【シゴトを知ろう】シャーマン 編

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【シゴトを知ろう】シャーマン 編

2017.10.23

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】シャーマン 編

神様の声を聞き、目に見えない世界と目に見える世界をつないでいく存在、シャーマン。儀式や修行などをするイメージが強いかもしれませんが、忙しい毎日を過ごす人々の悩みに寄り添い、解決に導いていく仕事でもあります。

今回は、神社の家に生まれ、東京でシャーマンとして活躍しているKAORIさんに、そのお仕事内容やシャーマンになるために勉強したことについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 日々の教えをインターネットや勉強会で人々に伝えていくことも大切な仕事
  • この仕事をするには、神様との修行を師の元で続けることが必要
  • シャーマンのなり方には、召喚型・世襲型・修行型の3パターンがある

シャーマンとして、神様と人様のお役に立てることが何よりの喜び

巫女塾指導風景

巫女塾指導風景

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
シャーマンは目に見えない世界と目に見える世界を行き来し、神様と人間の交信を取り持つ役割を担っています。

シャーマンの仕事には神界に関わる神事系領域と、人間界・霊界に関わる民事系領域があります。神事系領域のご奉仕には、季節の節目に行う祭祀や平和祈願、被災地での慰霊復興のための祈りや巫女舞の奉納が挙げられます。また、シャーマンや巫女の道を歩む方々のための教育指導にも力を注いでいます。一方、民事系領域では日々人様のさまざまなお悩みの相談に乗り、状況を改善する道を開いていきます。具体的には、スピリチュアルカウンセリング、占い、ご神託下ろし(神のお告げを伝えること)、精霊や先祖の供養などを行います。また、日々の教えやご神託を、Webサイトやブログ、勉強会を通じて皆様にお伝えする仕事も大切なご奉仕の一つです。

<ある一日のスケジュール>
06:00 朝行(清掃、御供え、水行)
07:00 朝拝(お祓い、朝修行、巫女舞)
08:00 執筆、企画、事務、連絡など
10:00 午前のご奉仕(スピリチュアルカウンセリング)
13:00 午後のご奉仕(シャーマンセッション)
16:00 夕方のご奉仕(巫女舞教室)
18:00 夕拝(お祓い、夕修行、巫女舞)
19:00 終業
22:00 研究、執筆

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

シャーマンとして神様と人様のお役に立てることが何よりの喜びです。泣いていた人が笑顔になり、お困りだった神様が微笑まれる瞬間。また、迷っていた御霊(みたま。死者の霊魂を尊んでいう語)様をご供養し、成仏されていくお姿の美しさを拝見する瞬間。いつも胸がいっぱいになり、感謝が込み上げてきます。

目に見える世界と目に見えない世界をつなぐための修行やご奉仕をし、全ての生き物が幸せに暮らせる世界のために、役割を全うする。これを喜びとして生きていくことが、私に与えられた使命なのだと実感しています。

 
Q3. 仕事で大変なこと・辛いと感じることはありますか?
 
シャーマンは普通の人以上に病や試練を与えられやすいです。その試練に打ち勝つには人生経験と山岳修行を積み、力を付ける必要があります。その道のりは過酷なものですが、神様を信じ諦めずに乗り越えていくことで、神様との信頼の絆が授けられます。この信頼こそがシャーマンにとっての宝なのです。

実際の仕事面では、ご神託をお伝えすることに難しさを感じます。基本的に人間は自分に都合の良いことには喜んで耳を傾けますが、ご神託は決してその人に都合の良いことばかりではありません。それを心から納得していただけるようにお伝えするのが、この仕事においての要なのです。

美術大学で育んだ創造力が今の仕事にも生きている

巫女舞奉納

巫女舞奉納

Q4. どのようなきっかけ・経緯でシャーマンの仕事に就きましたか?
 
私の実家は神社なので、神様や人様にご奉仕して生きるのが当たり前の環境で育ちました。特殊な環境の中、心で感じた世界を絵や詩で表現することを好み、東京の美術大学に進学しました。卒業後はデザイン会社を設立し世間のビジネスの仕組みを学ぶとともに、社会や人間の心理をつかみ動かすためのコミュニケーション能力を磨いていきました。

ところが、仕事が軌道に乗っていた矢先に突然精神の病に倒れてしまいました。これは巫病(ふびょう)という、シャーマンの力を呼び起こそうとする病です。この病がきっかけでシャーマンの道に導かれ、師と出会い、弟子入りして修行を始めることになりました。そして「お講」と呼ばれる師の教会で修行を重ね、皆伝が許されてプロのシャーマンとして仕事を始めたのです。
 
 
Q5. 大学では何を学びましたか?

