雪を利用して冷房に!  雪冷熱エネルギーを利用したエコな取り組み

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雪を利用して冷房に! 
雪冷熱エネルギーを利用したエコな取り組み

2017.12.04

提供元:マイナビ進学編集部

雪を利用して冷房に! 
雪冷熱エネルギーを利用したエコな取り組み

スキー場で見る雪はワクワクしますが、実際に大量に積もった雪を目の前にすると、ついつい雪かきや交通機関の乱れのことを考えてしまいます。これまで雪は解けてなくなるのを待つしかない……と考えられていましたが、北海道では大量の雪を有効に利用する取り組みを行っています。どんな内容なのでしょうか。

この記事をまとめると

  • エコエアポートを目指す新千歳空港のビルの冷房のエネルギーは雪山から取る
  • エコな取り組みは、商品をPRするときのアピールポイントとなる
  • 2011年から北海道で始まった、雪氷グリーン熱証書制度への期待

雪山が冷房のエネルギーに!

北海道の玄関口新千歳空港では、環境に配慮した「エコエアポート」を目指して、雪冷熱エネルギーを積極的に利用しています。冬の北海道へ行ったことがある人なら、空港に積もる雪の量に驚いたと思いますが、この大量の雪が、貴重なエネルギー源になるのです。

ひっきりなしに除雪される雪を空港近くの雪造山ピットへ運び、遮熱断熱シートで覆って夏まで保管します。雪造山ピットの底には冷たい雪解け水があり、これを熱交換機で循環させて冷房のエネルギーにしているのです。現在、国内線ターミナルビルと新国際線ターミナルビルでこのシステムが利用されており、CO2削減に大きく貢献しているのだそうです。

エコな取り組みが、ビジネスではプラスアルファのアピールになる!

エコな取り組みをしていることを積極的にアピールして、取り扱う商品をPRする際のプラスアルファにしている企業もあります。

北海道の美唄市農業協同組合では、雪を貯雪室に蓄え、室温を約5度、湿度70%に保ち米の貯蔵に利用しています。貯蔵量は6千トンにもなり、国内では最大規模なのだとか。米は貯蔵庫の名前をそのまま使用した「雪蔵工房」というプライベートブランドとして売られています。米にとって最適な環境で貯蔵しているため、新米の味をそのまま堪能できることをアピールしています。

また、米の貯蔵に使われた冷熱を札幌ドームの空調にも再利用し、「エコナイター」という名のもと、プロ野球の公式戦でPR活動もしたそうです。

2011年から始まった雪氷グリーン熱証書制度

2011年、経済産業省・北海道経済産業局は「雪氷グリーン熱証書」制度をスタートさせました。これは化石燃料の使用を減らし、環境に良い熱源の普及を進めようという取り組みです。

雪が多い北海道では、ただ解けるのを待つだけだった雪を保管して、夏場の冷房や貯蔵庫のエネルギーとして利用するところが増えています。こうした環境に配慮した取り組みをすることで雪氷グリーン熱証書を取得すれば、企業のPRやCSR活動の評価にもなるのです。

今後もこの制度によって、さらに雪冷熱エネルギーを有効活用する施設が増えることが期待されます。

大雪といえば、雪かきが大変などのイメージが大きかったのですが、逆転の発想で環境に優しいシステムを作り出したことは、大きな成果につながったようです。

こうした環境問題に興味がある人は「エネルギー・資源工学」を学んでみてはいかがでしょうか。限りある資源を有効に使う方法を見つけ出せば、世の中に大きく貢献できるかもしれません。

参考:

経済産業省・北海道経済産業局「ビジネスで活用しよう! 雪氷冷熱の環境価値」
http://www.hkd.meti.go.jp/hokne/seppyogreen_p/pamphlet.pdf

札幌市役所「雪氷熱利用とは」
http://www.city.sapporo.jp/kankyo/energy/shokai/snowiceenergy.html

新千歳空港における環境への取り組み
http://www.new-chitose-airport.jp/ja/eco/

経済産業省・資源エネルギー庁
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/snow/

新エネ雪氷利用研究会
http://www.seppyou.com/seppyou.html

JA美唄
http://www.ja-bibai.or.jp/sonata.html

この記事のテーマ
地球・環境・エネルギー」を解説

私たちの暮らす地球では、火山噴火、地震、台風、干ばつなど、人類にとっては有害な現象がいまも続いています。こうした現象を研究・解明し、うまく折り合いをつけていくことが必要です。また、豊かな生活を求めるあまり、限りある地球資源を枯渇させてしまったり、自然環境を破壊してしまうことは、人類の絶滅を意味します。こうしたことを防ぐためには、技術系の学問だけではなく、政治や行政などに関する幅広い知識も必要な分野です。

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