【シゴトを知ろう】画像処理エンジニア 編

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【シゴトを知ろう】画像処理エンジニア 編

2017.09.25

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】画像処理エンジニア 編

皆さんはスマートフォンアプリやWebサービスで画像の加工をした経験はありますか? 画像のサイズや色味を変えるなどの画像を加工するプログラムを作る人を「画像処理エンジニア」といいます。

今回は、イラストからグッズが作れるWebサービス「pixivFACTORY」を提供している、ピクシブ株式会社の緑川晃さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • イラストから簡単にグッズが作れるサービスを担当している
  • SNSからユーザーの反応を探り、改善点を発見するのに役立っている
  • 高校生の頃から独学でプログラミングに触れていた

ユーザーが使いやすい機能をプログラミングによって作る

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
画像処理エンジニアは簡単にいうと、画像のサイズ、色味を変えたりフィルターをかけたりするのに使うソフトやシステムを開発する仕事です。

私が勤めるピクシブ株式会社の理念は「創作活動がもっと楽しくなる場所をつくること」で、特にイラストや漫画を描くユーザーが多いです。中でも、私は画像処理エンジニアとして、ユーザーがオリジナルグッズを作れるWebサービス「pixivFACTORY」の開発を担当しています。ユーザーは自分の描いたイラストや図をアップロードするだけで、スマートフォンのケースやTシャツといったグッズを制作できるのです。

私はサービスの運用と開発をするチームにいて、人気の機能「商品プレビュー」の仕組みを作ったり、提携している印刷会社に送るデータを生成するプログラムを書いたりしています。ディレクターやプログラマー・デザイナー・カスタマーサポートなどチームメンバーとともにサービスの改善点を議論し、困ったことがあれば話し合いをして仕事を進めていきます。だいたい10時頃に出社してお昼休み以外はほとんど開発業務に時間を使い、19時過ぎに退社する日が多いです。
 
 
Q2. 画像処理エンジニアの仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?
 
自分が担当した機能がユーザーから良い評価を得たときはうれしいですね。私たちが運用するサービスは企業ではなく一般のユーザーに向けたものなので、SNSからありのままの感想が探れます。「グッズを作るのは手間が多く大変そうに感じていたから、簡単に使えるサービスができてうれしい」「プレビューを作るだけでも楽しくて、リピートしています」といった声を聞くとチーム全員のテンションが上がりますね(笑)。

技術的なところでは、作れないと思っていた複雑な処理(コンピューターに対する命令を記述したプログラムのこと)が書けるようになったり問題をスムーズに解決できたりしたときに楽しさを感じます。例えば、以前アクリルキーホルダーを制作する機能をリリースしたのですが、リリース当時はユーザーに透過画像(イラストの背景部分に色がない画像)をアップロードしてもらうようにしていました。しかしユーザーにとって画像の透過作業は手間がかかるはず。もっと便利にできないだろうか?と検討し、今では切り取りやすいデータであれば透過画像ではない画像も対応できるようになりました。できなかったことができた達成感はもちろん、ユーザーの喜ぶ顔を思い浮かべながら自ら工夫するやりがいもあります。
 
 
Q3. 画像処理エンジニアの仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
これは画像処理エンジニアに限らずWebサービスに携わる人全般にいえる話かもしれませんが、Webサービスは365日24時間動いているので、問題が発生したら素早く対応しなくてはいけません。発生する問題はさまざまで気が抜けないことが大変ですが、中には新しい機能をリリースした結果、アクセスが集中してシステムが追いつかないなど、ある程度予測できる問題もあります。予測できるものに関しては、リリースのタイミングを事前に確認してできる限りの対策を打つなど備えるのも仕事です。
 
 

高校生の頃はプログラミングを独学していた

Q4. どのようなきっかけ・経緯で画像処理エンジニアの仕事に就きましたか?
 
高校生の頃に、親がパソコンを買ってくれたのがきっかけです。コンピューターやプログラムの仕組みが知りたいと思いましたが、周囲にプログラミングを教えてくれる人はもちろん、詳しい人もいなかったので、自分で入門書を購入し独学しました。

大学ではコンピューターの仕組みやプログラミング言語(コンピュータに指示を出す言語)について学びました。そして就職活動中に今働いている会社に出合い、ユーザーに近いWebサービスって面白そうと思って履歴書を送り今に至ります。
 
 
Q5. 大学では何を学びましたか?
 
