「国公立大学以外は行かせない」と両親に言われたけど、受かるか不安…… ~進路のミカタ知恵袋~
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Q. 親に「国公立大学以外は行かせない」と言われています。受験で合格できるか不安です。
A. プレッシャーに負けず、なるべく早い段階で受験対策を進めていこう
受験生の誰もが持つ「落ちるのではないか」という不安。ただでさえ大きい不安の上に、ご両親からそのように言われているというのは、受験へのプレッシャーがさらに膨らんでしまいますね。
あなたが今考えるべきは、「国公立大学へ目標を定めて勉強をすること」だと思いますが、自分自身にかかるプレッシャーを上手に緩和する道を見つけておくことも大切ではないでしょうか。
【自信を持って受験に臨める準備をしよう】
今のあなたには「国公立大学に絶対に合格しなくてはならない」と、強いプレッシャーがかかっていると思います。受験を控えるとナーバスになってしまい、「合格できるのだろうか」「試験でミスをするのではないか」といった不安に襲われる瞬間もあるでしょう。そんなときに勇気を与え不安を拭う助けになるのは、「自分がどれだけ勉強してきたか」ということです。
志望校合格に対してプレッシャーを感じそうな場合は、なるべく早い段階から受験対策を始め、着実に学力を積み上げていくことが大切です。大学入学共通テスト対策だけではなく2次試験対策も重要ですので、過去問題を繰り返し解いて、実力を伸ばしていきましょう。
また、「やり残していることがある」「苦手な教科や苦手に感じている分野がある」と感じることもプレッシャーを生む原因の一つになります。「受験勉強はやりきった」と思えるくらい勉強を重ねておけば、そのような不安を緩和させることができるのではないでしょうか。
【私立大学には、学費を抑えられる学校も】
経済的負担を考慮して、「国公立大学にしか行かせない」とご両親が言う場合もあると思います。
「私立大学=学費が高い」というイメージはどうしても強いもの。しかし、中には学校独自の奨学金制度を設けることで、国公立大学の水準に近い学費で学ぶことができる私立大学もあります。
文部科学省が実施した「私立大学等の平成27年度入学者に係る学生納付金等調査結果」の結果を見ると、初年度にかかる私立大学の費用(入学金・授業料・施設整備費)平均は130万円ほど。国公立大学の初年度納付金がおよそ80万円であることを考えると、国公立と私立では約50万円の開きがあります。
私立大学の中には、この平均額から10万円ほど低い学校や、初年度の納付金が90万円台と、国公立大学の学費との開きが少ない学校もあります。ご両親がなるべく経済的負担を減らしたいと考えているのであれば、国公立大学だけでなく、このような私立大学を探し、進路の一つとして提案してみるのもいいでしょう。
ご両親とよく話をして、必要以上のストレスやプレッシャーを感じずに大学受験ができるよう、準備を進めていきましょう。
【回答者:進路のミカタ編集部】