【シゴトを知ろう】環境系技術者 〜番外編〜

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【シゴトを知ろう】環境系技術者 〜番外編〜

2017.10.13

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】環境系技術者 〜番外編〜

「【シゴトを知ろう】環境系技術者 編」では環境系技術者は環境に関連するあらゆる計画に携わる仕事だと株式会社オオスミの高橋正一さんに教えていただきました。

今回の番外編では環境系技術者のキャリアパスや、高橋さんの思い出深い調査場所にまつわるエピソードについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 相手の考え方や立場を尊重し、自身の成長を自覚できる人は出世するかもしれない
  • 海外へ足を運び、環境問題を語る上では争いのない社会が必要だと実感した
  • 被災地の復興に環境系技術者として協力している

仕事にやりがいや楽しさを見出せる人は、出世に近い

――この業界ではどんなキャリアパスがありますか? また、出世する人の特徴を教えてください。
 
どの程度の経験を積めば一人前になれるかは、その人次第です。ただ、業務の途中で事業計画や調査計画が変更することはよくあるので、計画の変更に対応できる柔軟性が求められます。

それに、調査予定日が悪天候だと人員や機材の調整が必要になります。業務の調整はグループ内の担当者の間や、場合によっては他グループとの間で実施する必要もあるため、互いの立場や状況を理解した上でのコミュニケーション能力があるといいですね。他にも必要な能力はありますが、最初のうちは広く浅く知識を広げる一方で、軸となる技術を習得するのが近道です。何か一つ、自分の軸になるものが身に付けば、応用で他の分野にも展開できます。

また出世する人の特徴ですが、同業において第一線で活躍されている方々の共通点は、使命感を持って業務にあたっていることと、好奇心旺盛だということです。
 
 

環境保全は、戦争のない平和な国があってこそできる

――環境系技術者は、地球規模で環境保全を考えるお仕事ですよね。海外の環境保全計画に携わる機会もあると聞きましたが、日本と海外で環境に違いはありますか?

最近はベトナムに行きましたが、道路にオートバイがあふれていて非常に危険だと感じました。しかし現地の運転手によると「オートバイのおかげで自動車がスピードを出せず、むしろ安全なんだよ」と教えてくれました。また、オートバイが頻繁にクラクションを鳴らすのも私はうるさく感じたのですが、現地の方は気にしていないようで、文化の違いを知りましたね。においや騒音は感じる側が気にならない環境では、問題として挙がらないのかもしれません。

またベトナムでは、ベトナム戦争で散布された枯葉剤によるダイオキシン汚染の影響が、終戦して40年以上経った今も残っています。街中で戦争の痕跡を目で認識するのは難しいですが、ダイオキシン類による人体への影響が子や孫に残っているのです。


――痛ましい問題を抱えている国があるのですね。そういった国々で身の危険を感じたことはありましたか?

かつてシリアで調査を行ったこともありますが、途中で政情が不安定になり退去しました。その後は戦争により国全体が悲惨な状況となっています。ベトナムやシリアの事例で分かる通り、世界では戦争が行なわれていたり、その被害に苦しんでいる国が存在します。

戦争が始まると、環境に対する懸念は別次元の問題になってしまいます。環境保全や環境改善という発想の前提には安定した社会が必須であり、少なくとも戦争は絶対に避けなければいけないと強く感じましたね。
 
 

思い出深い地が被災地となったが、仕事を通して復興に協力している

――仕事の中で一番の思い出を教えてください。

多くの場所に行きましたが、中でも特に印象に残っているのは宮城県石巻市です。足を運んだのは2002年〜2003年なので、東日本大震災以前になります。何度も現場へ出向き、海岸沿いで作業し、現場付近の食堂で食事をしました。そのときにはじめてメヒカリという魚を知ったのですが、そのおいしさにすっかり惚れ込んでしまいました。その他にもブルーインパルス(航空自衛隊に所属するアクロバット飛行チーム)の練習飛行を見たなど思い出深い場所ですが、震災によってその環境が一変してしまったことは非常に残念に思います。今では環境系技術者という立場から、被災地の復興に協力できていることがせめてもの慰めです。
 
 
戦争の被害国や震災の被災地では、水質汚染や土壌汚染といった多くの問題を抱えています。苦しんでいる人々を助けることも環境系技術者の仕事なのですね。戦争、災害に対して関心がある人は環境の面から被害を助ける仕事についても調べてみてはいかがでしょうか? 
 
 
【profile】株式会社オオスミ 調査第二グループ 高橋正一

この記事のテーマ
環境・自然・バイオ」を解説

エネルギーの安定供給や環境問題の解決など、自然や環境を調査・研究し、人の未来や暮らしをサポートする仕事につながります。また、自然ガイドなど、海や山の素晴らしさと安全なレジャーを多くの人に伝える仕事もあります。それぞれ高い専門性が求められる職業に応じて、専門知識や技術を学び、カリキュラムによっては資格取得や検定も目指します。

「環境・自然・バイオ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「環境系技術者」
はこんな仕事です

森林環境、河川環境、土壌環境、道路環境などさまざまな環境を調査・研究・計画する仕事。行政機関のほか、民間の環境コンサルタント企業などに勤務して、自然保護の計画、景観整備計画、河川整備計画、道路計画、下水道整備計画などのプロジェクトに携わり、専門家としての知識と調査・分析技術を用いて活躍する。地球規模で取り組むべき課題が数多くある現代社会においては重要な役割を担う仕事である。

「環境系技術者」について詳しく見る