【シゴトを知ろう】CGクリエーター・CGデザイナー 編

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【シゴトを知ろう】CGクリエーター・CGデザイナー 編

2017.12.08

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】CGクリエーター・CGデザイナー 編

皆さんの中でも、「学校から帰ったらゲームに熱中!」という人は多いのではないでしょうか。日々新しいゲームソフトやアプリが生まれていますが、そうしたデジタルコンテンツに使われているCG映像を制作するのがCGクリエーター・CGデザイナーの仕事です。今回は、株式会社 Studio GOONEYSで活躍する太田杏奈さんに、その仕事内容や大学で学んだことについて教えていただきました。

この記事をまとめると

  • CG制作に必要な工程の中でも、アニメーションをつける作業を担当
  • 大学では3DCG作成技術を中心に、演出やデザインなど広く学んだ
  • 観察力や物事の構造を理解する能力がある人がこの仕事に向いている

さまざまなジャンルの作品に関われることがこの仕事の面白さ

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私はゲームやアニメ、映像作品などの3DCG部分の制作をしています。CG制作はモデリング、リギング、アニメーション、エフェクト、コンポジットと大きく分けて5つの工程に分かれています。

1. モデリング
モデリングとは、仮想の三次元空間上に個々の物体の形状を作る工程をいいます。3DCGでは、個々の物体が持つ面を三角形や四角形を組み合わせて形作り、その面の集合としてさまざまな形状を表現します。そのため、例えば生き物であれば解剖学の知識、機械であれば機械工学の知識などをもとに、どういう組み合わせにして立体化していくのかを考える必要があります。

2. リギング
リギングとは、モデリング工程で制作された3DCGに対して、リグと呼ばれるアニメーションをつけるための設定を作る工程をいいます。よりよいアニメーションが付けられるように考えてリグを設定していく必要があります。主にCGエンジニアが担当します。

3. アニメーション
アニメーションとは、モデリングに対してリグが設定され、さまざまなものを実際に動かしていく工程をいいます。ただ動きを表現するのではなく、キャラクターであれば、そのキャラクターが何を考え、どうしてそう動くのかが伝わるように命を吹き込んだり、そのキャラクターたちが魅力的に見えるようなカメラワークを設定したりする作業です。

4. エフェクト
エフェクトとは、画面上のさまざまな効果を表現していく工程を言います。火災や爆発、光線などアニメーションを引き立てるさまざまな効果によって、作品を盛り上げていきます。照明などの表現もこの工程に当たり、作品の印象を大きく左右します。

5. コンポジット
コンポジットとは、ここまでのさまざまな工程を一つにしてCG作品を形にしていく工程をいいます。最も完成形に近く、出来上がっていく過程を見られる楽しみもある一方で、最終的な出来栄えはこの工程にかかってくるため、それだけ大きな責任を持っています。

このようにCG制作は多くの部署の仕事から成り立っていますが、その中でも、私は中間部分であるアニメーションの工程を担っています。具体的には、CGキャラクターにアニメーション(動き、演技)をつける作業、三次元上でカメラワーク(画面上見栄えの良いレイアウト)をつける作業などを行います。

一日の仕事は基本的に制作作業が中心です。定時は20時ですが、締め切りの直前などは20時以降も作業をしています。

<ある1日のスケジュール>
11:00 出社
13:00 昼食
15:00 リードアニメーターチェック(ディレクターチェックまでに複数回チェック)
18:00 ディレクターチェック(3日または週に1度程度)
20:00 退社
 

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

作品によってキャラクターも内容も大きく異なるので、さまざまなジャンルの作品に関われることがこの仕事の面白さだと思います。これまでプライベートで対戦アクションゲームなどをやる機会はあまりなかったのですが、ゲーム中の必殺技シーンなど、キャラクターの演技だけでなくゲーム特有のモーションを作成するのが楽しいですね。アクション・必殺技のシーンを作成する際には、攻撃したときの勢いや気持ち良さが出るように、キャラクターの動き、カットのつなぎや構図などを構成するカット割を工夫しています。例えば、動きのある短く素早いショットを連続して入れた後に長い溜めのような静かなショットを組み合わせるなど、抑揚を付けて技の力強さを表現しています。

また、自分の好きなジャンルの作品だけでなく、馴染みのない作品にも携われる機会が多いという点も楽しみの一つになっています。


Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
クライアント様から作品に対して何を求められているのかを自分なりに解釈してアウトプットするのは大変だと思います。自分が「これだ」と思っているものが作品に合っているとは限らないので、いくつかの方向性を掲げ模索する必要も出てきます。クライアント様の求める作品に合わせるために、人気シリーズであれば過去の作品の動画やキャラ設定を探り、実際にプレイしているプレイヤーの感想を調べることもあります。また、そうした過去作だけではなく、世界観やゲーム性、キャラクターの特徴が似ている他の作品も調べます。

例えば女の子キャラクターのモーションの場合、攻撃した瞬間の気持ち良さを重視するのか、女の子らしいポーズやかっこいいポーズを挟むなどして、キャラクターの性格を重視するのかで同じ戦闘シーンでもアニメーションの付け方が変わってきます。このような細かいポイントを踏まえて試行錯誤し、ディレクターから何度もリテイクをいただいてクライアント様の求める作品に近付けていく必要があるのです。苦手な分野や難しい技術を要することでも、自分で最後までやり遂げなければならないのは、特に苦労する部分だと思います。

大学のオープンキャンパスがきっかけでこの仕事を目指した

Q4. どのようなきっかけ・経緯でCGクリエーター・CGデザイナーの仕事に就きましたか?

