機関で開催される「学校図書館司書教諭講習」を受講する必要がある。

「司書教諭」について詳しく見る