【シゴトを知ろう】Webコンテンツプランナー ~番外編~
メイン
テーマ

スマホアプリとして有名な「モンスターストライク(以下・モンスト)」。皆さんの中にも、やったことがある人は多いかもしれませんね。ゲームだけでなくアニメや映画などさまざまな形で展開されている作品ですが、それらの情報をWebサイトやSNSで分かりやすく伝えていくのが、株式会社ミクシィで働くWebコンテンツプランナー・横山航さんの仕事です。その仕事の裏側や思い出に残る経験について伺いました。
この記事をまとめると
- 正確な情報を伝えることを前提に、ユーザーの驚きを引き出す企画を提案
- さまざまなWebサービスを見てトレンドをウォッチしている
- 頻繁にSNSや動画コメントでユーザーの反応を確認している
どんな業務でも「ユーザーサプライズファースト」を大切に
――現在ご担当されているWebコンテンツの、こだわりのポイントがあれば教えてください。
どんな業務をする上でも、ユーザーサプライズファーストを考えるようにしています。これは、モンストを提供するXFLAG スタジオが大切にしている考えで、「ユーザーの皆さまがまだ見たことのない驚きを届ける」という意味があります。
ユーザーコミュニケーションの担当として正確な情報を伝えることは大前提とし、まずはどうすればユーザーの皆さまが驚いてくれるか各部署の人と相談しながら、こちらから新しい企画を提案するように意識しています。
――Webでの流行の移り変わりは激しいと思いますが、最新の情報を取り入れるために工夫していることや参考にしているものがあれば教えてください。
WebメディアやSNSなど、さまざまなWebサービスを見てトレンドをウォッチしています。また、IT業界は割と狭い業界でもあるので、定期的に社外の人とコミュニケーションをとり、他社の人がどういう仕事をしているか聞く機会を作っています。新しい発見があり、勉強になりますね。
いつでもSNSをチェック! ユーザーの反応をリアルタイムで確認
――このお仕事ならではの「休日あるある」があれば教えてください。
モンストは365日24時間、常にユーザーの皆さまに遊んでいただいているサービスです。TwitterなどのSNSで、モンストがどう思われているのか、どういう楽しみ方をされているのかを頻繁にチェックしています。また、モンストのアニメをYouTubeで配信しているので、配信直後はYouTubeのコメント欄に張り付いて、どういった感想がきているのかも一つひとつ確認してしまいます。
企画がユーザーに届いた瞬間に立ち会い、大きな達成感を得る
――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。
さまざまな人が協力しあった企画が、ユーザーの皆さまのもとへ届いた瞬間が一番達成感を感じます。
モンストのアニメが劇場公開されたとき、最も早い上映時間に映画館に行って、一般のユーザーの皆さまに混じって映画を見ていました。映画の上映だけでなく映画館に足を運ぶだけで楽しめるコンテンツも用意されていたので、普段モンストを楽しんでくれているユーザーの皆さまがどういう反応をするのか、直接知ることができる機会になりました。今でも、映画館で見たユーザーの皆さんの顔や反応を時折思い浮かべながら、より良い価値と驚きを提供するために仕事をしています。
またモンストのようにゲームだけではなく、アニメやリアルなイベントに発展させるなど、今はより多くの形で楽しみを届けることができる時代です。例えば、ゲームでは描ききれないキャラクターの魅力をアニメで表現して、「このキャラクターがもっと好きになった!」といったコメントをいただく瞬間がとてもうれしいです。そのため、モンストのさまざまな情報をユーザーに伝えるWebコンテンツプランナーとして、これからもたくさんの人々に楽しんでいただけるエンターテインメントを作っていきたいと思います。
ゲーム作りと聞くと、そのゲームの製作者やデザイナーに目を向けがちかもしれません。しかし、ゲームを楽しむには日々更新される情報や新しい機能についてユーザーに分かりやすく伝えてくれる、横山さんをはじめとするWebコンテンツプランナーの方々の働きが不可欠です。この仕事に興味を持った方はぜひ、Web上の企画や情報発信のされ方にはどのようなものがあるのか、調べてみてくださいね。
【profile】株式会社ミクシィ XFLAG スタジオ モンスト事業本部 ユーザーコミュニケーションチーム 横山航
モンスターストライク(モンスト)公式サイト
https://www.monster-strike.com/
この記事のテーマ
「コンピュータ・Web・ゲーム」を解説
デジタル情報をつなぐシステム構築をはじめ、webやゲーム、アニメーション、映画など、メディアやコンテンツを創り出します。コンピュータの設計・開発などを学ぶ情報処理系と、アニメ・ゲームなどの制作を学ぶコンテンツ系があります。また、ビジネスの現場で広く使われているアプリケーションを使いこなすスキルを身につける授業もあります。
この記事で取り上げた
「Webコンテンツプランナー」
はこんな仕事です
たくさんの人に見てもらえるWebサイトを目指し、コンテンツを考える仕事。クライアントの要望を把握した上で、流行やエンドユーザーのニーズ、見やすさ、使いやすさを加味したコンテンツを考案。方向性が決定したら制作スタッフに指示を出し、形にしていく。Webデザイナーが兼任するケースも多く、経験を積んだ後フリーランスで活躍する人もいる。Webデザインの知識のほかに、発想力や柔軟な思考力が必要とされる。また、マーケティングや世の中の動向にも敏感でなければならない。
-
PICK UP! 「Webコンテンツプランナー」について学べる学校
-
コンピュータ・Web・ゲームについて学べる学校

