【シゴトを知ろう】スポーツドクター ~番外編~

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【シゴトを知ろう】スポーツドクター ~番外編~

2017.11.28

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】スポーツドクター ~番外編~

スポーツ選手の健康づくりや競技力向上を、医学的見地から支えるスポーツドクター。循環器専門医でもある長嶋淳三さんは、専門知識を生かしてさまざまなスポーツ活動をサポートしています。診療にまつわるお話の他、スポーツと健康に関するアドバイスもいただきました。

この記事をまとめると

  • スポーツドクターの資格は、どの診療科の医師でも取得できる
  • スポーツ選手の体は一般とは異なる点もあり、診療には専門知識が必要
  • 湿度が高いと早朝や夜中でも熱中症の危険がある。夏場の運動には注意

運動負荷試験や各種体力測定も行うスポーツ版人間ドック

――スポーツ版人間ドックとはどのようなことをするのですか?

スポーツ版人間ドックの特徴は、一般的な健康診断や人間ドックにはない運動負荷試験や各種体力測定を行うことです。運動負荷試験とは、運動前後や運動中の症状や心電図から循環器系の疾患の有無を調べる検査のこと。

例えば、自転車をこぐなど心臓に負荷がかかった状態の心電図を調べます。その他にも血液検査や骨密度の測定、呼吸機能検査なども実施し、各検査結果を踏まえた個別アドバイスを行います。スポーツをやっている人はもちろん、これから運動を始めたいという人にもおすすめです。

――どの診療科の医師でもスポーツドクターになれるのですか?

スポーツドクターになるにあたって診療科目の条件はありません。私は循環器を専門とする内科医ですが、他にもさまざまな診療科のスポーツドクターがいます。

例えば頭を打った時には脳神経外科、女性アスリートのPMS(月経前症候群)などには婦人科、喘息には呼吸器内科など、スポーツ選手が必要とする診療は全科にわたります。ただ、やはり圧倒的にニーズが多いのが整形外科やリハビリテーション科で、実際にスポーツドクターのほとんどは整形外科医です。

医学論文のデータベースを活用して最新の情報を吸収

――一般診療以外にスポーツドクターとして診療を行う上で必要な専門知識とは?

循環器内科の分野では「スポーツ心臓」というものが挙げられます。スポーツをしている人の中には、心臓が大きくなったり心拍数が低下したりして、一般的な基準値が当てはまらないことがあるんです。また、もともと循環器疾患を持っている方がスポーツをする場合、どの程度の運動なら大丈夫なのか、しっかりと判断基準を知っておかなければなりません。そのような医師国家試験にはない専門知識は、スポーツドクターの資格取得に必要な講習で学びます。


――情報収集はどのように行っているのですか?

アメリカ国立医学図書館には医学論文のデータベースがあり、インターネットで見ることができるので、自分の診療科に関する新しい論文をこまめにチェックしています。医療の世界は日進月歩で、少し前まで常識だったものが覆されることも珍しくありません。常に知識をアップデートすることはとても大切です。

自分の健康を守るため、正しい知識を身に付けてほしい

――スポーツと健康について、一般の人に伝えたいことはありますか?

スポーツをする人には夏の熱中症に十分気を付けてほしいですね。「夏でも朝晩は涼しいから熱中症にならないだろう」と考える人も多いのですが、湿度が高ければ夜中でも熱中症は起こります。そして、湿度が高い時はいくら給水しても汗が出にくいんです。日差しがないからといって油断せず、夏場はスポーツジムやトレーニング施設などエアコンの効いた室内での運動をおすすめします。

特に部活などでスポーツをしている高校生の皆さんは、夏場でも屋外で運動するシーンがあるかもしれません。今はインターネットで、熱中症の予防法や正しいトレーニング理論などいろいろなことを自分で調べられます。正しい知識を持ち、自分の健康をしっかり守ってほしいと思います。

またあまり運動をしていない方は、普段から階段や坂道を登るように意識してみましょう。散歩もしっかり歩けば有酸素運動になります。目安としては、苦しいけれど鼻歌がギリギリ歌えるくらいの速度で歩くといいと思います。



スポーツドクターの資格には検定試験はなく、一定年数の経験を持つ医師が(公財)日本体育協会が主催する講習会を修了し、認定を受けることで取得できます。アスリートの診療やメディカルチェックのほか、大会時のチーム帯同など活躍の場はさまざま。医師の仕事に加え、スポーツに興味のある方にとっては、大きなやりがいを得られるのではないでしょうか。


【profile】横浜市スポーツ医科学センター 診療部長 長嶋淳三
http://www.yspc-ysmc.jp

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「スポーツドクター」
はこんな仕事です

5年以上の経験を持つ医師に対し、日本体育協会が講習と審査を行い、認定するスポーツの専門医。スポーツ選手の健康管理をはじめ、スポーツ外傷の治療、競技会における医事運営、チームドクターとしてのサポートのほか、一般のスポーツ愛好家への診察・治療などが仕事となる。問われるのは、生理学、栄養学、スポーツ障害などの知識やスポーツマッサージ、テーピングなどの技術。勤務医や開業医として働きながら、競技会や学校、地域のレクリエーション、生活習慣病予防の取り組みなどにおいても活躍できる。

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