【シゴトを知ろう】動物プロダクション職員 編

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【シゴトを知ろう】動物プロダクション職員 編

2017.12.14

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】動物プロダクション職員 編

見ているだけで癒やされる動物たちはテレビCMや映画などでも人気の存在。そんな動物たちを手配し、撮影に立ち会うのが動物プロダクションの仕事です。楽しく刺激的な仕事に見えますが、生きものを扱う仕事特有の厳しさもあるようです。数ある動物プロダクションの中でもブタの手配を得意とする「ぶ~プロ」代表の馬場光弘さんに詳しく伺いました。

この記事をまとめると

  • TV・雑誌・映画・広告などに出演する動物を提案・手配する仕事
  • 小さな組織ほど変化に対応していく力が求められる
  • 周りの大人の言うことに流されるのではなく自分で考えることが大切

移動動物園が反響を呼び、動物プロダクションの事業へと展開

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

メディアに出演する動物を手配する動物プロダクションの運営と、全国の幼稚園やショッピングモールなどを回る「移動動物園」の事業を運営しています。もともと移動動物園の仕事で起業したのですが、フジテレビの『めちゃ×2イケてるッ!』という番組で弊社が手配した「幸子」というブタが人気を呼び、それがきっかけで動物の手配依頼が増えていきました。

そんな経緯もあって動物プロダクション部門は「ぶ~プロ」という名前で運営していますが、ブタ以外にもイヌ・ネコ・ラクダ・馬・アルパカなどさまざまな動物を扱っています。メディアの種類もテレビ番組・CM・映画・雑誌・WebCM・CDジャケットなど幅広いです。動物の種類は指定されることもありますが、映画なら内容や時代設定などを伺って相応しい動物を提案することもあります。

一日のスケジュールは、移動動物園を行う日は10時~18時頃、メディアの撮影に立ち会う日は変則的です。動物の世話を担当するスタッフは住み込みで働いており、朝早く起きて世話をしています。生きものが相手なので、みんな動物優先の生活を楽しんでおり、出産や万が一の病気の場合はつきっきりでの対応となります。


Q2. どんなときに仕事の楽しさ・やりがいを感じますか?

うちの動物が出演した映画が上映され、街中にポスターが貼り出されたり、実際に映画館へ見に行ってタイトルが流れたときはすごくドキドキしますね。動物たちの出演シーンでお客さんが笑ってくださったり泣いてくださったり、反応がじわじわ伝わってきたときは感動します。撮影中は仕事の全体像が見えなくて困難なこともあるのですが、出来上がったものを見るとその苦労も報われます。どの仕事にもやりがいはありますが映画は後世に残るものですし、10年後に同じ作品を観たときに違う感想を抱けるという魅力もあるので、特にやりがいは大きいです。

移動動物園の仕事はまた違う感動があります。幼稚園では帰り際に子どもたちが集まってきて「また来てねー!」と手を振ってくれたり、別れが悲しくて泣いてしまう子もいたりするのですが、心が丸くなりますね。これこそがやりがいだなと感じる瞬間です。

ショッピングモールのイベントにも感動があります。先日は羊の出産にお客様にも立ち会っていただくという機会がありました。出産の生々しい光景をみなさまと共有することには賛否がありましたが、偶然居合わせたお客様は固唾をのんで見守ってくださいました。後日「感動して次の日も会いに行きました」というお手紙をいただいたり、SNSで反響が広まっているのを見たときは、やって良かったなと思いましたね。


Q3. 仕事の大変さを感じるのはどんなところですか?

映画やテレビ番組の撮影は、数カ月前から準備を始めないといけないこともあります。その間、動物たちを馴らしたり調教したりと苦労することはあります。例えば動物の赤ちゃんを育てる番組の企画があった際、芸能人の方が24時間面倒を見るのは現実的には無理なので、裏で私たちが3時間おきにミルクをあげたり世話をしないといけません。

また、撮影の仕事と幼稚園の仕事ではやることも考えることも全く違うので、その切り替えも難しいですね。たまにテレビの撮影現場に幼稚園の子どもたち向けのノリで行ってしまうこともあります(笑)。

自営業だった祖父や父に影響を受けた

Q4. どのようなきっかけでこのお仕事に就きましたか?

