【シゴトを知ろう】環境保全エンジニア ~番外編~

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【シゴトを知ろう】環境保全エンジニア ~番外編~

2017.10.23

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】環境保全エンジニア ~番外編~

「【シゴトを知ろう】環境保全エンジニア 編」では株式会社イクロスでバイオマスボイラの製造に関わる鈴木雅也さんに、環境保全エンジニアの仕事について伺いました。まだまだ発展し続ける環境保全機器業界では、新しいアイデアを出すことが必要になるようです。番外編では、鈴木さんのアイデアの源や達成感を得た一番の思い出について伺いました。

この記事をまとめると

  • リラックスした状態のときほど開発のアイデアが思い付く
  • 休日もさまざまな機械を観察し、環境保全機器の課題解決に役立てている
  • 機械の設置は簡単ではないがお客様の喜ぶ姿を見ると達成感を得られる

設計のアイデアはぼんやりしているときほど思い付く!?

――発想力が必要な仕事と聞きましたが、環境保全機器のアイデアはどのように浮かぶのでしょうか?
 
良いアイデアを出すためには常に考え続けて絞り出すようなイメージがあるかもしれませんが、実際にはその方法だとアイデアを出すのは難しいかと思います。悩み続けて新しい着想を得る場合もありますが、大抵は日常生活の中でふと思い付くことが多いです。特にぼんやりとリラックスしている状態の方が急に思い付いたりしますね。リラックスしているほど、脳が活発なのかもしれません。
 
 
――お仕事に関する意外と知られていないトリビアがあれば教えてください。

私が製造しているバイオマスボイラは木を燃やしてお湯や蒸気といったエネルギーに変換する機械です。しかし、意外と木を燃やすのは難しいのです。木を燃やすといえばキャンプファイアを連想するかもしれませんが、キャンプファイアほど勢いよく燃やすためには工夫が必要です。切ったばかりの木を生木と呼ぶのですが、生木の約60%は水分です。火力を上げるために生木を足していては、水を追加しているようなもの。生木を燃焼させるのは非常に困難なのです。

それでも再生可能エネルギー(短期間で再生できる枯渇しない燃料)である木材をうまく利用する技術が、環境への負荷を減らす結果につながるので、そのノウハウこそが重要になります。
 
 

環境保全に関連がない機械が設計に役立つこともある

――環境保全エンジニアならではの「休日あるある」や、ついしてしまう癖があれば教えてください。

休日に出掛けると視界に入るあらゆる機械の仕組みが気になり、つい見とれてしまいます。エレベーターの裏側が見えたり、大きなクレーンが動いていたりすると足を止めて観察してしまうのです。「どういう仕組みで動いているんだろう」と考え、予測が当たると「やっぱりあの部品を使っていたんだな」とうれしくなりますが、没頭しすぎて家族に追いていかれる経験を何度もしています(笑)。

こうした日常生活での観察や発見が仕事に影響する場合もあります。バイオマスボイラは改善点が多々ある機械で、お客様からも「もっと簡単に扱いたい」という要望が届きます。課題を解決するにあたって、自社製品だけを見ていてはアイデアが行き詰まってしまいます。環境保全とは全く関係ないような機械でも、とにかくたくさん見て知ることで設計に役立つ可能性があるのです。
 
 

機械の設置は苦労も多いが、お客様の喜ぶ姿が直接見られる

――一番の思い出や達成感を感じたエピソードを教えてください。

入社したばかりの頃、温浴施設を担当したことがありました。バイオマスボイラの設置から試運転、調整を行ったのですが、水分量が多い木質チップが届いてしまったり大きな木質チップがボイラの中で引っかかって不具合を起こしたりと苦労しました。それに、施設に来る一般客の方もいらっしゃるので、日中は作業ができませんでした。それでも決められた稼働日までに設置する必要がありますので、朝4時に起きて寝る間を惜しんで作業を進めたのです。

その後、試運転を重ねてやっと納得がいく仕上がりになったとき、お客様がバイオマスボイラで沸かしたお湯を気持ち良いと言ってくれて、本当にうれしくなりました。また、お客様が「入っていきなよ」と声を掛けてくれたので私も入浴させていただいたのですが、苦労した分最高の気分を味わえましたね(笑)。バイオマスボイラで沸かしたお湯は不思議とやわらかく感じました。非常にリラックスできましたし、これからも頑張ろうという気持ちになれた良い経験でした。
 
 
再生可能エネルギーを利用する機械は環境問題の解決につながる一方で、まだまだ改善の余地のある技術なのですね。環境保全機器の開発には、自分の考えや発想力を試せるチャンスがあるかもしれません。

新しい技術に関心がある方や自分なりの考えを生かせる仕事を目指す方は、環境保全エンジニアを将来の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
 
 
【profile】株式会社イクロス 環境事業部 鈴木雅也

この記事のテーマ
環境・自然・バイオ」を解説

エネルギーの安定供給や環境問題の解決など、自然や環境を調査・研究し、人の未来や暮らしをサポートする仕事につながります。また、自然ガイドなど、海や山の素晴らしさと安全なレジャーを多くの人に伝える仕事もあります。それぞれ高い専門性が求められる職業に応じて、専門知識や技術を学び、カリキュラムによっては資格取得や検定も目指します。

「環境・自然・バイオ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「環境保全エンジニア」
はこんな仕事です

機器開発のなかでもとくに公害防止や環境保護に役立つ機器や技術を専門的に開発する仕事。具体的には、水質・土壌の汚染状況を調べる調査機器、廃棄物処理装置・浄水装置などの環境を保護するための機器のほか、工場など大規模な施設のエネルギー消費量を削減できる省エネ技術の開発なども行う。大気・水質・土壌の汚染などを未然に防ぎながら産業発展を実現するという地球規模での重要課題に取り組む、やりがいと責任の大きな仕事といえる。機械工学、電子工学、生物工学などを学んでおくと役立つだろう。

「環境保全エンジニア」について詳しく見る