大学では、プログラミング言語に加え、コンピューターはどのように動くのか、ネットワークとはどのような仕組みなのかといったコンピューターサイエンスの基礎を学びました。

研究室では、問題を効率的に解決する「アルゴリズム」(問題を解くための手順を定式化した形で表現したもの)の勉強もしていましたね。画像処理エンジニアの場合、画像そのものに関する知識に加え、画像をどう処理するのか、そのアルゴリズムの知識が必要です。当時はこの勉強、これから役に立つのかな?と思いましたが、いざ仕事をしてみると役立っていると実感しています(笑)。

また大学在学中、ベンチャー企業でプログラムを書くアルバイトをしていて、そのときに効率的な開発や実践的なプログラムの書き方を身に付けました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
高校生の頃はこれといった夢もなく部活にも所属していなかったので、とにかく時間がたくさんありました。そんな環境だったからこそ、コンピューターに熱中できたのだと思います。その後、進路を考える時期になっても具体的な目標はなかったのですが、自分が好きなものについて勉強したいと思い、コンピューターの勉強ができる大学に進みました。高校生のころの夢が叶ったというよりも、あの頃関心を向けていたものが今の仕事につながった、という感覚です。
 
 

原因不明の問題にも意欲的に解決方法を考えられる人が向いている

Q7. どういう人が画像処理エンジニアに向いていると思いますか?
 
コンピューターやプログラミングが好きな人には、当然向いている仕事だと思います。コンピューターの世界では新しい技術が次々と生まれています。コンピューターやプログラミングが好きな人なら自主的に勉強できるので、楽しみながら知識が身に付くのではないでしょうか。

また、原因が分からない問題に対して、自力で調べて解決する力はとても重要です。画像処理エンジニアは、原因が分からないバグ(プログラムの誤りや欠陥)を直したり、案件によってはあまり馴染みのないシステムを扱ったりすることが多く、そんな中で発生した問題を解決するには、何が何でも解決しよう! という意欲が何よりの強みになります。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
もし画像処理エンジニアの仕事に興味があるならば、まずは実際に何かを作ってみるのがいいと思います。プログラミングについて分からないことが出てきたら、書店に入門書があるはずなので探してみてください。私は何も分からないまま書籍を購入しましたが、知りたいという気持ちさえあればプログラミングは難しいものではありません。作っていくうちに、プログラミングやものづくりの楽しさを感じられると思います。面白いと感じることが、実際に働く中できっと役に立つはずですよ。 
 

プログラミングと聞くと複雑そうなイメージがありますが、意外と独学で身に付けた人が多いのだそうです。現在ではコンピューター技術がどんどん身近になっていて、プログラミングを趣味として楽しむ人もいるのだとか。

この仕事に興味を持った人は、まずはプログラミングの基礎を調べてみてはいかがでしょうか。入門書を探すのもいいかもしれませんね。
 
 
【profile】ピクシブ株式会社 pixivFACTORY 緑川晃

この記事のテーマ
コンピュータ・Web・ゲーム」を解説

デジタル情報をつなぐシステム構築をはじめ、webやゲーム、アニメーション、映画など、メディアやコンテンツを創り出します。コンピュータの設計・開発などを学ぶ情報処理系と、アニメ・ゲームなどの制作を学ぶコンテンツ系があります。また、ビジネスの現場で広く使われているアプリケーションを使いこなすスキルを身につける授業もあります。

「コンピュータ・Web・ゲーム」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「画像処理エンジニア」
はこんな仕事です

デジタル画像処理技術のソフトウェア、ハードウェア、システムを研究し、開発する仕事。画像の加工や編集を担当するクリエーターが使用するソフトウェアのほか、QRコードを認識する機能、防犯カメラのシステム、ロボットの視覚機能なども手掛ける。デジタル化が進む現代社会において、重要な役割を担っている。開発や設計に関する知識を評価する検定として、CG-ARTS協会が実施する「画像処理エンジニア検定」がある。エキスパートとベーシックの2種類があり、エキスパートのほうが難関度が高い。

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