【シゴトを知ろう】養護教諭 編

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【シゴトを知ろう】養護教諭 編

2017.10.02

提供元:マイナビ進学編集部

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【シゴトを知ろう】養護教諭 編

皆さんが学校内でけがをしたり、具合が悪くなったときは保健室へ行くと思います。保健室の先生は、正式には「養護教諭」といって皆さんが健康に学校生活を過ごすための教育活動をしています。

今回は、兵庫県の中学校に勤める養護教諭の方に、仕事の内容や仕事に就くまでに学んだことについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 養護教諭は子どもが生涯にわたり健康な生活を送るために必要な力を育成する
  • 看護師免許を取得した後に教育学を学び、養護教諭になった
  • 時代により変化する健康課題を解決するためには日々学び続ける姿勢が必要

文部科学省が定めた計画のもと、学校保健の向上に努める

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
養護教諭は子どもたちが生涯にわたりたくましく、しなやかに生きていけるように学校保健に関わる仕事をしています。養護教諭の職務は保健管理・保健教育・健康相談・保健室経営・保健組織活動に分けられます。救急処置、健康診断、疾病予防などの保健管理、児童生徒の心身の健康の問題の解決のための健康相談、教科保健の授業を行う保健学習や個別・集団を対象とした保健指導等の保健教育など養護教諭の仕事は多岐にわたっています。

私たちは養護教諭の職務を通して、時代によって変化する子どもの健康課題を解決するために努めています。2017年は文部科学省から「現代的健康課題を抱える子供たちへの支援」という冊子が示され、子どもたちの自尊感情や自己肯定感の低さ、いじめなどの問題によって生じる心身の不調が健康課題として取り上げられました。こうした問題への解決にも養護教諭が積極的に取り組むよう求められています。

その他にも、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーとの連携、委員会の指導などさまざまな業務があります。

<一日のスケジュール>
7時過ぎ 登校。メールチェック、環境整備
08:00 職員打ち合わせ
08:30 校舎見回り、健康観察、管理職へ出欠状況・健康観察結果を報告、サーベイランス(感染症管理システム)の入力
08:40 健康診断、来室者(けが・体調不良など)の対応、事務作業
12:30 給食指導、健康観察、休憩時間の保健室対応
13:20 来室者の対応、事務作業
15:10 清掃指導
15:25 健康観察、外部機関との連絡
15:40 委員会活動。各種会議、事務作業
17:30 下校
 
 
Q2. 養護教諭の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
養護教諭は、子どもの命を守るため、常に適切な対応が求められます。そのため、子どもの健康課題が解決できたときや、体調不良やけがの対応がスムーズに行えたときは良かったと思い、やりがいを感じます。

また、委員会活動で子どもが頑張っている姿や成長した姿を見られるとうれしくなります。本校の保健委員は、学校集会や朝の読書の時間に各教室に足を運んで保健指導をしています。人前で話す経験が自信になり、生徒の成長につながっていると思います。
 
 
Q3. 養護教諭で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
子どもの命に関わる出来事はいつ起こるか分からないので、常に緊張感を持って仕事をしなければいけません。そういった意味で、責任の重い仕事だと考えています。しかし、近年では文部科学省が「チームとしての学校」を作り上げることが大切としており、校長先生や担任の先生など、学校全体で連携をとって対応していますので、大変だと感じることはありません。
 
 

闘病中でも元気に過ごす子どもたちを見て養護教諭を目指した

Q4. どのようなきっかけ・経緯で養護教諭に就きましたか?
 
高校卒業後に看護師を目指して看護学校に通っていました。そのときに、実習で病気と闘う子どもたちと接したことを機に養護教諭を志しました。2歳から中学3年生までの子供が白血病を患いながらも勉強したり、明るく生活したりする姿を見て純粋に子どもっていいなと思ったのです。看護師を目指し続ける道も考えましたが、子どもがたくさんいる職場に行きたいと思い、看護学校を卒業した後に養護教諭の免許を取得できる大学に進みました。
 
 
Q5. 大学・看護学校では何を学びましたか?
 
養護教諭になるためのルートはさまざまです。私の場合は、まず看護学校で社会人としての基礎と医学の基本を学び、看護師免許を取得しました。看護学校を卒業した後は養護教諭特別学科に通い、養護教諭として必要な単位を取得しました。教職課程としては他の教職員と同様に教職や教養を学ぶ一方、学校保健や養護教諭の職務など専門的な科目も学びました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の頃は漠然と、機械と向き合うより、人と接する仕事につきたいなと思っていました。看護師を選んだのは、小学生の頃から人体の図鑑を見るのが好きだったからかもしれません。しかし、学生の頃は保健室に行った経験は一度しかありませんでしたので、こうして保健室で仕事をするとは思いませんでした(笑)。
 
 

教育者は生徒の前では冷静に振る舞うことが大切

Q7. どういう人が養護教諭に向いていると思いますか?
 
子どもが好きで、相手の立場になって考えられる人が向いています。また、保健指導のために外部講師の方や他の先生と接する機会が多いので、コミュニケーション能力や企画力・調整力を兼ね備えた人だといいです。

加えて、教育者を目指す方は常に感情が安定している必要があると思います。特に保健室に来る子どもは精神的に調子が悪かったり、反抗的だったり気持ちが乱れている場合があります。いつも冷静かつ愛情をもって子ども達に接することが大切です。

また、教育や医学、心理学など幅広い分野に興味があり、学び続ける意欲がある人が養護教諭に向いていると思います。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
養護教諭は本当に素敵な仕事です。時代によって子どもの健康課題が変化し、児童生徒の対応だけではなく学校保健の中核としていろいろなことを求められるため、奥が深く日々学ぶべきことがあります。昨日よりも今日、今日よりも明日の自分が少しでも成長して子どものために頑張れたらという気持ちを持ち続ける必要があります。

養護教諭を目指す皆さんは高校生の間にたくさんの人と交流して、たくさんの経験を積んでください。学校現場で一緒に働けることを楽しみにしています。
 
 
多くの学校には養護教諭は一人しかいませんが、学校保健の向上のために「チームとしての学校」を意識して組織的に動くことが大切ですね。

養護教諭に興味を持った方は、文部科学省のWebサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。教育現場がどのように変化しているのかを知れば、養護教諭に求められる資質が理解できるかもしれません。
 
 
【取材協力】全国養護教諭連絡協議会

この記事のテーマ
教育」を解説

教育機関や子ども向けの施設で、教育指導に関わる仕事を目指します。小・中学校や高等学校の教員を目指す場合、大学や短期大学の教職課程で学ぶ必要がありますが、専門学校の中にも、提携する大学や短期大学の通信教育を受けて、教員免許状を取得できる学校もあります。語学教師や臨床心理士など希望する職種により、必要な資格や免許が異なります。

「教育」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「養護教諭」
はこんな仕事です

通常は保健室に常駐しており、子どもたちが学校内でけがをしたり、気分が悪くなったりしたときに応急処置をする。学校では「保健室の先生」と呼ばれている。いじめ問題や児童虐待、生活習慣の不安定化、食品アレルギーの増加など、子どもたちが一人で悩んだりストレスを抱え込むことも多くなっている。養護教諭には、子どもたちに対するメンタル面でのサポートが求められる。また、学校保健のリーダーとして、教職員・保護者・医療機関などを結ぶコーディネーターとしての役割も期待されている。

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