【シゴトを知ろう】バレリーナ 編

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【シゴトを知ろう】バレリーナ 編

2017.10.05

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】バレリーナ 編

華やかなバレエの舞台。優雅に見えますが、実はとても過酷な踊りなのだそう。けがをして辞めてしまうダンサーも多い中、早くから体の使い方について独自に研究し、現在はダンサーとしてだけでなく、そのメソッドを教える立場としても活躍する小野真理子さんにお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 正解は先生に教えてもらうものではなく、自分で見つけないといけない
  • 上手に踊れていても自分自身が楽しめていないとお客さんには伝わらない
  • やりたいことが見つからなければ消去法で考えてもいい

バレエダンサーは毎日ベストを尽くさなければいけない

Q1. 仕事概要と一日のスケジュールを教えてください。

フリーランスのバレエダンサー(バレリーナ)として舞台に上がることもありますが、35歳という年齢もあって最近は教える仕事が増えてきています。一般的にバレエダンサーのキャリアは短いですが、それで終わりではありません。私はバレエが大好きだからこそ極めたくて日々学び、学んだことを人に伝えていくことにもエネルギーを注いでいます。ミュージカルダンサーとして活動した経験も生かし、体の使い方について試行錯誤しながら独自に習得したことをバレエ関係者や一般の方に教えています。具体的にはピラティスや、バレエダンサーが考案したマスターストレッチというエクササイズを取り入れています。自分で教室を主宰している他、外部のバレエスタジオやカルチャースクールなどでバレエを教えることもあります。

<一日のスケジュール例>
10:00 レッスン指導(ピラティス・バレエ・トウシューズの3クラス)
13:30 ランチ
15:00 バレエの舞台出演やプライベートセッションなど
19:00 終了

Q2. どんなときに仕事の楽しさ・やりがいを感じますか?

自分がベストを尽くせて、観客の皆さんからいい反応をいただいたとき、やりがいを感じます。私はアメリカのバレエ団で活動していたこともあるのですが、向こうでは終演後ロビーでお客さんとお話する機会がありました。生き生きとした表情で「ここが良かったよ!」と話しかけていただくことは日本ではあまりなかったので、新鮮でうれしかったですね。

また、海外のバレエ団はボランティア活動にも積極的で、小児科病棟へ出向いてバレエを披露したときに、子どもたちが純粋に喜んでくれたのを間近で見られたことにも大きなやりがいを感じました。

教える仕事でやりがいを感じるのは、生徒さんが生き生きとバレエを楽しんでいるのを見たときです。私のバレエ教室には他で習っていたけれどしっくりこなかったという方や、けがをして本気で体を変えたいと思って来られる方が多いです。そうした方々が自分に向き合うことで次のステップへ進むのを見られたときはうれしいです。ケガが治って留学をしたダンサーもいれば、バレエの練習を通じて自信を得て、今まで諦めていたことにチャレンジできたという方も。ただバレエの練習をしているだけのようでも、自分と向き合う経験は人生のいろいろなところに影響するものなんです。


Q3. 仕事の大変さを感じるのはどんなところですか?

バレエダンサーにとってはずっと続いていく日々の中の1日でも、お客さんはその1回に懸けて見に来られるわけですから、毎日ベストを尽くさないといけません。。とはいえ、ずっと調子を保ち続けることはかなり難しいことです。また、多くの出演者がいる舞台では個々のモチベーションの高め方も違いますから、それぞれの一番良いところを取って調整していく難しさもあります。

教える仕事では伝え方に悩むことがあります。正解を求めて来られる方もいらっしゃるのですが、自分の体のことなので「これが正解だ!」という判断は自分しかできません。考え方を教えて気付くきっかけを提供することはできますが、本人が自分で気付いて納得しなければ次に進めません。依存せず自ら学んでいける人に育てていきたいと思っていますが、それを理解してもらうための伝え方はなかなか難しいですね。

日本と海外の教え方の違いに触れたことが転機に

Q4. どのようなきっかけでバレエダンサーの仕事に就きましたか?

小さい頃、姉の友達のバレエ発表会を見に行ったのですが、その帰り道に見よう見まねで踊っていました。それから1年くらいバレエをやりたいと母親に言い続け、小学2年生になったときにバレエ団付属のバレエ学校に通わせてもらえることに。遅いスタートではありましたが、最初に教わった先生が型にはまらず楽しく踊ることを教えてくれたおかげで、挫折することなく続けられました。

踊って褒められることが純粋にうれしかったですね。将来はバレエダンサーになると思い込んでいましたし、夢とも思っていませんでした。その後、短期大学を卒業後にアメリカのバレエ団と契約し、帰国後も日本のバレエ団やミュージカルで有名な劇団四季などに所属してダンサーとしてのキャリアを積みました。


Q5. 短期大学ではどのようなことを学びましたか?

