【シゴトを知ろう】ライフスタイルプランナー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】ライフスタイルプランナー ~番外編~

2017.11.08

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ライフスタイルプランナー ~番外編~

海外の住環境の知識をもとに豊かで快適な暮らしを提案していく仕事、ライフスタイルプランナー。「【シゴトを知ろう】ライフスタイルプランナー 編」では、そのお仕事内容についてスウェーデンハウス株式会社で働く松下翔さんに教えていただきました。

番外編では、松下さんが得意とする住環境の分野や参考にしている国など、より詳しいお仕事の裏側についてお話していただきます。

この記事をまとめると

  • ユニバーサルデザインの知識が住環境を提案するときのヒントになっている
  • 福祉国家が多い北欧の住思想や住宅デザインを参考にしている
  • 一人ひとりのお客さまのニーズをしっかりと掴むことが大切

大学で学んだ知識と通ずる北欧の住思想を参考にしている

――この仕事には幅広い知識が必要だと聞きました。その中でも特にこだわっている得意分野があれば教えてください。

「【シゴトを知ろう】ライフスタイルプランナー 編」でも触れましたが、建築の中の意匠系ですね。意匠系はデザインを重視する建築ジャンルで、私はその中でも主にユニバーサルデザインや都市計画デザインなど、誰にとっても使いやすいデザインについて大学で勉強していました。バリアフリーを専門にしている講師と共にいろいろな場所に足を運び、障がいのある人や高齢の方・子どもでも使いやすい建物とはどういうものか、実際に見て学んでいきました。障がいのある方に商業施設を使用した感想のアンケートをとったり、車椅子体験をしたりするなど、自分とは異なる境遇の人々の立場になって建物を見る機会が多かったです。この知識は、いただいたご要望に適した住環境を提案していく上で非常に役立っていますね。お客さまの年代や家族構成に合わせて住まいを考えていく際のヒントになります。


――海外の住宅を扱う上で、参考にしている国はありますか?

スウェーデンの輸入住宅メーカーに勤めていますので、北欧の住思想や住宅デザインを参考にしています。北欧は福祉国家(国民に生存権を保障し,平等に福祉を分配する国家)が多く、住宅にも「誰もが平等に住みやすい環境にする」という思想が表れています。自分が学んでいたユニバーサルデザインとも通じるので、実際に取り入れていきやすいと感じます。また、北欧の住宅デザインはシンプルでありながら、木目やタイルも使われており特徴的なものが多いです。色合いは白を基調にしたものもありますが、以前お客さまから「クリスマスカラーの外壁にして奇抜な家にしたい!」というご要望を受けたこともあります(笑)。

今後機会があれば見てみたいと思うのは、バルセロナにあるサグラダ・ファミリアの建築です。住宅に生かすのはなかなか難しいかもしれませんが、大きい建築や彫刻を見るのは楽しいですね。

一人ひとりの価値観が異なることを念頭に置きヒヤリングしていく

――お客さまの納得いく提案をするために、日頃から心掛けていることがあれば教えてください。

一番は「それぞれのお客さまのニーズをしっかりと掴む」ということです。一見同じような住宅をご希望されているようでも、一人ひとりそこで暮らしていく上での価値観は異なるということを念頭に置いてヒヤリングしています。あとはお客さまのご自宅で打ち合わせするときに、今の暮らし方を見て具体的な提案をしていくようにしています。例えば「今の浴室の広さはこのくらいだけど、ご希望通りに作るとこの部分がもう少し広くなりますよ」「足を伸ばせる浴槽がいいなら、向きをこちらにしてはどうでしょうか」など、言葉だけでは伝わりづらい点を分かりやすく提案しています。

また、ハキハキと大きな声でお話するように気を付けています。私は元の声があまり大きくないので、特に意識しているポイントです。お客さまの年代に合わせて雰囲気を変えるのも大切で、ご年配の方にはより丁寧に、若い方には少しフランクに、など対応を工夫しています。

長い打ち合わせを経て完成した、思い入れのある住宅

――最後に、お仕事の中で、一番の思い出や達成感を感じたエピソードについて教えてください。

事情があり、住宅の着工が1年ほど後ろ倒しになり打ち合わせ期間が長引いた物件がありました。通常であれば打ち合わせ期間は3〜4カ月なので、それより半年以上延びたことになります。打ち合わせが長期に渡るとその間にお客さまのご要望が変わったり、新しい意見が出てきたりします。もちろんその都度柔軟に対応していきますが、「ここを変えるとかえって使いづらくなってしまう」「玄関を広げるとその横のトイレのスペースが確保できなくなる」など、変更しない方がいい点はしっかりお伝えしていく必要があります。

当時もあれこれ手を尽くして作り直しましたが、長い日数をかけた分思い入れもとても強くなり、無事住宅が出来上がってお客さまからお礼をいただいた瞬間は喜びもひとしおでした。手間をかければかけるほど、最後には達成感として自分に返ってくる良い仕事だと改めて感じた経験です。


松下さんが大学で学んでいたユニバーサルデザインと、今取り扱っている北欧住宅に共通点があるとは驚きですね。ライフスタイルプランナーの仕事には住環境の幅広い知識が必要ですが、この仕事に興味のある人は他の国の住宅にはどのような特徴があるか調べてみると役立つのではないでしょうか。住まいに対する新しい価値観が学べるはずですよ。
 

【profile】スウェーデンハウス株式会社関西支店 松下翔
【取材協力】株式会社町田ICクラブ 田邊正子

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ライフスタイルプランナー」
はこんな仕事です

ライフスタイルプランナーとは、一般社団法人 輸入住宅産業協議会の資格制度であり、住居環境を整えることで、快適で豊かな生活を提案するスペシャリスト。主に海外のライフスタイルを取り入れたインテリアやガーデニングなどについて助言を行い、購入者の理想に近づける住まいづくりを手助けしていく。「ライフスタイルプランナー」資格試験では、インテリアに関する知識のほか、世界各国の生活様式、各国の法律・規則、輸入住宅、コンサルティングの基礎知識が問われる。

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