美術大学ではグラフィックデザインの技術と「自由な発想を美しい形に表現する創造的な生き方」を教えてもらいました。絵を描くことは目の前の対象への観察力や、細かい情報を整理分析して再構成する能力を育みます。この訓練がシャーマンとしての創造性の基礎となりました。

また、シャーマンの修行をするお講では、神界・霊界・人間界の仕組みや関係性、経典を学び、加持祈祷(かじきとう)、まじないなどのさまざまな巫術(ふじゅつ)の経験を積みました。独立以後の現在も、師との修行は続いています。
さらに、私の場合は神社が行う講習会を受講し神職の資格を取得したことで、仕事の幅が広がりました。

Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
13歳の秋に、目には見えない存在の声が空から聞こえてくるという不思議な体験をしました。同時に「空から地上にいる自分を見ている」という、普通ならありえない視界が開けたのです。空から聞こえる声の通りに行動すると、それまでできなかったことが次々とできるようになりました。その体験がきっかけで神様や仏様の本を読みあさるようになり、中学高校を通して「いつか修行をしたい、出家したい」と漠然と夢を描いていました。

途中でイラストレーターの道に進みましたが、師との出会いにより中学高校のころの夢が実現し、今は「巫女シャーマン」として生きています。

大いなる自然と、親からもらった命への感謝を忘れない

Q7. どういう人がシャーマンの仕事に向いていると思いますか?

基本的な資質としては、本来ならば見えないものが見えたり聞こえないものが聞こえたりする、霊媒体質であること。また、人の心の悲しみや弱さに寄り添える人、家系的に神仏に縁が深い人、想像力豊かな芸術家気質の人も多いです。そして一番大切な資質は、神様と人様のためにご奉仕することに喜びを感じられる、無欲な人であることです。

また、シャーマンになる人には、ある日突然神様に選ばれ召喚される召喚型、霊脈や家系的に神仏に縁が深い世襲型、何らかの不測の要因により修行の道に入る修行型の3パターンがあります。基本的に、自らこの仕事を選ぶというよりは強いられるように導かれることが多いですが、与えられた使命を素直に受け入れるのが賢明だと思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
物質重視の現代社会では、シャーマンは絶滅危惧種のような存在です。このような世界でシャーマンを目指す人は、おそらく繊細な感性の持ち主でしょう。傷つくことも多いかもしれませんが、さまざまな経験全てに目には見えない尊い導きや意味があることを感じ、神様や人様への感謝を忘れずに生きてください。

そしてできるだけテレビやパソコン、スマホから離れ、自然の様子から季節の移り変わりに気付けるような感性を磨きましょう。外でちゃんと運動してたくさん汗をかくことも大切です。自分らしさを大切に、直感を信じ自由に夢を描いてくださいね。
 

与えられた能力を自分のためではなく、神様や周りの人々のために使うことがシャーマンにとって大切なのだと、KAORIさんのお話を聞いて分かりました。この仕事に就くために必要な資格などはありませんが、KAORIさんのように神職の資格を取ったり良い師匠に出会えたりするといいかもしれませんね。
 
 
【profile】カオリガーデン 巫女シャーマン KAORI
神職、巫女シャーマン、巫女舞人、行者。
神社の娘に生まれ、幼き頃より神に仕える。大地と幽界を司る神に帰依し、全国各地の霊山、聖域、海山河川にて修行中。教えの庭「カオリガーデン」主宰。相談鑑定、シャーマンセッション、お祓い、ご祈祷、ご神託降ろしの他、全国各地で巫女塾を開催し、日々神様に感謝し、歓びに溢れた命を生きるための、神の道の歩み方と実践的メソッドを伝える。巫女舞伝承と奉納の会「巫女神楽伝承奉納会」代表。3.11を契機に、神様と御霊様に感謝の祈りを捧げるための巫女舞を、全国各地の御神域、神社様、被災地などで奉納する奉仕活動を展開中。

カオリガーデン公式ホームページ http://kaorigarden.net
twitter:https://twitter.com/kaori_garden/
facebook:https://www.facebook.com/kaorigarden.net/

この記事のテーマ
教育」を解説

教育機関や子ども向けの施設で、教育指導に関わる仕事を目指します。小・中学校や高等学校の教員を目指す場合、大学や短期大学の教職課程で学ぶ必要がありますが、専門学校の中にも、提携する大学や短期大学の通信教育を受けて、教員免許状を取得できる学校もあります。語学教師や臨床心理士など希望する職種により、必要な資格や免許が異なります。

「教育」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「シャーマン」
はこんな仕事です

祈祷師と呼ばれることもあるが、心理的なトランス状態を自らつくり出し、精霊などスピリチュアルな存在と感応し、相談者の悩みに応える役割を担う専門職。人間に限らず動植物など、自然界には多くの霊魂があるという考え方もあるが、学術的な定義については宗教学、民族学に委ねられる。シャーマンの活動は多岐にわたり、神意を示し、けがれを祓い、預言を伝え、病気治療を含む儀礼を行うこともある。神々から信託を授けられているという使命感を持つ、多くのシャーマンには脱魂型と憑依型の2つがあるといわれる。

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