【シゴトを知ろう】クレーン運転士 編

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【シゴトを知ろう】クレーン運転士 編

2017.11.06

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】クレーン運転士 編

工事現場や消防訓練といったさまざまな場面でクレーン車を目にしたことがあるのではないでしょうか。クレーンは重量のある荷物の吊り上げなど、高所で働く人のために使用されています。

今回は日本港運株式会社で「クレーン運転士」として働いている水谷晃治さんに仕事のやりがいや苦労を教えていただきました。

この記事をまとめると

  • 輸出入の際、港に停泊するコンテナ船から荷物を吊り上げている
  • 資格取得や一般教養など、短期大学で学んだ全ての知識が今につながっている
  • 港湾の仕事はチームで行うため、協調性が必要

港で重さ30トンのコンテナを吊り上げている

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私はクレーン運転士として、港のコンテナターミナルで働いています。コンテナターミナルとはコンテナの海上輸送と陸輸送の中間地点です。コンテナには食料品や日用品、精密機器などさまざまな商品が入っていて、重さは30トンにもなります。人間の手ではとても運びきれませんので、ガントリークレーンというクレーンを使用して運搬しているのです。ガントリークレーンは皆さんが工事現場などで見かけるクレーンではなく、ゲートのような形をした大型のクレーンです。複数の柱にレールがかかっていて、レール上にはオペレーター室があります。レールはコンテナ船と陸上にまたがっていますので、その上を移動するオペレーター室からコンテナを見下ろしつつクレーンを運転しているのです。

輸入されたコンテナはコンテナ船からトラクターヘッド(運転席部分だけのトラック)に乗せ、コンテナヤード(コンテナターミナル内のコンテナを保管する場所)へ運搬します。輸出のときはコンテナヤードから運ばれてきたコンテナをコンテナ船に載せます。コンテナ船へコンテナを積むときは、プランナーの作った作業表をもとに積み付けを行っています。

その他にも、コンテナヤードでコンテナを移動させるために使うトランスファークレーンの運転や、トラクターヘッドの受付を行う無人ゲートの管理もしています。現場監督の指示により、その日に扱う機器が異なるのです。

<一日のスケジュール>
08:00 ミーティング
08:30 現場作業
12:00 昼食
13:00 現場作業
16:30 作業終了
 
 
Q2. クレーン運転士の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
私は一日に200〜250本のコンテナを取り扱っています。ただの作業として淡々と仕事をしているだけでは吊り上げるべき本数を扱い切れません。そのため、仕事をする前に「午前中までにこれだけのコンテナをさばくぞ」という目標を立てるようにしています。決めていた目標が達成できたり、目標より多くのコンテナを扱えたりするとうれしくなります。

また各コンテナを吊り上げるときも、まずは自分の中でクレーンをどのように動かしてトラクターヘッドやコンテナ船に降ろせばよいかイメージしています。自分のイメージ通りにクレーンを操作できたときに得られる達成感もやりがいの一つです。
 
 
Q3. クレーン運転士で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
悪天候の日はコンテナ船やコンテナが揺れるため、吊り上げが困難です。特に風が強い日はコンテナ船の動きが大きくて大変です。また、コンテナ船の停泊時間はそれぞれ厳密に決められています。出帆時間が近付くと急がなくてはとプレッシャーを感じますが、安全に作業を終えるために丁寧な操作を心掛けています。

短期大学では国家資格を取得するための授業があった

Q4. どのようなきっかけ・経緯でクレーン運転士の仕事に就きましたか?
 
神戸で生まれ育ったため、幼い頃から港の仕事に関心を持っていました。明確にクレーン運転士を志したのは大学を選択するときです。父から「神戸で生活を続けるなら港湾の仕事について学べる学校がいいんじゃないか」と港湾の職業に就くための短期大学を教えてもらいました。進学後、港湾で働くために必要な知識や技術を身に付け、今に至ります。
 
 
Q5. 短期大学では何を学びましたか?
 
授業の中で、港湾で働くために必要な資格を複数取得しました。特に国家資格である「クレーン・デリック運転士」や「移動式クレーン運転士」はクレーンの運転のためには必要不可欠です。また、吊り上げ量1トン以上のクレーンによる玉掛け(クレーンにものを掛け外しすること)に従事するため「玉掛け技能講習」も修了しました。

資格取得に限らず、短期大学で学んだ知識は全て今につながっています。一般教養の授業としては、英語が外国の船員と接するときに役立っています。また、在学中にインターンシップとして港湾で働いたときは、授業からは学べない職場の雰囲気や業界用語を知ることができました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の頃は漠然と人の役に立つ仕事に就きたいと思っていました。クレーン運転士を含めた港湾の仕事は人々に物品を届けていて、社会を支えることにつながっています。商品を待っている人のために働いていると思うと、高校生の頃の夢が叶っているといえますね。
 
 

チームで働くクレーン運転士には協調性が必要

Q7. どういう人がクレーン運転士に向いていると思いますか?
 
私たちはチームで仕事をしています。クレーン運転士がコンテナを運ぶときには、玉掛けをする人やトラクターヘッドを運転する人といったチームとの連携が重要だからです。また乗り物が好きな人ならば、ほぼ一日中クレーンの運転をするこの仕事を楽しめるのではないでしょうか。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
高校生の間は、自分で物事を判断できない人もいるかと思います。私も高校生の頃は自分で何かを決定できない性格でした(笑)。学生の間はとことん悩んで、自分で判断する力を育てるといいのではないでしょうか。

また、クレーン運転士を目指す方はクレーン運転士免許の取得を目指しましょう。扱うクレーンによって必要になる免許は変わりますが、港湾で働くなら移動式クレーン運転士免許を持っているといいと思います。また、オペレーター室は地上から離れていますので、スムーズな吊り上げのためには視力の良さも大切です。もしも目が悪ければクレーンを操作することが難しくなりますので、矯正することをおすすめします。
 
 
水谷さんが取得した「クレーン・デリック運転士」や「移動式クレーン運転士」にはそれぞれ区分があり、区分ごとに受験資格や扱えるクレーンの種類が異なります。資格が必要な職業に就くためには、まずはどの資格がどんな作業に必要なのかを理解しましょう。進学先を選択するときには、取得できる資格にも注目してみてはいかがでしょうか?
 
 
【profile】日本港運株式会社 水谷晃治

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「クレーン運転士」
はこんな仕事です

建設現場や港、高層ビルなど、重量のある荷の吊り上げや、高所での作業にはクレーンが用いられる。クレーンは主に、吊り上げの重量が5トン以上の際に使われることが多いが、消防士による火災現場での高所の消火や、人命救助にもクレーンが活躍している。クレーン運転士になるには、安全衛生技術試験協会が定める国家資格「クレーン・デリック運転士免許」「床上クレーン運転士免許」「移動式クレーン運転士免許」のいずれかを取得しなければならず、取得した免許により扱えるクレーンと現場も異なる。

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