建設するだけじゃダメ!! 将来を見据えた「環境アセスメント」って?

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建設するだけじゃダメ!! 将来を見据えた「環境アセスメント」って?

2015.10.06

提供元:マイナビ進学編集部

建設するだけじゃダメ!! 将来を見据えた「環境アセスメント」って?

我々が豊かな生活を送るために必要不可欠なインフラストラクチャー。それらの建設には広大な土地を必要とし、多くの場合が自然環境を犠牲にして建設することになります。自然の犠牲の上に私たちの生活があるとすると、もっと環境保全のためにできることを考える義務があるのではないでしょうか。環境アセスメントはそのうちの一つです。

この記事をまとめると

  • 開発事業は生活を豊かにする一方で、環境に悪影響を及ぼすこともある
  • 環境アセスメントは環境への影響を事前に調査、予測、評価する制度
  • 実際に我々(高校生)ができることは何か

環境への影響を評価する!? 私たちの生活と環境の関わり

日本では高度経済成長期以降、道路や発電所などのインフラストラクチャー(経済、産業、社会の基盤となるような施設,制度)の整備が進み多くの建設物、土木構造物が建てられてきました。

そのおかげで暮らしは豊かになり、今では車があればどこにでも行けるし、ほとんどの場所で電気が使えます。そうした恩恵の代償として環境破壊や環境負荷の問題が発生し、それらに対してどう対処すればいいのかが検討されてきました。

その方法の一つとして、日本では1997年に環境アセスメント法(環境影響評価法)が制定され、それを皮切りに各地方自治体においても、条例によって独自の環境影響評価制度が定められていきました。

環境アセスメント法って何?

環境アセスメントとは、開発事業が環境にどのような影響を及ぼすかについて、あらかじめ事業者が調査、予測、評価を行い、その結果を周辺住民や自治体などから意見を聴き、それらを踏まえて環境にとってよりよい事業計画を作ろうというものです。

環境アセスメントでは何を調査するのかというと、「大気環境、水環境、土壌環境といったような環境の自然的構成要素の状態」「人と自然との豊かな触れ合い」「植物や動物といった、生物の多様性及び自然環境の体系」「廃棄物や温室効果ガスなどの排出物による環境負荷」の4項目です。対象となるのはある一定規模以上の事業で、道路、鉄道、発電所、廃棄物最終処分場などのほかにも、我々が生活している宅地の造成事業も対象に含まれることがあります。

日本では、2020年東京五輪に向けた会場や競技場の建設が進んでいますが、それらの事業による環境影響評価はどうなっているのでしょうか。例えば、カヌーの競技場となる葛西臨海公園について日本野鳥の会は、自然環境が破壊されるとして代替地を選定するよう求めました。

その要求に東京都は葛西臨海公園の環境影響評価の報告書を公表し、都民に知らせる義務があるとしながらも、葛西臨海公園の西側にカヌー競技場を建設する計画を進めています。自然を守るため、競技場建設が環境に与える影響に関しては、これからも注目し続けなければなりません。

環境を守るために私たちが今できることは?

最後に、事業者でもない私たちが環境を守るためにできることはあるのでしょうか。それは実際身の回りで行われている環境アセスメントを調べたり、実際に参加することです。環境アセスメントに関する図書の内容はインターネットや市民図書館で探すことができますよ。

初心者にも分かりやすく解説された図書もいくつかあるので、これから「環境学」を学ぼうと思っている方や少しでも興味がある方にはうってつけです。また、事業者による説明会の情報もインターネットで検索できます。そういった説明会では、住民の方々に分かりやすく説明しなければならないので、専門知識がなくても大丈夫です。

そこでは若い人たちの参加が求められているので、意見してみたり、質問してみてはどうでしょうか?

この記事のテーマ
地球・環境・エネルギー」を解説

私たちの暮らす地球では、火山噴火、地震、台風、干ばつなど、人類にとっては有害な現象がいまも続いています。こうした現象を研究・解明し、うまく折り合いをつけていくことが必要です。また、豊かな生活を求めるあまり、限りある地球資源を枯渇させてしまったり、自然環境を破壊してしまうことは、人類の絶滅を意味します。こうしたことを防ぐためには、技術系の学問だけではなく、政治や行政などに関する幅広い知識も必要な分野です。

「地球・環境・エネルギー」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「環境学」
はこんな学問です

人と地球環境の密接な結び付きを理解し、自然科学と人文・社会科学の知識を合わせ、人が自然と共存し、持続可能な発展をめざす学問である。個別の研究テーマは多岐に分かれており、人と自然を一連のシステムと捉えて環境問題の解決策を研究する「環境システム学」、主に都市と自然と人の調和を図る建築・インテリアを研究する「環境デザイン学」、複雑化する地球環境に対応するために地理学・環境生態学・情報科学を駆使する「地理学」などがある。

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