【シゴトを知ろう】スポーツジャーナリスト 編

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【シゴトを知ろう】スポーツジャーナリスト 編

2017.10.26

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】スポーツジャーナリスト 編

五輪をはじめとする大会などで、私たちに感動を与えてくれるアスリートたち。その活躍を知る機会は、テレビだけでなく新聞・雑誌・Webサイトでのニュース記事などさまざまです。そうしたスポーツ関係の記事執筆を行う仕事が、スポーツジャーナリストです。
今回は、ご自身も学生時代に箱根駅伝に出場した経験を持ちながら、現在はスポーツジャーナリスト(スポーツライター)として活動される酒井政人さんに、仕事についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • アスリートの喜びの声や「なぜできたのか」を直接聞けることが大きな魅力
  • 人と違う視点でスポーツを見て、疑問を取材でひもとける人が向いている
  • 好きなことと得意なことの両方を生かせる職業が理想

選手の声を直接聞くことができる仕事。取材記事が当日中に掲載されることも

Q1. 最初にお仕事の概要と、一日のスケジュールを教えてください。

雑誌・本・Webなどに掲載するスポーツ関係の記事を執筆する仕事です。主な流れは次の通りで、
(1)出版社などから原稿執筆の依頼を受ける
(2)担当者との打ち合わせ
(3)スポーツ現場などでの取材
(4)原稿を執筆する
(5)校正を確認
(6)本や雑誌・Webに記事が掲載される
という感じです。

僕の場合はフリーランスで仕事をしていて、雑誌・書籍・Webに掲載するスポーツ関係(主に陸上競技)の記事を執筆します。そのため、日曜日は大会などの取材をすることが多いです。近年はWeb媒体に寄稿することも増えており、ときには取材を終えて数時間で書いた記事が、その日のうちに掲載されることもあります。

<一日のスケジュール>(ある日の一例)
05:00 起床・雑誌原稿執筆
07:30 朝食
09:00 長男を幼稚園に送る
09:45 雑誌原稿執筆(11:00に原稿送信)
12:00 移動
13:00 東京マラソンの記者会見
15:00 移動
15:45 Web原稿執筆
19:00 夕食
19:30 Web原稿執筆(20:30に原稿送信)
22:00 就寝


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

アスリートの喜びの声を直接聞くことができるのは、うれしい瞬間です。選手の涙にこちらも感動することがあります。また取材の中で「なぜできたのか?」を聞くことができるのは、この仕事の魅力だと思いますね。自分の書いた記事への反響があったときもうれしいです。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

取材時で言うと、結果の良くなかった選手、チームの監督に話を聞くときは、こちらも申し訳ない気持ちになります。特に、何度も取材したことのある選手については、自分のことのように残念な気持ちになることがあります。仕事で言うと、書くことがつらいということはあまりありません。しかしフリーランスなので、スケジュールの管理がとにかく大変です。いくつもの原稿締め切りを抱えるときには、もう少し執筆時間がほしいと思うことが多々あります。

箱根駅伝出場、故障で走れない日々を経て新たな夢へ

酒井政人さんの著書

酒井政人さんの著書

Q4.現在のお仕事を志すようになったきっかけを教えてください。

大学まで陸上を続けてきましたが、左股関節の違和感に1年ほど悩まされ、大学3年時の終わりに選手としての夢を諦めました。

そのときに自分は何がやりたいのか・何ができるのか、ということを考えました。当時は読書が好きで、沢木耕太郎執筆の『敗れざる者たち』を読んだときに、スポーツジャーナリスト(スポーツライター)という職業に強く惹かれました。ただし、試験を受けて合格すればなれるものではありません。当時は出版関係者に知り合いもいなかったので、大学卒業後は夜間講座に通い、道を模索していきました。

講座で出会った講師の方から、初めてライターの仕事をいただき、徐々に仕事を増やしていきました。とはいえ、ライター・ジャーナリストとして生活できるようになるまでには3年半かかりました。その間は、住み込みの新聞配達のアルバイトをしていたので、毎朝2時半に起きる生活をしていました。


Q5.今のお仕事に就くために、どのようなことを学びましたか?

大学では理系の内容を学んでいたので、あまり今の仕事とはつながりはありません。そして大学卒業後に通った夜間の編集者・ライター講座も、今役に立っているかというと何ともいえませんが、講座で出会った人々との関係が仕事としてつながっていきました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

高校時代は箱根駅伝に出場するのが目標で、競技者としては、五輪を夢見ていました。箱根駅伝出場という目標は達成できましたが、五輪という夢ははるか遠かったと思います。

そして大学時代に故障で走れなかった日々が、新たな夢といえるスポーツジャーナリスト(スポーツライター)への道に導いてくれました。仕事をする上では「箱根駅伝を走った」ということが、大きな武器になっていると思います。

好き・得意の両方を生かせる仕事を選べるよう、自分を分析しよう

Q7. どういう人がスポーツジャーナリストに向いていると思いますか?

人と違う視点でスポーツシーンを見られるか。「なぜ?」をいくつ感じることができるか。その疑問を取材でひもとくことができるのか。そういう能力が大切だと思います。


Q8. 最後に、高校生に向けたメッセージをお願いします。

できれば高校生の時から、どんな職業を選ぶのか考えてほしいと思います。今好きだから、という理由ではなく、50~60代でもできる仕事なのか想像する必要があるでしょう。やりたいことが分からない人は、自分はどんなことが得意なのか。それを生かすことができる職業は何なのか……そういうことを考えても良いかもしれません。

理想は好きなことと、得意なことの両方を生かせる職業を選択することだと思うので、自分をしっかり分析してみてください。



高校時代の箱根駅伝出場という目標を大学で達成し、その後走れない日々の中でも新たな夢に出合った酒井さん。選手時代の経験が、今の仕事をする上でも大きな武器になっていると教えてくださいました。今自分のやりたいことや目標が分からない人も多いと思いますが、一度ゆっくり得意なこと・できることについて考えてみると、酒井さんのようにそれが目指したい夢へとつながるかもしれませんね。


【profile】スポーツジャーナリスト(スポーツライター)酒井政人 
http://masatosakai.org/
https://twitter.com/gakusei_ekiden

この記事のテーマ
健康・スポーツ」を解説

スポーツ選手のトレーニングやコンディション管理に関わる仕事と、インストラクターなどの運動指導者として心身の健康管理やスポーツの有用性を広く一般に伝える仕事に大別できます。特に一般向けは、高齢化の進展や生活習慣病の蔓延が社会問題化する中、食生活や睡眠も含めて指導できる者への需要が高まっています。授業は目指す職業により異なります。

「健康・スポーツ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「スポーツジャーナリスト」
はこんな仕事です

新聞や雑誌・インターネットなどの媒体に掲載するための、スポーツ記事を書く仕事。正確で伝わりやすい文章が書けることはもちろん、競技や選手の面白さを引き出す取材力も重要だ。また、選手やチームに関するデータの収集や、試合結果の予測・分析をすることもある。職場は主に新聞社や出版社など。フリーランスとして活躍する人もいて、競技経験者が引退後に転身するケースも珍しくはない。経験を積むなかで知名度が上がれば、スポーツ大会などのコメンテーターとして活躍することも。

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