屋上で野菜を栽培している学校もある!? 学校が緑化に取り組む理由って?

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屋上で野菜を栽培している学校もある!? 学校が緑化に取り組む理由って?

2017.10.10

提供元:マイナビ進学編集部

屋上で野菜を栽培している学校もある!? 学校が緑化に取り組む理由って?

街を歩いていて、以前より緑が増えた気がすると感じたことはありませんか? 最近は、オフィスビルや商業施設の屋上などに植物が植えられている風景をよく見かけるようになりました。市街地などに草木を植え、緑を増やすことを「緑化」といいます。実は今、学校でも緑化が進んでおり、コンクールも行われていることをご存じですか?

この記事をまとめると

  • 近年、オフィスビルや商業施設の緑化が進むとともに、学校の緑化も進められている
  • 積極的に緑化活動を進めている学校を表彰するコンクールが行われている
  • 自然の大切さを生徒に伝える取り組みを行っている学校もある

地域の緑化活動の一環として、学校で緑化教育が行われている

例えば東京都の練馬区では、街全体で地域の緑化に取り組んでいます。もともと練馬区は、畑や樹林が豊富な緑豊かな地域で、区の面積のうち34%が緑に覆われていました。しかし住宅地が増え、都市化が進むとともに緑がどんどん減っていき、緑が占める面積は25%前後まで減っていってしまったそうです。

そこで次世代を担う子どもたちに緑豊かな環境を残したい、という思いで始まったのが「みどり30」という取り組み。施設の屋上を芝生化したり、道路に植樹したりと、緑を積極的に増やす計画がこれまで進められてきました。

その取り組みの一環として行われたのが、学校の緑化です。平成14年度から校庭の芝生化や屋上緑化、また、植物を用いたみどりのカーテンの設置など緑化事業が進められるようになり、緑化教育が行われています。校庭のグラウンド部分を芝生化したり、学校にプランターを置き植物を育てたりと、緑を増やすことを意識的に行うようになっていきました。今では多くの区立小学校・中学校のグラウンドが芝生化され、子どもたちは豊かな緑の中で学校生活を送っています。

緑化活動に取り組む学生を表彰するコンクールが開催

このような学校における緑化教育をよりいっそう推進するために、公益社団法人国土緑化推進機構が主体となり、「全日本学校関係緑化コンクール」を実施しています。もともと学校が保有する森林を中心に「全日本学校植林コンクール」が1950年度から行われていましたが、学校林だけでなく、よりさまざまな緑化運動を評価する目的で、この全日本学校関係緑化コンクールが行われるようになりました。

2015年度に学校林等活動の部・小学校で入選した広島県のある小学校は、地元の名勝である森林で、植栽や環境学習などの活動を行ったことが表彰されました。この小学校は37年にわたって学校林を活用した教育を行っていて、緑化に取り組むだけでなく、家族や地域の人々との触れ合いも大切にしているそうです。地元の自然を守る活動に触れることで、地域への愛着や街づくりの意識も育まれそうですね。

中高生が小学生に教える自然の大切さ

また、東京都のある学校では、他の生き物との共存共栄という理念の基、特徴的な環境教育が行われています。この学校には屋上に緑化エリアがあり、ビオトープ(野生動植物の安定した生息地)や屋上作物園、森を作るなど、実践的な環境教育を取り入れています。この活動は、同校の中学生と高校生の組織によって行われており、最近ではオリジナルの箱型ビオトープを作り、近隣の小学校に設置したり、幼稚園や保育園の園児を招待してビオトープを見せたりする取り組みも行っているそうです。このように学校で自然に触れる機会が増えれば、小さい頃から環境を守ること、自然と一緒に生きることへの意識を高めることができそうです。

中・高校生が自ら緑化に取り組んで環境を守ることの大切さを知り、それを自分たちより下の世代へ伝えていくということは、机の上で勉強するだけでは学べないことでしょう。緑を増やすだけにとどまらない緑化活動は、環境保全とともに情操教育にも欠かせないものだといえます。

このような都市と自然、人々の調和などについて学ぶ学問を「環境学」といいます。環境学では、地球規模の環境問題に対する解決策や、変化する地球環境に対応するための生態などについて研究を行います。

人が生きていく上で欠かせない、美しい環境を守っていくためには、これからの未来を生きる若い世代の力が重要です。地域の緑化をはじめとした環境活動に興味が湧いた人は、ぜひ自然や環境保全について詳しく学ぶ環境学を通して、後世に美しい環境を残す取り組みにチャレンジしてみてください。

この記事のテーマ
地球・環境・エネルギー」を解説

私たちの暮らす地球では、火山噴火、地震、台風、干ばつなど、人類にとっては有害な現象がいまも続いています。こうした現象を研究・解明し、うまく折り合いをつけていくことが必要です。また、豊かな生活を求めるあまり、限りある地球資源を枯渇させてしまったり、自然環境を破壊してしまうことは、人類の絶滅を意味します。こうしたことを防ぐためには、技術系の学問だけではなく、政治や行政などに関する幅広い知識も必要な分野です。

「地球・環境・エネルギー」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「環境学」
はこんな学問です

人と地球環境の密接な結び付きを理解し、自然科学と人文・社会科学の知識を合わせ、人が自然と共存し、持続可能な発展をめざす学問である。個別の研究テーマは多岐に分かれており、人と自然を一連のシステムと捉えて環境問題の解決策を研究する「環境システム学」、主に都市と自然と人の調和を図る建築・インテリアを研究する「環境デザイン学」、複雑化する地球環境に対応するために地理学・環境生態学・情報科学を駆使する「地理学」などがある。

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