【シゴトを知ろう】細胞検査士 編

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【シゴトを知ろう】細胞検査士 編

2017.09.28

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】細胞検査士 編

日本人の死因の第1位である「がん」。悪性の細胞が増殖していく病気であるがんの治療法にはさまざまなものがあり、日々新しい研究が進められています。がんの早期発見のために、悪性の細胞と良性の細胞を見分ける検査をするのが細胞検査士の仕事です。

今回は、埼玉メディカルセンターで細胞検査士として活躍する三瓶祐也さんに、仕事内容や学生時代の経験について教えていただきました。

この記事をまとめると

  • 細胞を観察することで、がんなどの病気の早期発見に役立てる仕事
  • 学会や講習会に参加して、日々新しい知識を得る必要がある
  • 臨床検査技師の国家資格を取得してから、養成所に入学した

病気の早期発見に役立てることにやりがいを感じる

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。
 
細胞検査士は、細胞を顕微鏡で隅々まで観察し、正常な細胞の中からがんなどの病気の細胞を探し出す仕事です。この仕事に就く人の多くは、病院や検査を専門に扱う企業(検査センター)で働いています。患者さんから採取した検査材料(尿や痰、子宮頸がん検診や乳がん検診で採取した細胞など)を顕微鏡で観察できる大きさのガラスに塗りつけ、専用の染色液で染めて標本を作製します。顕微鏡で見ると、一つの標本の中にも、たくさんの細胞があることが分かります。紫色・緑色・オレンジ色などの色素からなるミクロの世界です。その中から細胞それぞれの形の変化をとらえて、良い細胞(良性細胞)と悪い細胞(悪性細胞:がん細胞)を区別していきます。

そうした私たちの判定によって悪性細胞や病気が疑われる細胞が見つかると、医師にバトンタッチして、手術などの方法で調べる病理組織診断に移ります。

<ある一日のスケジュール>
08:10 出勤
午前 顕微鏡での標本観察
12:00 1時間の休憩
午後 顕微鏡での標本観察、翌日分の標本作製
17:15 退勤(院外での勉強会等に参加する場合あり)


Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

私は学生の頃から顕微鏡を扱うのが好きだったので、顕微鏡で細胞を観察するのはとても楽しいです。ほとんど一日中、顕微鏡を見る仕事なのでなおさらですね(笑)。

また、患者さんの病気の早期発見に役立てることにもやりがいを感じますね。私たちががんなどの病気を素早く発見することで、医師が効果的な治療を迅速に開始できるのです。細胞検査士が直接患者さんに治療を施すことはありませんが、こういう形で医療行為の一端を担えるのは、仕事へのモチベーションにつながります。しかし、それと同時に大きな重圧も感じますね。病院に来院される患者さんは、「自分が病気なのではないか」と不安な気持ちで検査を受けています。自分が下す判定によってこれからの患者さんの人生が変わるかもしれないと思うと、しっかりと責任を持って正確に検査しなければと思います。

 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?
 
検査をしていると良性細胞と悪性細胞、どちらなのか判定に悩んでしまうことがあります。そんなとき、周りの先輩方に相談するとあっさり解決してしまうこともあり、自分の未熟さを思い知り落ち込んでしまいますね。

正確な判定をするには多くの経験を積み、日々研さんを積むしかありません。積極的に学会や講習会に参加し、新しい知識を得るようにしています。

顕微鏡を使うのが好きで、細胞検査士の仕事を選んだ

Q4. どのようなきっかけ・経緯で細胞検査士の仕事に就きましたか?

顕微鏡を使った仕事がしたいと調べていたときに、細胞検査士の資格を知りました。細胞検査士養成コースのある大学もありますが、私は専門学校で臨床検査技師(医療機関で臨床検査を行う技術者)の国家資格を取得した後、細胞検査士の養成所に入学して細胞検査士資格を取得しました。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?

臨床検査技師の専門学校では人体の構造やさまざまな検査の知識、技術を学びます。細胞検査士の養成所ではひたすら細胞標本を観察していました。養成所には標本を15人で同時に見られる顕微鏡があります。講師の先生や同じクラスの仲間と一緒に標本を見ながら、疑問があればすぐに質問することができました。その場で意見を述べ、全員で話し合うようにしていたのが大きな成長につながったと思います。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?

当時は漠然と人の役に立てる仕事に就きたいと考えていて、医療業界で働きたいと思っていました。どの仕事を選ぼうか具体的に考えたときに、顕微鏡を使った観察や、生物や化学の教科が好きだったので、医療技術者の中でも細胞検査士の道を選んだのです。ですので、高校生の頃の夢も好きだった勉強も、そのまま今の仕事につながっています。

資格取得がゴールではなく、日々の学びが大切

Q7. どういう人が細胞検査士の仕事に向いていると思いますか?
 
細胞を見て、細かい違いに気が付かなければ判定は行えないので、観察力のある人が向いていると思います。また、チーム医療の一員として医師や看護師をはじめ、他の医療技術者と連携していくためにコミュニケーション能力が求められます。

もちろん、絶え間なく進化していく医療業界においては、常に最新の技術や知識を取り入れようとする強い探究心も必要です。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

細胞検査士は資格を取得することがゴールではありません。日々情報が行き交い、発展を続ける医療業界で活躍するには、働き始めた後もずっと学び続けていく覚悟が必要になります。その分だけ、患者さんの役に立っているという誇りを持てる仕事だと思います。これからのがん治療に携わっていきたいという方は、ぜひこの仕事にも目を向けてみてほしいです。

 
学生時代顕微鏡を扱うのが好きだったことから、細胞検査士の道に進んだ三瓶さん。普段皆さんが学校で使っているものが未来の仕事道具になるかもしれないと思うと、働くことが少し身近に感じられるのではないでしょうか。この仕事に興味を持った方は、細胞検査士の養成コースのある大学や、養成所について調べてみてくださいね。
 
 
【profile】独立行政法人地域医療機能推進機構 埼玉メディカルセンター 細胞検査士 三瓶祐也
【取材協力】埼玉県細胞検査士会

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「細胞検査士」
はこんな仕事です

人間の身体をつくっている細胞を顕微鏡などで調べて、がん細胞を発見する仕事。細胞をガラス板に置いて染色し、これを顕微鏡で覗いて悪性細胞と思われるものを発見。その中にがん細胞があった場合は医師と一緒に診断する。「細胞検査士」は認定資格で、「細胞検査士認定試験」に合格する必要がある。受験資格は、養成コースが設置された学校で所定単位を修得するほか、学校卒業後、「臨床検査技師」か「衛生検査技師」の国家資格に合格した上で専門の養成所を卒業するなどの方法で得られる。

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