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パスワードを入れなくても、誰だか証明できる時代が来る!?

2017.10.04

提供元:マイナビ進学編集部

パスワードを入れなくても、誰だか証明できる時代が来る!?

私たちにとって身近な存在であるスマホやタブレットですが、大切な端末が自分以外の人に使われないようにするためのIDやパスワードに注目したことはありますか? 最近では指紋認証機能や虹彩認証機能(*)がついている機種も増えており、個人認証の技術も進化していることが分かります。今回は、高い安全性を目指した最新の個人認証技術の研究・開発について紹介します。

*虹彩認証機能:黒目から瞳孔を除いたドーナツ状の部分のパターンを認識して個人を認証する

この記事をまとめると

  • IDやパスワードに代わる「ライフスタイル認証」技術の開発が期待されている
  • ライフスタイル認証に関する大規模な実証実験も行われた
  • 生体情報を認証できるサービスも製品化に向けて動いている

行動パターンを生かしたライフスタイル認証の実現へ

東京大学大学院情報理工学系研究科ソーシャルICT研究センターは、2017年1月から3月まで、TIS株式会社などの企業と共に「ライフスタイル認証」に関する実証実験を行いました。

ライフスタイル認証とは、広く普及したスマホなどから蓄積・収集した、個人の行動履歴に関するさまざまなデータを活用して個人を認証する新しい技術のこと。IoT(インターネットにつながったスマホなどのモノ)を利用して集められたデータによって、本人性や行動を機械学習で解析し、その人の行動パターンなどから本人を認証できるようになるのだとか。現在、主流になっているIDやパスワードに代わる次世代の認証技術として期待されています。

今回のライフスタイル認証に関する大規模な実証実験「MITHRA Project(ミスラ プロジェクト)」では、IDやパスワード認証に代わる情報として人の行動パターンに着目。そのパターンを個人認証に活用することで、利用者の利便性が高く、より安全性の高い個人認証技術が実現できることを証明する目的で実施されました。認証に関わるデータ収集には、約5万人が参加したといいます。

MITHRA Projectで集積されたのは、参加者のこんなデータ!

実験の参加者は、まず「実証実験アプリ-MITHRA」をインストールして、実験参加に同意します。その後、スマホなどから行ったサイト・電子マンガ・電子チラシの閲覧履歴、運動や血圧計のデータ、位置や電波(Wi-Fi)の利用状況などのデータを「MITHRA Project」に提供しました。こうしたデータは、ライフスタイル認証の実現に向けて利用されていくそうです。

データの解析結果などは、今後開催されるシンポジウムなどで発表される予定。これからの動向に注目して、ライフスタイル認証が搭載されたスマホの登場に期待しましょう!

スマホの眼球認証機能を応用したサービスも登場している

IDやパスワードを使用しない、新たな認証システムの開発は他にもあります。

富士通研究所は、生体認証機能を活用して、スマホを見つめて開けられる鍵のサービスを開発しました。これは、開けたい鍵に直接目を映して虹彩認識するのではなく、スマホを通して虹彩認識すれば、開けたい鍵とスマホがインターネットで連動して鍵が開くシステム。自分の虹彩の情報をスマホ以外に開示しなくていいため、より安全に本人認証できるといいます。

仕組みは、「FIDO(Fast Identity Online)Alliance」と呼ばれる通信規約を利用して、スマホを通して虹彩の本人確認をすることで、駅などに設置された宅配ボックスの開錠、複数の人が利用するシェアカー、民泊・セキュリティルームへの入室などのサービスがより安全に便利に使用できるというもの。2017年度中の製品化を目指していると発表しました。

毎日のように利用するスマホ端末には、インターネットの検索やSNSでの発信、電話、カメラ、音楽プレーヤーとしてなど、便利な機能がたくさん詰まっています。スマホ端末からの情報収集をはじめ、IoTの技術が個人認証にも生かされることは、便利であるとともにスマホを利用する楽しさにもつながっています。

ソフトウェア・情報処理・ネット関連の業界に興味のある人は、どんなときにIDやパスワードが必要なのか今までよりも少し意識しながらスマホを利用して、個人認証の方法がどのように変化したら便利になるのかを考えてみてはいかがでしょう。


【参考文献】
SAFETY JAPAN|進化するバイオメトリクス――(4)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/navi/06/

TIS|TISが参画する東京大学大学院の次世代個人認証技術の大規模実証実験が開始
https://www.tis.co.jp/news/2016/tis_info/20170131_1.html

東京大学|山口利恵研究室
http://www.yamagula.ic.i.u-tokyo.ac.jp/mithra/announce.html

ZDNet Japan|スマートフォンの生体認証と近距離無線で安全なIoTサービス--富士通研究所
https://japan.zdnet.com/article/35096653/

この記事のテーマ
ソフトウエア・通信」を解説

コンピュータやスマホで使うアプリケーションやシステムを開発したり、インターネットや無線通信を管理・運営するなど、デジタル技術による製品やサービスを提供する業界です。ウィンドウズやマックOSなどの基本ソフトを開発したり、通信ネットワークを維持・管理したりするグローバル企業から、少数精鋭の技術者集団まで企業規模はさまざま。いずれも、ITの可能性を広げる最前線を担う業界です。

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この記事で取り上げた
「ソフトウェア・情報処理・ネット関連」
はこんな業界です

今や仕事にも生活にも欠かせないものとなった、パソコンやスマートフォン、タブレット。これらのシステムやソフトウェアの普及によって、便利な日常が送れるようになった。ソフトウェア関連の企業は、OSなどの基本ソフトやERPパッケージ(統合型業務支援ソフト)などのアプリケーションを企画・開発して提供することを主な業務としている。マーケティングや顧客の要望に沿って製品を企画。その企画をシステムエンジニアがプログラミング言語を使って開発し、必要があれば改修も行う。

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