【シゴトを知ろう】ガイドヘルパー ~番外編~

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】ガイドヘルパー ~番外編~

2017.11.14

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ガイドヘルパー ~番外編~

「【シゴトを知ろう】ガイドヘルパー 編」では、NPO法人風雷社中の田中康介さんにガイドヘルパーの仕事内容について詳しく教えていただきました。

番外編では仕事の裏側や、田中さんがガイドヘルパーの普及率向上のために行っている活動について伺いました。

この記事をまとめると

  • 安全を確保しつつ行動を抑制するばかりでなく、楽しみも提供する
  • この仕事をして動きや言動から人の情報を感じ取れるようになった
  • 人口過疎地ではガイドヘルパーの普及が遅れている場合がある

安全を気にしつつも、抑制するばかりではなく楽しむことが大切

――利用者さんが安心して外出できるようにするため、心掛けていることがあれば教えてください。

ガイドの動きが安全であるのが基本ですが、「危ないから」といって何でも抑制するのではなく、利用者さんに楽しみを提供するようにしています。特別な対策をするというよりは、例えば車道側を支援者、歩道側を利用者が歩くなど、何気ないところでの配慮を一つひとつ確実に行っていくことで致命的な事故や怪我を防止できると考えています。安全を重視するあまり「あれもダメ、これもダメ」と制限ばかりするのも良くありません。安全と楽しむこと、この2つのバランスが大切なのです。


――ガイドヘルパーをしたことで、ご自身のプライベートでの街の見え方に変化はありましたか?

普段コミュニケーションがあまり得意でない方と接す機会が多いからか、人を見たりお話したりするときに、その方の状況や心理状態、何が苦手で、何が得意か……などの情報をちょっとした動きや言動から感じ取れるようになったと思います。ちょっとしたエスパーになったような感覚ですね(笑)。

「ガイドヘルパーから始めよう」キャンペーンで認知度向上を目指す

――自治体によってガイドヘルパーの普及率に差があると聞きました。田中さんの働いている地区はどのような状態か教えてください。

私の働いている大田区はガイドヘルパーのサービスを利用される方が多く、比較的ガイド制度は充実していると感じています。大田区のように人口が多く、公共交通機関が充実している自治体だとサービス量が多い傾向にあります。ですが、人口過疎地ではそもそもガイド制度が立ち上がっていない自治体も多く、たとえ少数の方であってもニーズに応えられていない状況が今でも続いており課題は山積みです。

私たちはこの状況の改善のために、2014年から近隣地域でガイドヘルプ(移動支援事業)を行っている他事業所と連携を取り、「ガイドヘルパーから始めよう」というキャンペーンを行っています。まずはガイドヘルパーという仕事について知ってもらい、自分たちの事業所のヘルパーを増やすだけでなく他の事業所、地域のガイドヘルプも充実させていくことを目的としています。

代々木公園で行われる大規模なイベントや地域のイベントにブースを出展して「ガイドヘルプの風景」写真展をしたり、ガイドヘルパーを題材にした漫画を描いてもらい、ネットに公開したりしています。ちなみに写真展の写真を撮影されたのも、漫画を描いてくださったのもそれぞれガイドヘルパーの仕事をされている方々なんです。

また、風雷社中単独の活動には、ガイドヘルパー研修の実施があります。地域の皆様の空いている時間にガイドヘルプの一端を担っていただくため、受講料は低価格に設定しています。

利用者さんの気持ちに寄り添い、登校支援を続けた経験

――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

メンタルヘルスの不調を抱える利用者さんの登校支援に3年間関わった経験が印象に残っています。その方は登校拒否をされていましたが、ご本人のメンタルと付き合いながら少しずつ力を引き出すことを根気よく続け、無事卒業できました。

気を付けていたのは、負荷や恐怖を植え付けて無理に登校させたり、ご本人の行動を否定する言葉を投げかけたりしないということです。自分から「学校に行こう」と思えなければ、それは強要になってしまいます。私なりに当時のベストを尽くし支援することができたと思っています。今その方は一人で作業所に通われています。ご本人の気持ちに寄り添うことの大切さを実感した経験です。


皆さんも登下校中に「あのお店に寄りたいな」「今日は違う道から帰ろうかな」と考えることがあると思います。ただ送迎を行うだけでなく、そういった利用者さんの思いに寄り添い楽しみも提供していくのがガイドヘルパーの仕事です。しかし田中さんがお話していたように、まだ支援が受けられず自由に外出を楽しめない人も存在します。自分も支援に携わり協力したいという方は、ぜひ地域で行われている研修についても調べてみてくださいね。


【profile】NPO法人 風雷社中 ガイドヘルパー 田中康介
「ガイドヘルパーから始めよう」公式ホームページ
https://dokoikou.jimdo.com/

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「外出介護員(ガイドヘルパー)」
はこんな仕事です

都道府県知事の研修を修了した外出介護員は、移動介護従業者、ガイドヘルパーとも呼ばれる。資格は、担当できる対象者別に3つに分かれ、「全身性障がい者」「視覚障がい者」「知的障がい者」のいずれかの外出補助活動をサポートする仕事となる。受講資格は各地域の行政によって異なるが、「介護福祉士」や「訪問介護員」の資格が条件になっている場合もある。自宅など、一定箇所に閉じこもりがちな障がい者の移動を助け、メニュー代読、食事・喫茶の摂食介助、排尿・排便介助、上着の更衣介助などを行う職業だ。

「外出介護員(ガイドヘルパー)」について詳しく見る