【シゴトを知ろう】バイリンガルスタッフ 編

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【シゴトを知ろう】バイリンガルスタッフ 編

2017.10.16

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】バイリンガルスタッフ 編

母国語である日本語以外の言語に幼いうちから触れられる理想的な環境として注目を集めているのが英語保育園・英語幼稚園です。通う子どもたちの国籍はさまざまで、外国人講師や日本人のバイリンガルスタッフによって保育が行われています。
遊ぶときもけんかをするときも全て英語というインターナショナルな雰囲気の保育園で働く柴田泰子さんに、仕事内容やバイリンガルスタッフに求められることなどについてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 英語保育園では日本語禁止! 子どもたちを環境になじませるのも仕事の一つ
  • 大学時代に教育の道を志す。紆余曲折を経て、バイリンガル保育スタッフに
  • 生きた英語を学べる環境で働ける喜び。まだまだ英語の勉強中

「おはよう」から「さようなら」まで、全てが英語で行われる

Q1. 仕事の概要と一日のスケジュールを教えてください。

宮城県仙台市にあるユニソン・ワールド英語保育園の仙台本校で、バイリンガル保育スタッフとして働いています。当園は1歳から6歳までの子どもが通う保育園で、朝の「Good morning(おはよう)」から帰りの「Good bye(さようなら)」まで、スタッフと子どもたちの間だけではなく、子どもたち同士も英語でコミュニケーションを取っています。

英語だけの環境で過ごすことによって、自然に無理なく英語力が身に付きます。もちろん、トイレや食事など生活面のサポートもしっかりと行っています。

<一日のスケジュール>
08:15 出勤、スタッフミーティング、園児を迎える準備
08:30 園児登園
09:15 ジムタイム(運動の時間)
09:45 朝のあいさつ、フラッシュカード(*1)
10:15 右脳教育・設定保育(*2)
10:30 散歩
11:30 ランチタイム
12:30 絵本の時間
12:45 昼寝
15:00 リラックスタイム
15:15 おやつ
16:00 フラッシュカード・プレイタイム
16:30 右脳教育・設定保育
16:50 帰りのあいさつ
17:00 園児降園
17:30 退勤

*1 フラッシュカード:表面に絵、裏面にその絵を示す文字が書かれたカードで、幼児教育で使用される。複数枚のカードを次々とめくり、裏面の文字を読み上げながら表面を幼児に見せることで、大量の情報を幼児にインプットする。

*2 設定保育:保育する側が幼児の成長や発達における目標を設定し、それを達成するための指導案に沿って保育を行うこと。保育士がリードしてクラス全員で絵を描いたり、外で遊んだりすることなどを指す。幼児一人ひとりの自発的な行動を保育士がサポートする「自由保育」と比較される。


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

子どもたちと一緒に泣いたり怒ったり、そして、うれしいことがあったらみんなで大きな声で笑って喜んだりと、生きていることを実感しながら子どもたちの成長を見守れることに大きなやりがいを感じています。

子どもの成長や進化に立ち会いながら、自分も一緒に成長していることが分かる仕事です。私自身にも子どもがいるので、先輩スタッフや子どもたちからたくさんのことを教わっています。また、外国人講師と共に保育を行うので、生きた英語を日々学べることも魅力ですね。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

当園では日本語の使用を禁止しているので、園内では英語だけで過ごします。でも、4、5歳で入園する子どもの中には、そんな環境にうまくなじめず、大きな声で日本語を話す子どももいるんです。そうすると、雰囲気が一気に変わってしまい、他の子どもたちまで日本語を話すようになってしまいます。そこをコントロールするのが大変ですね。

また、英語だけの環境で保育を行い完璧なバイリンガルに育てることで、公立の保育園よりも高額な保育料をいただいています。当然、保護者の皆さまの期待や要求されるレベルは高く、時には想定以上になるので、そういった要望にどこまで応えるべきか悩むこともあります。

少し遠回りしたけれど、高校生の頃の想いが実現した

保護者も参加して七夕や夏祭りなど日本の行事を楽しむ機会も多い

保護者も参加して七夕や夏祭りなど日本の行事を楽しむ機会も多い

Q4. どのようなきっかけ・経緯でこの仕事に就きましたか?

大学に進学し教育学部で学んだのですが、卒業後に就いた仕事は教育関係ではありませんでした。安定してやりがいもある仕事でしたが、一日中パソコンと向き合う仕事で、時々息詰まっていました。

しばらく考えた結果、教育の道に進みたいという自分の気持ちに気が付き、10年間勤めた後、勤務時間を半分に減らして、学習塾でも並行して働き始めたんです。

その学習塾で英語を担当することになり、ある出来事をきっかけにきちんと英語を学び直そうと思って、空いている時間は全て英語の勉強に充てました。妊娠中、出産後もTOEIC®のスコアを上げることに取り組み、子育てをしながら自宅で英語に関われる仕事をしようと、Skypeで英会話を教えるようになりました。この時に人に教えることの楽しさに目覚め、英語を学ぶことへのモチベーションもさらに高まったように思います。

生徒さんそれぞれと話し合いながら学習プランを立てるなど、時給に見合わないほど準備に時間をかけましたが、その分、私自身の英語力も上がりました。そして、子どもの保育園を探している時に、当園でバイリンガル保育スタッフを募集しているのを見つけ、私にぴったりの仕事だと思い働くことを決めました。


Q5. 大学では何を学びましたか?

