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電車じゃなくて「デンチャ」!? 環境にやさしい電車が増えている!

2017.10.23

提供:マイナビ進学編集部

電車じゃなくて「デンチャ」!? 環境にやさしい電車が増えている!

普段私たちが通学や外出時に使っている電車。実は最近、環境にやさしい新型の電車が登場し、注目を集めています。その名も、電車ではなく「デンチャ」。一体どんな電車なのでしょうか?

この記事をまとめると

  • 省エネルギーで環境にやさしい電車が増えている
  • 蓄電池や水素を動力エネルギーにすることで、二酸化炭素を減らすことができる
  • 「環境工学」の学びは、環境保全やエコに関わる仕事に生きる

鉄道は環境にやさしい乗り物!

鉄道は車や飛行機よりも、少ないエネルギーで多くの人を運ぶことができます。国土交通省の発表によると、運輸部門の中で鉄道は地球温暖化の原因とされるCO2(二酸化炭素)排出量が最も少ない乗り物で、自家用乗用車の6分の1ほどといわれています。

2015年に採択されたパリ協定では、日本は「2030年までに温室効果ガスを2013年度比で26%削減すること」を目標に設定しました。したがって2030年に向けてCO2の抑制、そして環境への配慮が欠かせない状況があります。そこで生まれたのが、環境にやさしい鉄道の次世代型車両です。

蓄電池や水素が動力エネルギーになる!

北九州のJR筑豊線では、蓄電池を搭載した新型車両「DENCHA」(デンチャ)を2016年10月から運行開始しました。このDENCHAは「デュアル・エナジー・チャージ・トレイン」の略で、エネルギー消費を大幅に抑えることができるため、電車の維持費が4~5割削減、CO2の排出も同程度減らせる仕組みになっています。

DENCHAが走行するときは、交流電化区間では従来と同じように架線からの電力で走行しますが、非電化区間(架線のない区間)では蓄電池のみの電力で走行します。走行中および停車中に、架線からの交流電力を変換して蓄電池に充電するという仕組みが取られているのです。また客室照明にはLEDを使用するなど、DENCHAはまさに人と地球の未来にやさしい次世代型車両です。

世界に目を向けてみると、ドイツ・ベルリンでは今春、世界初の水素を動力源とする列車「ハイドレイル」の運行実験が行われました。従来のディーゼル列車と比較すると走行時の騒音が60%も減り、排ガスを一切放出しないことが特徴です。燃料には水素を使用しており、燃料電池によって水素と酸素を混ぜて発電を行いリチウムイオンバッテリーに蓄電していく仕組みで、電力を貯めてあとで使うことも可能です。列車から排出されるのは蒸気と水だけなので、環境への配慮がなされています。2018年初めまでに、初の水素列車が運行予定となっています。

環境にやさしい取り組みを目指すのは、電車づくりだけではありません。西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)では、環境にやさしい「エコステーション」計画を進めており、2016年3月にはJR神戸線・六甲道駅~灘駅間にエコステーション摩耶駅を開業しました。電車のブレーキで発電する回生電力を駅舎照明に使用するために必要な直流電力変換装置を初導入しました。また太陽光発電や全照明のLED化を進めることで、同規模駅を比較すると、一日のエネルギー消費量が約50 %も削減できたのです。さらに六甲山系の間伐材を内装に使用することで、森林整備にも一役買っています。

「環境工学」を通して、環境保全やエコについて考える

自分たちが住む街をより住みやすくするためには、環境にやさしい街づくりが欠かせません。このように環境保全やエコについて工学の面から研究する学問が、「環境工学」です。環境工学をさらに細分化すると「建築環境学」「都市環境学」「地球環境学」などがあり、それぞれの分野において、人の経済活動と地球環境が良好な関係を保つための科学技術について研究を行います。

今回取り上げた環境にやさしい電車のように、都市における生活に欠かせないものを、どのように環境に配慮して生み出していくことができるのかを考えていく学問であるともいえます。

環境にやさしい電車づくりに興味を持った人は、環境問題や鉄道のエネルギーについて調べてみると面白いかもしれません。環境工学の視点を通して、ぜひ未来の環境について考えてみてください。

【参考文献】
国土交通省|運輸部門における二酸化炭素排出量
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/environment/sosei_environment_tk_000007.html
環境省|「地球温暖化対策計画」の閣議決定について
http://www.env.go.jp/press/102512.html
YOMIURI ONLINE|蓄電池電車「DENCHA」、JR筑豊線で運転開始
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/railway/20161020-OYS1T50017.html
CNN|世界初、水素で走る通勤列車 ドイツで18年実用化へ
https://www.cnn.co.jp/business/35099737.html
JR西日本|地球環境への取り組み
https://www.westjr.co.jp/company/action/env/trains/

この記事のテーマ
地球・環境・エネルギー」を解説

私たちの暮らす地球では、火山噴火、地震、台風、干ばつなど、人類にとっては有害な現象がいまも続いています。こうした現象を研究・解明し、うまく折り合いをつけていくことが必要です。また、豊かな生活を求めるあまり、限りある地球資源を枯渇させてしまったり、自然環境を破壊してしまうことは、人類の絶滅を意味します。こうしたことを防ぐためには、技術系の学問だけではなく、政治や行政などに関する幅広い知識も必要な分野です。

「地球・環境・エネルギー」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「環境工学」
はこんな学問です

環境工学は、人の経済活動と地球環境が持続的に良好な関係を保てるように、科学技術を用いる学問である。研究分野には、人と環境に配慮した住空間をつくるために、建築技術と環境学の双方からのアプローチを行う「建築環境学」、経済活動が環境に与える影響やごみ・リサイクルなど都市生活の快適性と環境保全の両立を研究テーマとする「都市環境学」、空気と水の循環を地球規模で捉えて汚染や災害のメカニズムを解明する「地球環境学」などがある。

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