大学に進学したかったのですが経済的な事情で叶わず、それなら自分で稼ごうと思って20歳のときに起業しました。父も祖父も自営業でしたので自然な流れでした。

塾を経営していた父は動物好きでもあり、家で馬やポニーを飼っていました。あるとき大勢の人が参加するパーティーに呼ばれて父と動物を連れて行ったことがあり、すごく喜んでもらえたことがありました。そのときに「人って動物にこんなにも反応するものなんだな」と思ったことを強烈に覚えています。そうした経験もあって幼稚園の移動動物園の仕事で起業することを思いつきました。最初は近所の幼稚園を回ったのですが、子どもたちの喜ぶ顔を目の当たりにしてすぐにやりがいを感じられました。それから企業イベントやメディア撮影の仕事の依頼も増えていき、仕事の幅が広がっていきました。

たまたま父の影響で動物の仕事を始めましたが、実家が八百屋だったら野菜ソムリエになっていたかもしれませんし、仕事選びって目の前のチャンスをどう捉えるかが大事なのかなと思います。


Q5. この仕事に就く前にどのようなことを学びましたか?

起業準備のようなことはしていませんが、自営業だった祖父や父の姿を見ていたことや、それまでのさまざまなアルバイト経験が生きていると思います。高校生の頃はハンバーガーショップでアルバイトをしていたのですが、「次はこうしてみよう」と工夫することが好きで、努力次第でどんどん昇格していけるのが楽しかったですね。また、音楽が好きでDJとしてクラブイベントの企画や有名人の手配なども行っていたのですが、その経験も今の仕事に生きています。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢や経験したことが、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

先ほどのアルバイト経験もそうですが自分で何かをやるのが当時から好きで、学校では軽音楽部に所属して、文化祭でのライブやイベントを主宰していました。もともとアルバイトを始めたのは、音楽の機材を買うのにお金が必要だったからでした。僕はシンセサイザーやキーボードの担当で、何十万円もする機材をアルバイトで稼いだお金をはたいて買っていたのですが、裕福な家の友達が誕生日にポンと買ってもらっているのを見たときは、ライブでは絶対負けないね!とナニクソの精神でしたね。でも今思えば、そうした経験もモチベーションにつながったのだろうなと思います。

自分にとって人生の成功が何なのか、よく考えよう

Q7. どういう人が動物プロダクション職員に向いていると思いますか?

さまざまな仕事の依頼がありますので、お客様と一緒に考えて行動できる人に向いていると思います。あとは環境の変化に強い人ですね。今は変化が多い時代ですし、動物プロダクションは当社のように小さな組織であることが多いので、常に変化に対応して成長することが求められます。

また、どこのプロダクションでも最初の2~3年は、住み込みで動物の世話をすることからスタートすることが多いと思います。朝から晩まで動物まみれが普通。動物が家族の一員となりますから、いうまでもなく動物好きの生活が楽しめる人が良いと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします

自分が生きていく上で必要なものが何であるかを考え、集中して勉強すると良いのではないでしょうか。高校生の頃はまだ心が透明な状態だと思いますから、周りの大人が言うことになびいてしまうのは仕方がない面もありますが、自分で見ること・気付くことが大切です。

自分にとって人生の成功とは何なのか、よく考えてほしいなと思います。考えているだけでは世界は広がりませんから、感じるままに動くことも大切です。「行動→改善→行動」というサイクルを繰り返すこと。そうすることでいろいろなことが見えてくると思います。そこから先は皆さんのセンス次第で、さまざまな山の登り方があると思いますよ。



動物に対する人々の反応を小さい頃から目にしていたことが、事業のヒントになったという馬場さん。会社を興したのは、バブルがはじけて動物園の建設や運営が難しくなってきて移動動物園というサービスが出てきた頃。「これなら自分にもできる!」と考えたそうです。目の前に起きていることをマーケット感覚を持って見ることができると、チャンスは広がりそうですね。


【profile】株式会社ミルク動物園 代表取締役 馬場光弘
ミルク動物園 http://milkzoo.jp
動物プロダクション「ぶ〜プロ」 http://bu-pro.com

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「動物プロダクション職員」
はこんな仕事です

動物を必要とするイベントやテレビ番組、ラジオ番組、コマーシャル、広告印刷物の撮影などに、動物を派遣するのが仕事である。動物タレントの芸能プロダクション的な役割を果たしている。日々の動物の訓練や健康管理も重要な業務である。実際のイベントや番組、撮影などで、その動物の特徴や魅力を最大限に発揮できるように、動物に働きかける能力が求められる。動物との間の信頼関係の構築方法や、動物の病気などに対する医学的知識なども役に立つ。

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