理系に興味深々! みんなが気になっている学問は?
メイン
テーマ

全国同世代の高校生がどのような進路に興味があるのか、気になったことはありませんか? 2017年6月27日から7月7日に、マイナビ進学が高校1年生から3年生を対象として行った「マイナビ進学モニターアンケート」。高校生の進路選択状況に関する調査が行われました。約1700名の男女高校生の回答が得られ、具体的にどんな学問や仕事に興味を持っているのか、明らかになりました。
この記事をまとめると
- 高校生に人気の学問は、医療・薬学などの理系分野
- 興味のある仕事分野も医療系
- 高校生は、冷静に将来を考えている
高校生に人気の学問1位は「医療・薬学・看護・リハビリ」
今回の調査で目を引いたのは、理系学問の人気の高さでした。なんと1年生から3年生まで「医療・薬学・看護・リハビリ」分野が1位という結果に。将来仕事に直結しそうな理系分野への関心が高くなったのでしょうか。
2番目に人気の分野は、1年生と3年生は「経済・経営・商学」、2年生は「芸術・表現・音楽」でした。興味を引くのは、2年生の「芸術・表現・音楽」分野への関心の高さです。将来の進路を考える上で、多少時間的に余裕のある2年生は、今興味のあることを勉強してみたいと思ったのかもしれません。
ここでも理系強し! 興味のある仕事分野1位は「医療・看護・リハビリ」
それでは、高校生が興味のある仕事分野はどのような結果になったのでしょうか。こちらも1年生から3年生まで「医療・看護・リハビリ」系が1位となりました。学問分野でも1位を獲得していることから「手に職をつけて仕事につなげたい」という思いがあるのかもしれません。
2位となったのが、1年生は「自動車・航空・船舶・鉄道・宇宙」、2年生は「コンピュータ・web・ゲーム」、3年生は「公務員・政治・法律」でした。1年生と2年生は1位に続いて、理系分野の仕事に興味を持っていることが分かります。
進路決定を目前に控えている3年生の2位に「公務員・政治・法律」がきたことは、現実をきちんと見つめているのかな……と思わせる、分かりやすい結果かもしれません。
理想と現実。高校生は冷静に現実を見つめている
学問、仕事の両方で、高校生は理系分野に興味を持っていることが分かりました。「理系はとっつきにくい」「理系は難しい」というイメージを良い意味で覆す結果となりました。高校生も大学へ進学してから将来までをしっかり見つめ、専門性が高い知識をつければ強い!と考えているのかもしれません。
また2番目に人気の学問が、1年生と3年生が「経済・経営・商学」と現実的だった一方で、2年生は「芸術・表現・音楽」だったところが興味深いです。現実を見つめながらも、自分の興味や夢を追いたい……と考える高校生もいるようです。
「まわりのみんなは進路についてどう考えているんだろう」と悩む高校生は多いことでしょう。進路はあくまでも自分で考えて決めるものですが、他の高校生の意見を参考にするのは、悩んでいたことが解決するきっかけになるかもしれません。ぜひ今回の調査結果を参考にしてみてください。
参考:
マイナビモニターアンケート
(調査期間 2017年6月27日(火)~2017年7月7日(金))
この記事のテーマ
「医学・歯学・薬学・看護・リハビリ」を解説
病気やケガなどによる身体機能や生理機能の変化を治療し、健康な生活が送れるようにするのが、医療の役割です。今日のように高齢化が進んだ社会では、健康で長生きできるようなサポートも重要です。これらの役割を担うのが、医師、薬剤師、看護師、理学療法士などの専門家です。医師であれば解剖学や病理学、薬剤師であれば薬学など、それぞれが専門的な知識と技術を身につけ、連携することで医療の質を向上させる方法も学びます。