公園は遊ぶためだけの場所じゃない!? 健康や防災に役立つ遊具って?

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公園は遊ぶためだけの場所じゃない!? 健康や防災に役立つ遊具って?

2017.10.03

提供元:マイナビ進学編集部

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公園は遊ぶためだけの場所じゃない!? 健康や防災に役立つ遊具って?

皆さんが幼い頃、公園によく遊びに行ったと思います。実は最近、健康に役立つ公園や災害時に機能を発揮する公園が登場していることをご存じですか? いったいどんな公園なのか、詳しく解説します。

この記事をまとめると

  • 高齢者人口の増加によって、公園に健康遊具の数が増えている
  • 防災公園には、市民間の初期対応を手助けする役割が期待されている
  • 高齢化社会を取り巻く問題を解決につながる「福祉学」

腕のばしテスト、健康快道。公園に高齢者向け遊具が増えている

近年、高齢化に伴って、公園のすべり台やブランコといった子ども向け遊具の代わりに、高齢者が手軽に体を動かせる健康遊具の設置が増えています。

茨城県つくば市の「茎崎運動公園」では、2009年に健康遊具が設置されました。腕を地面と水平方向に伸ばしボタンを押していく「腕のばしテスト」、突起物が並ぶコースを、靴を脱いで踏み進む「健康快道」、不安定な円盤に乗りながら、中にあるパチンコ球を操る「バランス円盤」など、6種類の遊具が備えられています。市の高齢福祉課によると、誰でもゲーム感覚でチャレンジできる遊具を設けたそうで、実際に使った高齢者からもいい運動になると好評のようです。

また兵庫県三田市も、公園に健康遊具を設けています。三田市は、80年代後半から90年代後半にかけて、10年連続で人口増加率が日本一だった自治体。しかし今では高齢化が進み、2040年の高齢者(65歳以上)人口は、2010年の10倍になると予想されています。こうした背景があり、子どもの利用が少なくなった公園に、高齢者の健康づくりのための遊具を設置することにしたようです。

国土交通省が2013年に行った調査によると、都道府県が管理する全国約14万6000カ所の公園で、2010年と比べ、遊具全体の数がほぼ変わらないのに対して、健康遊具の数は28.1%も増加しているようです。今後も、高齢者人口の増加に伴い、ますます健康遊具が設けられることが予想されます。

かまどになるベンチ、トイレとして使えるマンホール。防災公園のすごい機能

普段は公園として機能し、震災などの災害時にはさまざまな役割を担う「防災公園」も登場しています。和歌山県和歌山市にある「紀和駅前公園」には、子ども用遊具や健康遊具を備えながらも、かまどとして利用できるベンチや、避難用テントに転用できるブランコ、仮設トイレとしても使えるマンホールが設置されています。

兵庫県神戸市にある「みなとのもり公園」は1995年に起きた阪神・淡路大震災の経験を踏まえ、さまざまな防災機能が備えられています。200トンの水がためられている地下貯水槽、震災時に真っ暗で不安だったという声から設置されたソーラー風力照明灯、災害時に必要とされるものを常備した備蓄倉庫などの設備が特徴的です。

大規模災害が起こったとき、まずは地域の市民の間で初期対応をしなければいけません。他都市からの応援が到着するのを待っていては時間がかかるからです。防災公園には、そういった初期対応を手助けする役割が期待されます。

高齢者社会を取り巻く問題を解決するヒントは、福祉学にある

多くの人が安心して暮らせる社会にするために、行政がどんな支援を行うべきか研究する学問を「福祉学」といいます。福祉の対象は、高齢者、障がい者、生活困窮者、児童といった弱者や心身にハンディを背負った人が中心。彼らをとりまく問題を考察し、福祉施設や医療機関の運営、住宅や道路などの整備、法律や社会制度といったさまざまな観点から、解決策を考える学問です。

現在の日本の高齢者の人口は、3,461万人(2016年9月調べ)で、総人口に占める割合は、27.3%だそうです。そしてこのままいくと2040年には、高齢者の割合が36.1%になるといわれています。高齢者の健康問題や災害が起きたときの対応など、高齢化社会となったからこそ起こるさまざまな問題を解決する際に、福祉学は役に立つでしょう。

最近の公園のあり方をきっかけに福祉に興味が湧いた人は、ぜひ福祉学を学んで、皆さんの身近にどのようなものやサービスがあれば人々が暮らしやすくなるのか、私たちの暮らしに役立つアイデアを考えてみてくださいね。

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

大きな戦争の減少、食糧事情の向上、医療技術の発達などにより、おもに先進国では平均余命が伸びています。同時に、生きてはいるけれども健康ではないという、要介護状態の高齢者が増加し、医療費の伸びや介護保険費の膨張など、大きな問題が山積しています。福祉は、子どもから高齢者まで人間の発達段階に応じた社会支援の理想的なあり方を探求します。個人だけでは解決できない問題を、集団・組織として考える視点を学びます。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「福祉学」
はこんな学問です

心身にハンディを背負っていても人として平等に安心して暮らせる社会にするために、公的な支援がどうあるべきかを研究する学問である。地域、年齢、心身の状態も一人ひとり異なる対象者に、どのようにすれば安定した福祉サービスを提供できるのかが重要なテーマ。そのための制度設計や現場の仕組みづくりなど、研究分野は多岐にわたる。福祉の対象者に限っても、児童福祉から高齢者福祉まで幅広い。

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