メディア系の大学・学部に進学したい。大都市の学校に進学したほうが就職に有利? ~進路のミカタ知恵袋~
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Q. メディア系の大学・学部に進学したいのですが、大都市の大学に進学したほうが就職に有利なのでしょうか?
A. 大学の所在地ではなく、学んだことを将来にどう生かせるかを考えよう
【学んだことを将来にどう生かすかが大事】
新聞社や放送局、出版社が都市に集中しているため、都市にある大学のほうが就職に有利と思われるかもしれません。確かに会社が都市にある分、インターンシップやアルバイトなどで業界の実態を知る機会が得られやすいという地域的な利点はあります。
しかし大事なことは、大学・学部で何を学び、経験を将来にどう生かしたいかをよく考えて決めることです。大学の所在地にとらわれず、メディア系(社会学、芸術系など)の大学・学部の科目・カリキュラムをよく調べ、目指す仕事を考えて専攻する分野を選びましょう。
【メディアとの関わり方を考えよう】
メディアに関する仕事はたくさんあり、どのような媒体を扱うかによって職種も細かく分かれます。代表的なメディアの仕事をご紹介するので、参考にしてみてください。
・テレビや映画などの映像系の仕事
表舞台に出て活躍するアナウンサーやレポーターなどの仕事のほか、裏方でサポートする放送作家やディレクター、美術スタッフ、カメラスタッフなどの仕事が挙げられます。
また、アニメーターや映像編集者などの映像作品を手掛ける仕事は、専門的で高度な技術が必要になるので、職種によっては専門学校への進学が就職への近道になります。
・本・雑誌・新聞に関する出版系の仕事
ライター、作家、編集者、記者、ジャーナリストなどの職種が挙げられます。記者やジャーナリストになりたい場合は、社会学やマスコミ学を学んでおくのもおすすめです。また、作家やライターなど言葉を扱う仕事であれば、文学部への進学も考えられます。
・広告関係の仕事
広告代理店に勤務し、広報や営業、ディレクターとして活躍する道もあります。また、フリーでコピーライターやグラフィックデザイナーとして働く選択肢も。広告代理店に勤める場合は特に有利な学部はありませんが、グラフィックデザイナーのような専門性のある仕事を目指す場合は、デザインを学べる学校・学部で即戦力となる技術を身に付けておくのもいいでしょう。
まずは、メディアに関わる仕事の中でも、どの職種を目指すかをしっかりと見定めることが大切です。職種・業界やビジネス、就職事情をよく調べ、自分が目指す職種に関連する学部・学科を探してみてください。
【回答者:進路のミカタ編集部】