世界で広がる大気汚染! その影響と対策は?

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世界で広がる大気汚染! その影響と対策は?

2015.10.05

提供元:マイナビ進学編集部

世界で広がる大気汚染! その影響と対策は?

いま日本では中国で発生するPM2.5の被害に悩まされています。こうした大気汚染問題は産業革命以降、工業社会にはつきものとなり、さまざまな微粒物質が原因で起こっています。それらの問題点について学問的に分かりやすく説明します。

この記事をまとめると

  • 最近よく聞く「PM2.5」って何?
  • 汚染物質やそれらが引き起こす問題は多種多様である
  • 「環境学」は、高校で学習する数学や物理の応用で成り立っている!?

最近よく聞く「PM2.5」って何?

空気中に浮かんでいるごく小さな粒子のことを「エアロゾル」というのですが、皆さんがよく聞く「PM2.5」とは、そのうちの粒径2.5µm(2.5mmの1000分の1)以下の粒子を言います。

この大きさは人間の肺の奥まで到達しやすく、多量を吸い込むと健康に支障をきたしてしまうので、最近では毎日のニュースの天気予報のコーナーでも取り上げられるようになりました。

大気汚染が深刻な問題となっている中国の北京では、抗日戦争勝利70年記念の軍事パレードのために交通量制限や工場の操業停止を行ったため15日間にわたり青空が続きました。しかし、パレードが終わり工場の操業が開始されると、低水準だったPM2.5の濃度が一転して環境基準の4倍を上回る値に跳ね上がりました。

それだけ中国の交通や工業が大気汚染に与える影響が大きいということを示した出来事だったのですが、そうした状況を現地の企業が改善しようとしないのが問題といえます。

「PM2.5」だけじゃない!? さまざまな物質が大気を汚染している

普段私たちが何気なく吸っている空気には多くの物質が浮遊しています。それらの汚染物質は私たちの身近なところや、私たちの生活を豊かにするために稼働している工場や工事現場などから発生しているのです。

例えば、部屋の中ではホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどの化学物質やカビ、ダニ、繊維などのハウスダストが空気を汚染している可能性があり、そうした物質が体内に入ると人体に悪影響を及ぼすおそれがあるので、それらを防ぐための多くの研究が大学や企業などで行われています。こうした研究がどういうものか簡単に説明しましょう。

1つ目は発生源から大気に汚染物質が流出することを防ぐフィルターの研究です。これは発生源に汚染物質を集めるフィルターを設けることで大気汚染の被害を抑えようとする考えで、たいへん大きな効果が期待できます。

2つ目が流出した汚染物質が拡がるメカニズムの解析研究です。フィルターをすり抜けた汚染物質は大気中でさまざまな影響を受けて拡がります。それらの仕組みを研究して、人体に害のない排出方法を考えようというものです。

3つ目が大気中に浮遊する汚染物質を吸収・吸着する装置の研究です。これはみなさんもご存じの空気清浄機などの装置の開発研究ですね。

高校で勉強することの応用!? 身近な環境学の世界

これまでにお話ししてきたことは、実は高校で勉強する化学、数学、物理のちょっとした応用なのです。例えば、粒子の拡散については物理の“力学”と数学の“微積分”の応用といえますし、汚染物質の性質や発生方法については高校化学全般の知識を必要とします。

大学で勉強することは「環境学」に限らず、どの学問も高校で得る知識の上に成り立っています。
例えば、これまで学校で教わっている勉強に対して、「こんなこと将来に必要?」と思うこともあるでしょう。いったん、いま学んでいることから立ち止まって、その先にあるものを調べて、考えてみると、「なぜ勉強をするのか」の意味が見えるかもしれませんよ。

この記事のテーマ
地球・環境・エネルギー」を解説

私たちの暮らす地球では、火山噴火、地震、台風、干ばつなど、人類にとっては有害な現象がいまも続いています。こうした現象を研究・解明し、うまく折り合いをつけていくことが必要です。また、豊かな生活を求めるあまり、限りある地球資源を枯渇させてしまったり、自然環境を破壊してしまうことは、人類の絶滅を意味します。こうしたことを防ぐためには、技術系の学問だけではなく、政治や行政などに関する幅広い知識も必要な分野です。

「地球・環境・エネルギー」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「環境学」
はこんな学問です

人と地球環境の密接な結び付きを理解し、自然科学と人文・社会科学の知識を合わせ、人が自然と共存し、持続可能な発展をめざす学問である。個別の研究テーマは多岐に分かれており、人と自然を一連のシステムと捉えて環境問題の解決策を研究する「環境システム学」、主に都市と自然と人の調和を図る建築・インテリアを研究する「環境デザイン学」、複雑化する地球環境に対応するために地理学・環境生態学・情報科学を駆使する「地理学」などがある。

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