お坊さんの仕事にもデータ分析が求められる!? 「寺業計画」を学べる塾とは?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

お坊さんの仕事にもデータ分析が求められる!? 「寺業計画」を学べる塾とは?

2017.09.29

提供元:マイナビ進学編集部

お坊さんの仕事にもデータ分析が求められる!? 「寺業計画」を学べる塾とは?

結婚式やお葬式など、冠婚葬祭のスタイルは地域や宗教によってさまざま。日本では、お坊さんが祈祷などをしてくれる形式がポピュラーです。最近では、ITを活動に生かすお坊さんが登場している他、インターネットでお坊さんの派遣を依頼できるサービスもあるのだとか。

この記事をまとめると

  • 寺業の分野でもITを活用する人たちが登場してきた
  • データを使って寺業の指導などを行う「未来の住職塾」も存在
  • インターネットを利用してお坊さんと式を行う人をつなげるサービスも

現代に合わせたお寺の運営のために、僧侶の人材育成を行っている!

通常、お坊さんはお寺に所属していることが多いもの。有名な観光名所として知られるお寺以外にも、各地域にはいろいろなお寺があり、お寺はお墓の管理や故人の供養を行っています。法要などの行事で代々そのお寺のお世話になっている家を檀家(だんか)といいますが、今までは檀家がお布施を納めたり、お寺の行事に参加したりし、また、お寺の改修がある時にも檀家の寄付でなされることが一般的でした。しかし最近では、少子化による過疎化が進む地域では檀家が減り、お寺そのものを維持するのが難しい地域も増えています。そこで、現代のニーズに合わせたさまざまな活動をするお坊さんが増えてきているようです。

一般社団法人お寺の未来では、MBA(*1)を持つ僧侶や運営コンサルタントが、お寺の運営のマネジメントや人材育成などを行っています。ここでは、「未来の住職塾」というこれからのお寺をつくる人材養成プログラムを定期的に開催しており、これからの時代に合った運営の指導と人材育成をしています。

*1 Master of Business Administrationの略で、日本では経営学修士と呼ばれる学位。

ITを活用し、お寺のデータや檀家の意見を分析して、寺業計画を考える

未来の住職塾の塾長である僧侶の松本紹圭さんは、お寺をカフェとして解放する「神谷町オープンテラス」を運営したのち、インドでMBAを取得。2012年に未来の住職塾を開きました。ここでは、事業計画ならぬお寺の運営のための「寺業計画書®」を作成するための講義を開き、実在する寺院をモデルにしたケース事例を使って実際の運営に生かしています。これまでに行った約350の寺業計画書®のデータに加え、約3,000名の檀家の最新データを分析し、マーケティングや運営分析方法などの寺業の実現に向けた運営の支援を指導しています。

未来の住職塾ではいろいろな地域から宗派の違う僧侶が集まるため、情報交換できるだけでなく、データに基づいた現実的な寺業計画を立てることができます。お盆やお彼岸など、お寺が忙しい時期の講義開催を避け、急な法要で参加できない時は振替も可能という、僧侶想いの学習環境が整えられています。他にも、お寺の未来では、お寺のWebサイトやパンフレットなどの広報にまつわる業務を請け負っており、ITを使ってお寺の活動を伝える取り組みも行っているようです。

インターネットで葬儀やお坊さんを依頼できる!

寺業にまつわる他の新たな取り組みとして、Amazonでお坊さんを手配してくれるサービスもあります。この事業を手掛ける株式会社みんれびでは、「シンプルなお葬式」や「お坊さん便」というITを活用したサービスを行っています。「シンプルなお葬式」は、火葬だけ、家族だけなど目的に合わせたお葬式が選べて、費用も分かりやすくローンでの支払いも可能。どのお寺に頼んでいいか分からないという人には、お坊さんの手配も行ってくれます。

また、法事や法要でお坊さんを呼ぶ時に利用できるのが「お坊さん便」。通常、お坊さんに支払うお布施に決まりはないため迷うところですが、お坊さん便なら定額料金で設定されており、檀家にならなくてはいけないというルールもないので、お坊さんと式を行う人たちのやり取りがシンプルになっているようです。インターネットが普及している現代だからこそ生まれた仕組みなのかもしれませんね。

遺言や葬儀の内容を決める終活や、生きている時に行う生前葬(*2)が広まっていることもあって、お寺が行う取り組みへの関心は高まっていきそうです。今回の記事で冠婚葬祭業界に興味が湧いた人は、これまでのお葬式の形と、紹介したような新しい形を比較してみても面白いのではないでしょうか。また、これからのお寺運営に必要なことを考えてみてもいいかもしれません。

*2 自分が生きている間に行い、自分自身も参加する葬式。「周囲に感謝を伝えることができる」、「自分自身で執り行うことができる」といった特徵がある。


【参考文献】
日本経済新聞|減る檀家、経営を直撃 少子高齢化やお墓移転
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO18919050V10C17A7K15300/

一般社団法人 お寺の未来|未来の住職塾
http://www.oteranomirai.or.jp/juku/regular_course/curriculum/

greenz.jp|お寺から地域、そして日本を元気にする!次世代の住職たちのお寺づくりを支える「お寺の未来」
http://greenz.jp/2014/02/17/oteranomirai/

株式会社みんれび|お坊さん便
http://obousan.minrevi.jp/

プレスリリース|葬儀ベンチャーのみんれび、総額10億円の資金調達を実施~葬儀事業の拡大、人材獲得強化へ~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000016513.html

この記事のテーマ
サービス・インフラ」を解説

多くの人に便利、快適、感動などをもたらす業界です。人が何を望んでいるかというニーズを先取りし、サービスとして提供します。サービス業は「飲食、宿泊」「医療・福祉」「教育」「情報」や、それらを組み合わせた「複合サービス」があります。インフラはインフラストラクチャーの略で、電気やガスを供給する「エネルギー」、ヒトやモノを移動させる「交通・物流」など生活基盤を支える産業です。

「サービス・インフラ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「冠婚葬祭」
はこんな業界です

少子化や晩婚化などを背景に婚姻数が低下している冠婚業。その流れから結婚相談所は企業も会員数も増え続けている。現在はお金をかけない小規模の結婚式が人気のため、そのようなニーズに応えるウエディング業も需要が高い。葬祭業では、日本の高齢化のため式数は増加するとの見方が強い。そのため大手企業参入も相次ぎ、競争は激化。近年では故人の遺志に基づいた葬儀が多く執り行われるなど葬儀は多様化しており、いかに顧客ニーズに対応するかが問われる。

「冠婚葬祭」について詳しく見る