大学に入るまでは映画やゲームが特別好きなわけでもなく、絵を描くのが好きという程度のものでした。この仕事に興味を持つきっかけとなったのは、大学のオープンキャンパスでCGの絵本アプリを目にしたときに、「4年間頑張ればこれだけのクオリティーのCG作品が作れるのだ」と知ったことです。当時はCGがどうやって作られているのか見当もつかない状況だったので、知らないことが多い分勉強も楽しめました。そして有名なアメリカの制作会社が制作したフルCG作品を見ていく中で「こんな作品を作りたい」と思い、CG制作会社への就職を目指しました。
 

Q5. 大学では何を学びましたか?

学部が一つのキャンパスに集約されているデザイン系の大学だったので、3DCGを中心に実写映像、グラフィックデザインやデッサンなど分野を問わず幅広く学ぶことができました。ジャンルを絞らなくてはならないという制約もなかったので、CGに生かせそうな講義を中心に、アニメ作品から宗教学を考える講義など、面白そうな講義を受講していました。技術的な部分だけではなく演出やデザインも学び、さまざまな視点から作品について考えられるようになったことがカメラワークやアニメーションをつける作業で役立っています。

 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校生の頃は具体的な夢はなく、絵を描くのが好きだからという軽い理由でデザイン系の学校への進学を視野に入れていました。パソコンも学校の授業で使用する程度で知識も持ち合わせていなかったため、先生からは「大変な業界だよ」と言われあまり賛同してもらえませんでしたね(笑)。その分しっかりと学ばないと職には就けないと覚悟もできたので、大学に入ってからの勉強時間は惜しみませんでした。この進路選択がそのまま今につながっていると思います。

「好き」を突き詰めた作品を作った方が楽しい

Q7. どういう人がCGクリエーター・CGデザイナーの仕事に向いていると思いますか?
 
いろいろなことに興味を持てる人が向いていると思います。仕事では、自分の好きなジャンルや系統のものばかりを作れるわけではありません。まったく自分が知らなかったジャンル、苦手な系統の作品に挑戦しなければならないこともありますし、自分の満足いくものだけでなく、他者からの意見をくみ取りながら制作していく柔軟性が必要になります。そして、ものづくりにはどうしても時間がかかるため、根気強さも大切です。

とはいえ、このような能力は仕事をしながら身に付けていく部分も多いので、一番重要なのはものづくりを楽しめることだと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
とにかく自分の好きなことに時間を使った方がいいと思います。一見直接関係がなさそうなことでも、CG作成に生かせたり必要になったりする場合があります。旅行でもスポーツでもどんなことでもいいので、さまざまな経験をしておくといつか役立つ場面が出てくるはずです。

また、アニメやゲームが好きなら、その作品のどんなところが好きなのかを探り、自分の好きな要素を詰め込んだ作品を作ってみるのもいいと思います。なんとなく作るよりは「好き」を突き詰めた作品を作った方が楽しいです。そして、それを人々にどういう見方で観賞してほしいのかというところまで考えて作ることができれば、その作品が一層魅力的になると思います。


作品に求められているものを表現するため、関連作品やイラストを参考にしてイメージを具現化していくと話す太田さん。華々しいCG映像が出来上がるには、CGデザイナー・CGクリエーターによる地道な研究と作業が不可欠なのだと分かりましたね。この仕事に興味のある方は、まずはCG制作の技術が学べる学校を調べてみてはどうでしょうか。太田さんのようにオープンキャンパスに行くと、雰囲気がつかめるはずですよ。
 
 
【profile】株式会社 Studio GOONEYS 太田杏奈
株式会社 Studio GOONEYS公式ホームページ http://gooneys.co.jp/
公式Facebook https://www.facebook.com/StudioGOONEYS.Inc/

この記事のテーマ
コンピュータ・Web・ゲーム」を解説

デジタル情報をつなぐシステム構築をはじめ、webやゲーム、アニメーション、映画など、メディアやコンテンツを創り出します。コンピュータの設計・開発などを学ぶ情報処理系と、アニメ・ゲームなどの制作を学ぶコンテンツ系があります。また、ビジネスの現場で広く使われているアプリケーションを使いこなすスキルを身につける授業もあります。

「コンピュータ・Web・ゲーム」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「CGクリエーター・CGデザイナー」
はこんな仕事です

CG(コンピュータグラフィックス)とは、コンピュータ上でデザインを起こしたり、画像から専用のソフトウェアで映像をつくり、加工することだ。CGクリエーターはこの業務のすべての流れを担当し、CGデザイナーは実際にその作品をつくり出すのが役割。活躍の場はゲームやアニメーションのほかWebサイトや映画会社、広告などエンタテインメントやメディアなど。クライアントの要望に応じて作品をつくるなかでは、高度な技術を必要とされることも多々ある。

「CGクリエーター・CGデザイナー」について詳しく見る

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