バレエダンサーになる人の多くは高校生くらいの年齢でバレエ留学をしますが、私は父親が厳しくて「中卒で留学して、けがをして帰って来ることになったらその後どうするんだ」と言われました。その言葉を押しのけるほどの自信もなかったので、高校卒業後に短期大学に進学しましたが、いずれ海外でバレエダンサーとして活躍したいと思っていたので、将来役立つよう英文科に進みました。バレエやミュージカルの舞台でもお馴染みのシェークスピアの作品を原文で読めたのは良い経験になりました。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢や経験したことが、現在のお仕事につながっていると感じることはありますか?

私が通っていたバレエ学校は夏休みに子ども向けのバレエコンサートを開催していたのですが、高校3年生のときにそのコンサートに出演するチャンスをいただきました。プロオーケストラと共演するのも初めてでしたし、お金をもらって舞台に立つことも初めての経験でした。お客さんの楽しそうな表情を舞台の上から見て、「私はずっとこういうことをしていくんだ」と思ったことを覚えています。

さかのぼりますが、もう一つ衝撃的だったのは中学3年生の夏休みに参加した、ローザンヌ国際バレエコンクールの審査員の先生が指導してくださるワークショップでのことでした。今まで習ってきたことと真逆のアドバイスを受け、実際にその通りにやってみたら、今までできなかったことができるようになったんです。日本では、海外の方との骨格の違いを考慮して独自にアレンジした指導をすることが多いのですが、それが必ずしも正しいわけではなかったんだと気付きました。その体験が今の教える仕事につながっています。

バレエダンサーはお客さんにプレゼントを与えることができる人

Q7. どういう人がバレエダンサーに向いていると思いますか?

踊ることの楽しさを知っている人ですね。つらいことをするのがストイックだと思う人もいるかもしれませんが、私は楽しいからこそストイックでいられると思うんです。純粋に自分自身が楽しめないと、何に向かってストイックになっているのか見失ってしまいますし、自分自身が楽しんでいなければお客さんに伝えることはできません。
「痛いな」「イヤだな」と思いながら踊っていると、お客さんにバレてしまいます。うまく踊れていても心が伝わらないこともあります。

バレエダンサーはお客さんにプレゼントを与える人だと思います。恩着せがましい意味ではなく、舞台を見て何か特別な気持ちになってもらえたり、何かを思い出したり、そういうことでもいいんです。そのような感情を湧き起こすことができる人がダンサーだと思います。そうでないと、ただきれいに動くだけの人になってしまいます。常に自分と向き合っていることが大切です。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

とりあえず大学に入って3年生になったら就職活動をして……という一般的な流れに乗ろうと考えている人もいるかもしれませんが、果たして本当にそれでいいのでしょうか。意外と自分の本音を見失っている人もいるのではないでしょうか。高校生や大学生という将来を考える時期に、恐れずに自分に向き合い続けてほしいなと思います。

私は早くにバレエという道が見つかってラッキーでしたが、これという道が見つからない場合は消去法で考えてもいいと思います。やりたくないことを消して絞っていくのは、漠然と分からないままにしておくよりは良いのではないでしょうか。言い訳を用意してやらないより、やって失敗した方がよっぽど身になるものですから、失敗を恐れずに何でもやってみてほしいなと思います。



常に自分で自分の人生を選択してきた小野さん。最近はバレエの先生が小野さんのレッスンを受けに来ることも増えているようで、日本のバレエ界に新しい風を吹き込んでいます。ダンサーとしてのキャリアはいつか終わりを迎えるものですが、「仕事は自分でつくるもの」ということを小野さんのチャレンジする姿勢から学ばされますね。


【profile】スタジオAWAKE主宰 小野真理子
http://studioawake.web.fc2.com
https://ameblo.jp/barrepilates/

この記事のテーマ
音楽・イベント」を解説

エンターテイメントを作り出すため、職種に応じた専門知識や技術を学び、作品制作や企画立案のスキル、表現力を磨きます。音楽制作では、作詞・作曲・編曲などの楽曲づくりのほか、レコーディングやライブでの音響機器の操作を学びます。舞台制作では、演劇やダンスなどの演出のほか、舞台装置の使い方を学びます。楽器の製作・修理もこの分野です。

「音楽・イベント」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「バレリーナ」
はこんな仕事です

劇場でクラシックバレエを踊る仕事。バレリーナは主に女性の踊り手を指すことが多く、バレエダンサーと総称されることも。主役がプリンシパル、ソロを担当するのがソリスト、そのほか大勢の踊りを担当するのがコールドなど、役割が分かれている。子どものころからバレエ教室に通い、国内外のコンクールなどで好成績を収める必要がある。名門バレエ団の入団審査はとりわけ狭き門であり、入団後も基礎訓練を続け、美しい体型の管理や芸術的感性を磨くための自己研鑚が欠かせない。

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