【シゴトを知ろう】介護保険事務 編

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【シゴトを知ろう】介護保険事務 編

2017.11.09

提供:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】介護保険事務 編

お年寄りの暮らしを支えるための介護サービスは、本格的な高齢化社会を迎える日本に欠かせないものです。提供されたサービスの内容や時間に基づき料金が発生する仕組みですが、この費用を国や市区町村、そして利用者の家族に請求するのが「介護保険事務」の仕事です。今回は福島県にある介護老人保健施設「仮設楢葉ときわ苑」で事務員を務める箱崎尚美さんに仕事の内容についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • レセプト(請求)が介護保険事務の重要な仕事
  • 介護施設の事務員は、施設全体の動向を常に把握しておくことが求められる
  • 異業種に転職しても、昔の経験やスキルが重宝されることもある

事務職として、常に施設全体を把握していなければならない

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

私は介護老人保健施設(以下、老健)で事務員をしています。いわゆる一般の会社の事務と同じで、経理や書類作成、電話の取り次ぎ、窓口にいらっしゃった利用者さまの家族への応対などを行います。

老健に入所された方たちが毎月払う費用について、身体介助やリハビリなどにかかる費用は介護保険の適用範囲内となり、利用者さまは全額のうち1~2割を負担します。食費や光熱費など居住に関する費用については全額利用者さまの負担となります。

介護サービスで発生した費用に関しては、利用者さまへ請求すると同時に、残りを各都道府県にある「国民健康保険団体連合会」という機関へ請求します。どのようなサービスを月に何回提供したか、1回の利用時間はどのくらいだったのかといった要綱をまとめて請求書を送るレセプト業務は、介護保険事務員の仕事の大きな役割の一つです。

朝は8時半から仕事を開始し、先ほどお話したような書類作成や電話の取り次ぎなどを状況に応じて進めていき、17時半には退勤しています。


Q2. 介護保険事務の楽しさ・やりがいは何ですか?

受付には利用者さまやその家族がお見えになるのでいろいろなお話をします。こちらの応対に対して感謝されることもあるので、そんなときにやりがいや楽しさを感じます。

中には窓口で私たちとの会話を楽しみにされている家族の方もいらっしゃり、「話を聞いてくれてありがとう。気持ちが楽になりました」と感謝されたことがありました。身内に介護が必要な高齢者の方がいてストレスを溜めている方もいるようです。私たちがいることで少しでも家族の方の気持ちが晴れるのであれば、誰かの役に立てているんだと実感できてうれしくなります。


Q3. 介護保険事務で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

介護保険事務員は、いつも施設全体の動きを把握していなくてはなりません。そのため緊張感が常にあります。また「何でも屋」のイメージが強いのか、同じ施設で働く人、施設に訪れる人からいろいろなお願いごとをされるケースも多いです。施設のイベントがある日は、利用者さまの誘導や見守りといった介護職に近い仕事を任されることもあります。

事務職一筋だったキャリアに突如訪れた転機

Q4. どのようなきっかけ・経緯で介護保険事務の仕事に就きましたか?

現在の介護事務に就く前は、同じ事務職ではありましたが銀行で働いていました。日々の業務に追われあっという間に一日が終わってしまう毎日で、もう少し人の温かさに触れる仕事がしたいと常に思っていました。そんなとき、知人から「介護事務をやらないか」と誘われたのです。未知の業界に踏み込むのは不安でしたが、介護保険の知識は通信講座でなんとか身に付けました。今になってみれば思い切って決断して良かったなと思っています。


Q5. 短期大学では何を学びましたか?

短大生のときは、将来自分が介護の世界に進むとは思ってもいなかったので、勉学を通じて介護事務の役に立っているようなことは特にありません。ただ、スーパーのレジ係や雑貨店の店員などのアルバイトをやっていました。これらは全て人と接する仕事になりますが、その中で学んだことが、介護施設にいるさまざまな職種のスタッフたちとコミュニケーションを図る上で大きく役に立っているように思います。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、介護保険事務の仕事につながっていると感じることはありますか?

何となくあれをやってみたい、これになりたいといった夢はありましたが、具体的に志していたものはありませんでしたね。ただ、当時を振り返ってみると、自分は人を笑わせることが大好きなとても明るい性格だったように思います。今の仕事では利用者さまのご家族やスタッフたちと他愛のない話をすることもあり、自分らしく楽しく働けている実感があります。持ち前の明るさが、今の職場でも役立っているのかもしれません。

デスクワークだけに収まらない、多業種連携が魅力の仕事

Q7. どういう人が介護保険事務に向いていると思いますか?

介護保険事務員は、一般の事務と比べて人と接する機会の多い仕事です。ですので、人と接することが好きな人、お年寄りを大切にしたいと思っている人、人と人とのつながりを大切に思える人が向いていると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

私が今の職場に就職して思ったことは、介護施設の事務員は現場に立つ介護士や看護師、リハビリを行う理学療法士など職種の垣根を超えて利用者さまを支えることができる仕事だということです。事務的な能力を磨くことも大事ですが、介護の現場に目を向けることで視野を広げることができるようになります。


レセプト業務に代表される、サービスの記録や管理をきちんと把握し速やかに処理することが介護事務員のスキルとして求められます。しかし、介護の現場とは常に隣り合わせであることから、職場内そして利用者や家族とのコミュニケーション力も同時に求められるのです。事務職ばかりではなく多業種と連携しながら何かを成し遂げたいと考えている人は、介護保険事務を将来の選択肢に加えてみるのもよさそうですね。


【profile】医療法人社団ときわ会 介護老人保健施設 仮設楢葉ときわ苑
事務部部署長 箱崎尚美
http://www.tokiwa.or.jp/index.php
http://www.tokiwa.or.jp/system/blog_naraha.php?cd=new

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

現場で福祉を担う介護福祉士などのスペシャリストや、福祉サービスの企画・提案ができる人材を育成します。通常の生活を営むことが困難な人の生活を助けるための専門知識、技術を身につけ、職種により就業に必要な資格取得を目指します。高齢化が進む中、精神的なケアや寝たきりを防ぐための運動指導など、必要な専門知識や技術も幅広くなっています。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「介護保険事務」
はこんな仕事です

介護保険事務では、介護保険全般、介護報酬請求(レセプト作成)、その他の事務作業をこなしていく。公的介護保険の適用対象となる介護サービス内容は、厚生労働省が詳細を定めており、報酬額などの管理が必要になってくる。また、民間の介護保険の保障事項には、介護一時金や介護年金などがあり、その請求の際にも専門知識と事務手続きが求められる。介護保険事務の仕事は、この分野に特化した専門技能を発揮するデスクワークが中心。保険給付手続きを円滑に進め、保健医療の向上、福祉の増進を促す担い手の一人ともいえる。

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