【シゴトを知ろう】古本屋 編

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【シゴトを知ろう】古本屋 編

2017.10.11

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】古本屋 編

皆さんは古本屋に入ったことがありますか? 店頭で昔読んでいた絵本が目に入り、懐かしさで思わず手にとってしまったという体験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

今回はポラン書房に勤めている西川由紀さんに、古本屋の業務や、その仕事の魅力などについて伺いました!

この記事をまとめると

  • 古本屋での仕事は体力が必要
  • 五感で本が好きと感じる人が向いている
  • 古本屋を目指している人は、とにかく多くの書物に触れるのがいい

お客様が思い入れのある本と再会する瞬間に立ち会える幸せ

Q1. 現在のお仕事内容について教えてください。

私がポラン書房で主に担当しているのは、インターネット販売での管理・発送作業と、店舗における担当の本棚の管理・陳列です。

ポラン書房では、自社サイトも含めると現在3つのWebサイトで古本を販売しています。10時〜18時の早番と、14時〜21時の遅番という勤務形態があるのですが、早番の人がネットでの注文を受けて発送しています。

店舗で販売している本はジャンルによって分けられているのですが、私は「均一本」「文庫」「婦人もの」「近年に発売された本」の棚を担当しています。ポラン書房では、まず買い付けてきた本や店舗で買取した本の売る場所を店長が決めます。その中でさらにジャンルを分けていくのです。それぞれに本をストックする場所があるのですが、例えば私が担当している均一本はカウンターの下にストック場所があって、私はそこに集まった本を整理して、商品棚に陳列する際のテーマを決めていきます。

均一本はジャンルを問わずいろんな本が集まるので、まずはそこにある本の大まかなイメージをつかみ、児童書が集まっているなと思ったら、ちょうど夏休み前だから子供用の本を多く出そうと考えるのです。入学時は幼稚園バックを作るために使える洋裁の本や、お弁当の料理本を多めに出すなど季節に合わせて棚を作ることもあります。

均一本だけでなく他の棚も担当しているので、商品入替などは自分でローテーションを決めて進めていきます。値段付けも、それぞれの担当が行います。私は働き始めてからずっと均一本を担当しているのですが、最初はどのぐらいの値段をつけていいのか全く分からないところからスタートしました。インターネットで調べるなどして、だんだんと感覚でつかんでいった感じです。

<ある一日のスケジュール>
9:45 出勤、開店準備
10:00 メール確認作業、インターネット販売での注文確認、発送業務
12:00 昼食
13:00 インターネット販売の商品掲載作業、品出し、接客、催事の準備、店舗の商品入替えなどの業務
18:00 終業


Q2. お仕事の中で、魅力ややりがい・楽しさを感じるのはどんなときですか。

お客様がずっと探していた本と出合えた瞬間に立ち会えることが、この仕事をしていて一番楽しくて、やりがいを感じる瞬間です。ポラン書房では、探求書といって、インターネットを使えないお年寄りなどの代理で本を購入してお渡ししたり、依頼書を書いていただき、求めている本が入荷したときにご連絡するサービスを行っています。

最近、ある児童文学の古い版のものを探しているお客様がいらっしゃったのですが、その本が見つかってご連絡すると、泣いて喜んでくださいました。古本とは特殊なもので、思い入れのある本を手にすると、読んでいた当時の空気がワーッとよみがえってくる気がします。お客様のそういう瞬間に立ち会えるのが、この仕事の魅力です。


Q3. 一方で、お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときですか。

この仕事の一番大変なことは、本を移動させる作業です。本はとても重いので、運ぶには体力が必要になります。例えば、あるお宅に本の買取に行ったとき、結構な料の本を店員総出でマンションの6階から運び出したことがありました。しかも真夏だったので、気持ちいいほど汗をかきました。その作業の後は、かなり足に疲れがきましたね。また、エレベーターのない建物での運び出しもあります。古本屋は本を運ぶことが多いので、体力が必要な仕事です。

