親から「学費が出せない」と言われた。どうすればいい? ~進路のミカタ知恵袋~
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Q. 兄の進学にお金がかかったため、親から私の学費が出せないと言われました。でも、進学したいのですが、どうすればいいですか?
A. 奨学金の活用など、経済的な負担をなるべく軽くする方法を調べてみよう
まずは奨学金の活用など、経済的な負担をなるべく軽くする方法を探ってみましょう。奨学金にはいくつかの種類があります。各奨学金の種類について解説するので、参考にしてみてください。
【奨学金にはどのような種類がある?】
・返済の必要がない奨学金
給付型、付与型の奨学金です。
・返済の必要はあるが、無利息の奨学金
奨学金を返済しなければなりませんが、利息が発生しないものです。
・返済の必要があり、利息も払う必要がある奨学金
奨学金の返済時には利息が発生しますが、金融機関の教育ローンに比べると利息は低くなっています。
奨学金といえば、卒業後に返済の義務がある日本学生支援機構の奨学金制度が代表的です。しかし、近年では、返す必要のない給付型の奨学金制度を多数設けている大学もあります。また、入学後も成績優秀者向けの奨励金制度があるなど、学費を少しでも軽減する支援を行っている学校も少なくありません。
まずは、志望校の在学生の奨学金やアルバイト、仕送りの事情について調べてみて、入学から卒業までの学費・生活費のプランを立ててみることをおすすめします。
【両親に自身の思いを伝えてみよう】
学費が払えないとご両親に言われたとのことですが、質問者さんご自身の進学についての強い思いをご両親に伝えてみることをおすすめします。
「将来◯◯になる夢がある」「夢をかなえるためには◯◯学科に入りたい」「オープンキャンパスで知った◯◯教授のゼミに入りたい」など、具体的な目標と、それをかなえるためにはどこへ進学して何を学びたいかを明確に説明しましょう。具体的なプランを立てることで、両親の理解も得やすくなるのではないでしょうか。
その他に、学費を貯めてから進学する、昼間は働いて夜に通学する大学の「夜間課程」を利用するというのも考え方の一つです。志望大学が決まったら、入学相談窓口で話を聞いてみることをおすすめします。
【回答者:進路のミカタ編集部】