【シゴトを知ろう】福祉施設寮母・寮父 編

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【シゴトを知ろう】福祉施設寮母・寮父 編

2017.11.20

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】福祉施設寮母・寮父 編

皆さんは「グループホーム」という言葉を聞いたことはありますか? グループホームは、病気や障がいなどを抱える人々が介護職員の支援を受けながら共同生活を送る寮(住宅)のことです。今回は、社会福祉法人東京コロニーが運営するグループホームで職員として働く広井法恵さんに、その仕事内容や学生時代に学んだことについて教えていただきました。

この記事をまとめると

  • 障がいを持つ人が暮らす寮で食事や入浴の介助をして、生活の支援を行う
  • 生活の中で長い時間を共に過ごす分、新しい発見が得られることも多い
  • 福祉の道へ進んだのは専門学校で障がい児の保育補助をしたことがきっかけ

奥が深く、魅力ややりがいがたくさんある仕事

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
私は東京都にある障がいを持つ方が暮らす寮で、食事や入浴の介助をして生活の支援を行っています。基本的に利用者さんが仕事や活動に出ている時間帯は、寮の掃除、買い物といった業務をしたり、作業所などの関連機関や利用者さんのご家族との情報共有をしたりしています。

共有する情報には、主に利用者さんの体調や、精神面の状態に関する内容が挙げられます。何か変化があれば必ず報告し、利用者さんの職場である作業所での勤務スケジュールの確認も行います。例えば利用者さんの帰りが遅くなった場合には何時頃まで残業をしていたのか、休んでいた場合はその連絡がちゃんと伝わっているかなどを明確にしていきます。

利用者さんの帰寮後は食事の準備や入浴支援をします。あとは状況に合わせて、見守りや声掛けをしながら利用者さんの相談対応をしていきます。相談は重大な内容というよりは「余暇であんなことをしてみたい」「外出がしたい」「月々のお小遣いを上げるように家族と調整してほしい」といった、ご要望に関するものが多いです。お小遣いに関してはご自身で管理されている方もいますが、私たち職員が管理する場合もあります。

<宿直がある日のタイムスケジュール>
16:00 出勤
夕食作り、帰宅する利用者さんの対応、入浴支援、相談対応
21:00 夜の勤務終了
5:30 朝食準備、利用者さんの送り出し、掃除
9:00 退勤

 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

この仕事は本当に奥が深くて魅力ややりがいがたくさんあります。利用者さんと関わる中でゆっくりと心を開いていただけると、うれしく思いますね。また、仕事をする中での新しい発見も多いです。例えば、先入観で「この利用者さんは気難しいのかな」と思っていても、具合の悪そうな他の利用者さんに声掛けしている場面に出くわして不意に優しさに気付かされることもあるのです。長い時間を共に過ごすからこそ、こうした小さな喜びを毎日感じることができます。
 

Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
例えば利用者さんからのご要望への対応など、自分の考えや判断を形にしていかねばならない場面が多いので、大変さを感じることもあります。内容によっては前例がなく勘頼りになるケースもあるので、迷ったときは必ず相談し、周りの職員やパートさんの意見を伺うようにしています。

専門学校での実習がきっかけで福祉の道へ進んだ

Q4. どのようなきっかけ・経緯で福祉施設寮母の仕事に就きましたか?

学生のときに保育園で障がい児の保育補助をしたことがきっかけです。大きな成長というよりはゆっくりとした成長でしたが子どもたちの変化に気付かされ、一歩進むごとに小さな喜びを感じる毎日でした。そこで福祉の世界に興味を持って保育士の資格を取り、入所施設や障がい児の通園施設で働いていました。経験を積んでさまざまな対応ができるようになってから、今働いている寮の仕事を始めました。
 

Q5. 専門学校では何を学びましたか?

保育の専門学校に通っていましたが、保育に限らず幅広く福祉について学びました。例えば心理学の授業でも、児童心理学や発達心理学だけでなく、大人から老年まで、幅広い世代について学びました。障がい者福祉(障がいを持つ人々に対して自立を支援する社会的サービス)の勉強もたくさんしました。障がいを持つ方の施設にも実習に行き、そこで自分の将来やりたいことが見えたと思います。

 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
初めから福祉の仕事をしたいと思っていたわけではなく、高校生の頃は多くのことに興味がありました。とにかく興味のある分野はアルバイトやボランティア活動を利用して、実際に体験してみるようにしていました。飲食店の店員から事務の仕事まで幅広く経験し、その中で自分の向き不向きを判断して将来について考えていったのです。

保育の補助のアルバイトをしてから人と関わる仕事を将来の進路に考えるようになり、アルバイト先の先輩に進学に関するアドバイスをもらっていました。当時は人と関わる仕事というと看護か保育に関するものが多かったので保育の学校に進学を決めましたが、このときの選択が今の仕事につながっているといえます。

とにかくいろいろなことに挑戦して、自分の引き出しを増やそう

Q7. どういう人が福祉施設寮母・寮父の仕事に向いていると思いますか?
 
自分自身のことをよく理解している人が向いていると思います。自分にも苦手なことや弱いところがある事実を認めると、利用者さんの思いに共感し受け入れることができるはずです。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
とにかく若いうちは福祉の勉強やアルバイトだけでなく、いろいろなことに挑戦してみてください。失敗しても時間がかかってもいいので、自分で自分の進む道を決めてほしいと思います。多くの経験を積み自分の引き出しを増やすことが、利用者さんへの良い支援につながっていきますよ。


障がいを持つ人々が自立した生活を送れるように支援していくには、広井さんのように相手の気持ちに寄り添いながら、ゆっくりと見守っていく姿勢が大切なのですね。この仕事はより長い時間を利用者さんと共に過ごす分、利用者さんご自身はもちろん、そのご家族との関係性を築くのも大切です。皆さんも、まずは日々の生活の中で多くの人と関わり合いながらつながりを深めてみてくださいね。きっとこの仕事にも役立つはずです。 
 

【profile】社会福祉法人東京コロニー 第一氷川台寮 職員 広井法恵
社会福祉法人東京コロニー公式ホームページ
http://www.tocolo.or.jp/

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「福祉施設寮母・寮父」
はこんな仕事です

高齢者や障がい者を対象とした福祉施設に介護職員として勤務し、入所者および通所者がよりよい生活を送れるように食事や排泄、入浴などの基本的行動を手助けする仕事。ケアワーカー、ケアスタッフ、介助員とも呼ばれる。資格保有の法的義務はないが、質の高い介護業務の実践には「介護福祉士」の国家資格の保有もしくは介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の修了が望ましい。福祉の最前線に立ち、直接的な対人援助を行うことで、人から感謝されたり心の絆を築いたりする喜びを日常的に感じることができる。

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