古本屋の業務が全て好き! だから10年続いている

Q4. 現在のお仕事を志すようになったきっかけを教えてください。

私がこの仕事に就いたのは本当に偶然でした。子育てがひと段落して仕事を探しているとき、当店がちょうど移転してオープンする前だったんです。お店に入ったら素敵だったので、ここで働きたいと思いました。駄目もとでお願いしてみたら、後日「履歴書を持ってきてください」と言っていただけて、そこからのご縁で働き始めました。古本屋は求人を出すことも、空きがでることもなかなかないので、本当にタイミングが良かったんだと思います。

古本屋を志したこともなく、この仕事に就いたのは偶然でしたが、10年働いてみて古本屋の業務で嫌だと思ったものは一つもありません。接客も力仕事も事務作業も全て好きです。だから、続いているのだと思います。


Q5. 大学ではどのようなことを学びましたか?

英米文学を学んでいました。ぼんやりと英語力を生かす職に就きたいという思いがあったのでそこに進学したのですが、いざ入学すると英会話の講義は週一回しかなくて、正直、進路を間違ったなと思ったこともありました。しかし、ポラン書房でも英米文学を取り扱うので、見ると懐かしくなりもう一度読み直したくなります。若いときにつまらないと感じた本でも、自分の経験が積み重なると面白く感じることもあるので、自分に合わないと感じた本でも捨てないでほしいと思います。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
小さい頃から英会話を習っていたので、漠然と英語力を生かせる職に就きたいと思っていました。今となっては自分のスキルでよくそんなことを言えたなと思うのですが、当時はそう思っていました。今の仕事では直接英語力を生かす場面はほとんどありませんが、先ほどお話した通り英米文学や海外の児童書などを目にする機会は他の職業よりも比較的多いのかなと感じています。

古本屋を目指すのならば、とにかく本に触ってみることが大切

Q7. どんな人が古本屋に向いていると思いますか?

やはり、本が好きな人に向いていると思います。ただ本が好きといっても、「五感で本を愛せる人」です。古本の独特な香りが生理的に駄目な人もいると思いますが、そういう香りも含めて、古本を言葉だけでなく好きな人がいいですね。あとは体力が必要な仕事なので、体力がある人に向いています。

また、先輩が「古本屋は真面目すぎると続かない。ある程度、適当な方が向いている」と言っているのを聞いたことがあります。


Q8. 古本屋を目指している高校生へ向けて、一言メッセージをお願いします。

とにかく本に触ってください。そして、いろんな本屋へ行ってみてください。古本屋って店主の考え一つでカラーが変わると思うんです。例えば、値段のつけ方でも100円だったり1,000円だったりと店によって違います。セレクトショップもあれば、雑多に本を置いている店もある。それぞれの店のカラーを自分の目で見て肌で感じてみてください。自分が「こういう店にしたい」と憧れる店があれば、そこのお店の店主と話してみるといいと思います。お店それぞれの価値観を感じて学んでください。


西川さんのお話から、私たちに身近な仕事だけれど実際には何をしているのかあまり分からなかった古本屋という職業が大変よく理解できました。古本屋で働くには体力が必要だなんて、イメージとギャップがありますよね。

古本屋の仕事に興味を持った人は、いろんな古本屋へ行って、その特色を比べてみると、その古本屋の持つ価値観が見えてくるかもしれませんよ。


【profile】ポラン書房 西川由紀
http://polan-shobou.com/

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「古本屋」
はこんな仕事です

一度販売された書籍や雑誌を持ち主から買い取り、再度販売する仕事。チェーン店に勤務するか、開業することで就業するが、開業には各都道府県の警察に申請して、公安委員会から古物商の許可を受ける必要がある。広く全般的な種類を取り扱う店もあれば、洋書、美術書、歴史書など専門分野に絞って取り扱うか、ターゲットを絞ることも重要。貴重な資料は流通や販売のタイミングが難しいが、それだけに顧客となる収集家の喜びも大きい。インターネットを同時に活用して商品を売買する店舗もある。

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