教育学部で、教育の大切さや発達障害児をはじめとするさまざまな子どもについての理解を深めました。小学校の教員になろうと思っていたので教職課程を履修し、小学校教諭と幼稚園教諭の免許を取得しました。大学生の時は、英語関係の仕事に就くことは全く考えていませんでしたね。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

裕福な家庭ではなかったので、高校生の頃は安定した仕事に就くことを望んでいました。教師になろうと思ったのは、学校の先生なら安定した生活ができると思ったからです。

経済的な事情で、大学に入るのに浪人はできなかったので、受験するのは国公立大学でA判定が出ている大学だけで、受からなかったら進学せずに就職しようと決めていました。
大学卒業後すぐには教育関係の仕事には就かず、少し遠回りをしましたが、今は子どもたちに生活習慣や英語を教える仕事をしているので、高校生の頃の夢が現在の仕事につながっていると思います。

お互いの国の文化を尊重しつつ本音でコミュニケーション

子どもと一緒に笑って、泣いて、学ぶ。日々、伸び伸びと働いている柴田さん

子どもと一緒に笑って、泣いて、学ぶ。日々、伸び伸びと働いている柴田さん

Q7. どういう人がバイリンガルスタッフに向いていると思いますか?

バイリンガルスタッフは、外国人と同じ職場で働くケースが多いと思います。円滑なコミュニケーションを取るためには、英語のスキルが高い方が望ましいですが、それよりも人間力が大切です。

お互いの国の文化や習慣の違いを理解して自分の気持ちをきちんと伝え、相手の気持ちをくみ取る能力が求められるので、そのようなことに柔軟に対応できる力のある人がバイリンガルスタッフに向いていますね。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

バイリンガルスタッフとして働いてはいますが、英語はまだまだ勉強中です。単語の選び方や表現などに不自然なところがあれば、外国人講師に指摘してもらっています。また、英語のボキャブラリーを増やすことが趣味なので、外国人講師が使う英語で「これはいいな!」と思う表現に出合ったときは、スマホに登録しています。

仕事では大変なこともありますが、英語を生かしながら働くことができて、さらに生きた英語を毎日学ぶことができる環境に大きなメリットを感じています。英語が好き、外国に関わる仕事がしたいという強い気持ちを持っている人なら、バイリンガルスタッフになることができると思いますので、回り道をしながらでも諦めずに頑張ってください。


英語保育園や英語幼稚園は都市圏を中心に増え続けています。保育士不足が叫ばれる中、英語力という特殊能力を持つ保育スタッフの需要も高まっています。英語が好きで子どもも好き、子どもの成長を見守りながら自らも学んでいける人にはぴったりな仕事ですね。

外国人と同じ職場で働くことで、英会話の本や教室では学べない実践的な英語表現に日々ふれられることも、バイリンガルスタッフの仕事の大きな魅力です。英語が得意な人は、自分の興味のある分野で英語力を生かせる仕事がないかどうかについて調べてみるのもいいかもしれませんね。


【profile】ユニソン・ワールド英語保育園 仙台本校バイリンガル保育スタッフ 柴田泰子

ユニソン・ワールド英語保育園 https://www.unison-world.jp/

この記事のテーマ
語学・国際」を解説

外国語を自在に使い、コミュニケーションを図る表現力を実践的に学びます。国際情勢などの知識、情報を収集する好奇心、語学力向上の努力が常に求められます。資格取得を目指すカリキュラムもあります。将来の仕事としては、日本語と外国語を翻訳・通訳することで双方の意志疎通の手伝いをするなど、海外との橋渡しをする職業が考えられます。

「語学・国際」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「バイリンガルスタッフ」
はこんな仕事です

2カ国の言語を駆使して働ける職種全般を指す。需要が高いのは英語と日本語を話せるバイリンガルスタッフで、外資系企業や国内企業、店舗などでも外国人客の増加に伴って求人が伸びている。職種の幅も広く事務、接客販売、コールセンターでの応対、ホテル業務、外国人観光客をターゲットにした各種商売に加え、子ども向け英会話指導といった分野もある。通常の日本語・外国語相互のコミュニケーション能力と翻訳・通訳技能も問われる。「英検」「TOEIC」「ビジネス通訳検定」「国際秘書検定」など、必要に応じた資格を取るとよい。

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