【シゴトを知ろう】看護助手 編

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【シゴトを知ろう】看護助手 編

2017.11.02

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】看護助手 編

看護師の補助や患者さんの介助を行う仕事である看護助手。医療行為はできませんが、患者さんと過ごす時間は看護師以上に長く、変化にいち早く気づいて対応できる存在でもあります。

今回は大阪府にある共和病院で看護助手として働く寺田恭平さんに、その仕事内容ややりがいについて詳しく教えていただきました。

この記事をまとめると

  • 主な業務は看護師の補助や患者さんの身の回りのお世話をすること
  • この仕事は医療行為ができない分、患者さんへの接し方が重視される
  • 入社前に病院でやった職業体験がこの仕事を目指す決め手となった

患者さんと接することが何よりも楽しい

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

私は大阪府にある共和病院で、看護師の補助や患者さんの身の回りのお世話をしています。具体的な業務には、患者さんのおむつ交換や入浴介助、食事介助、物品の補充やベットメイクなどがあります。また、私が所属しているのは患者さんのリハビリを行う病棟なので、車椅子を使ってリハビリ室への送迎も行います。

一日の業務は大体決まったスケジュールで進めていきますが、隙間の時間はそのときの状況に合わせた患者さんのケアに当てています。例えば爪が伸びている患者さんがいたら爪切りを行うなど、気付いたことがあればすぐに対応していくように心掛けています。

<一日のスケジュール>
8:45 出勤
9:00 おむつ交換
10:00 シャンプー、入浴介助
11:00 食事準備
12:00 配膳、食事介助
12:30 休憩
13:30 おむつ交換
14:00 リハビリ介助
15:00 状況に合わせた患者さんケア
16:00 おむつ交換、物品補充
17:15 退勤
 
 
Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

最初は歩けない状態だった患者さんがリハビリを重ねて少しずつ自分で歩けるようになる様子を見ると、快方に向かっていることが実感できてうれしいです。そして退院の際に「みんなのおかげだよ」と声を掛けていただくとやりがいにつながります。患者さんと接することが何より楽しいので、どんな業務をしていてもこの仕事を嫌だと思ったことは一度もありません。自分がしっかり仕事に励むことで感謝していただける機会も多く、日々もっと頑張ろうと思えます。

 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
女性の患者さんの中には男性の介助を拒否される方もいらっしゃいますが、それは私にはどうしようもできないので少し歯がゆい思いをすることもあります。しかし、患者さんの不安が軽減されることが第一なので、こればかりは仕方ないですね。

あとは、車椅子を運んだり患者さんの上体を起こしたりすることがあるので体の負担はありますね。私も初めは腰を痛めていたのですが、コツをつかむと徐々にカバーできるようになりました。重い物を運ぶときはどうしても腕力に頼りがちですが、腰を落として体勢を整えることで、無駄な力を使わなくても介助できるようになるのです。自分に負担のかからない方法でやると、結果的に患者さんにとっても介助を受ける際の負担が軽くなりますし、安全性も高まります。

男性看護師への憧れがこの仕事に就いたきっかけ

Q4. どのようなきっかけ・経緯で看護助手の仕事に就きましたか?
 
家族も私も病院の診察を受ける機会が多かったのですが、病院で接した男性の看護師の姿に憧れを抱いたのがきっかけです。看護師というと女性が多いイメージを持っていたのですが、男性の看護師に親身に対応してもらう中で自分もこんな風になりたいと思うようになりました。そして「まずは病院で働こう」と思っていたときに看護助手の求人が目に入り、この仕事の存在を知りました。その後今働く病院で職場体験をさせてもらい、看護助手になることを決心したのです。


Q5. この仕事をするにあたって何を学びましたか?

入職後、先輩の指導を受けながら少しずつ介助について学んでいきました。車椅子の移動方法やおむつの当て方など、机の上で学ぶというよりは実際に体を動かして覚えていくような感じでした。今でも月1回必ず院内の研修があり、月ごとに異なるテーマについて学んでいきます。あと私はリハビリ病棟にいるので、患者さんごとに適した対応をしていくために医師や看護師に間違いがないか確認し、いただいた意見を生かすようにしています。

看護助手は医療行為を行うことができないので、医学の知識というよりは、患者さんにどのような対応をしていくかという接遇や介助に関する部分を学ぶのが重要だと思います。特別な資格も必要ありませんが、より専門的に学んでいきたい場合は看護学校に通うという方法もあります。

 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
私は工業高校に通っていたので、旋盤を使った作業や設計図の製作、配線など、基本的には工場で働くために必要な技術を学んでいました。しかしそれが自分に合っているとは思えず、将来何の仕事に就こうか悩んでいたのです。その中で、もともと関心を持っていた看護師の仕事をやってみたいという思いが強くなり、具体的に働くにはどうすればいいのかを考えるようになりました。

今はまだ看護師ではなく看護助手ですが、病院で働く夢は叶っているので、当時の夢はそのまま今につながっています。

まずは将来の夢や頑張っていきたいことを明確にしよう

Q7. どういう人が看護助手の仕事に向いていると思いますか?
 
人に対して優しくできる人が向いていると思います。あとは、小さいことで感情的にならずに受け流すことができる、大らかな人も向いていますね。人と関わる仕事である分、お互いに衝突したり理解し合えなかったりするときもあります。それをいちいち気にして顔に戸惑いが表れたりすると患者さんが不安に思う原因になってしまうので、平常心を保ちドンと構える姿勢も大切です。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
この仕事は、まずは興味があればやってみることが大事だと思います。裏を返せば、やってみないと分からない部分が多いということ。私も入社前に職場体験をさせてもらってから看護助手になることを決めました。現場に触れてやってみようと思えたら、きっと働いているうちに自然とこの仕事の楽しさが分かってくると思います。

また、看護助手を目指す人に限らず、高校生の皆さんには具体的な夢や頑張りたいことを決めておいてほしいですね。何も考えずにとりあえず進学するのではなく、「〇〇になりたいから、そのための勉強ができる学校に行こう」と目的を持って将来を考えると、スムーズに成長していくことができると思います。
 
 
子どもの頃から病院に行く機会が多かったことがきっかけで、看護助手になった寺田さん。普段皆さんが何気なく訪れている場所が、思わぬ形で将来の仕事につながるかもしれません。日々の生活の中で少しでも気になると思った仕事や学校があれば、まずは見学やオープンキャンパスに行ってみるといいのではないでしょうか。きっと将来を決める大きなヒントになるはずですよ。
 
 
【profile】医療法人同友会 共和病院 看護助手 寺田恭平
共和病院 http://kyowa-hp.net/

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「看護助手」
はこんな仕事です

病院などの医療機関で、医療行為に該当しない補助的な業務を行う仕事。資格を必要とせず、仕事は看護師長などからの指示を受けて行う。具体的には、メッセンジャーと呼ばれる病棟間の書類受け渡し、カルテなどの書類整理、入院患者の身の回りの世話、ベッドメイキングなど環境を整える業務などを担当する。配属先はさまざまで、外来、入院病棟、訪問看護ステーションなどで、有資格者である看護師の補助にあたる。入院病棟では食事や排せつの介助など、患者に直接関わる仕事も行う。

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