【シゴトを知ろう】視能訓練士 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】視能訓練士 ~番外編~

2017.10.04

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】視能訓練士 ~番外編~

眼科で視力検査や、子どもの斜視・弱視の訓練、視力が低下した人への道具の紹介などを行う視能訓練士の仕事。聞きなれない名前ですが、国家資格であり私たちの大切な目の健康をサポートしてくれる身近な存在です。番外編では意外と知られていない目の常識についてお話を伺いました。

この記事をまとめると

  • 視力の良しあしは生まれつき決まっている場合が多い
  • 度数は目の長さで決まる
  • 年1回は眼科で定期検診を受けることが望ましい

視力検査ができるのは医師・看護師・視能訓練士だけ

――視能訓練士さんの“あるある”エピソードを教えてください。

職業を聞かれて「視能訓練士です」と答えても「え?」と聞き返されてしまうことです。説明が面倒で、美容院などで聞かれたときは「看護師です」と答えている人もいるようです(笑)。とはいえ国家資格を持っている誇りもあり、伝えたいけど伝わらないジレンマに悩むことも“あるある”だと思います(笑)。


――他に職業病のようなものはありますか?

街を歩いていて眼鏡をかけている人を見ると、レンズの厚みや眼鏡の種類をチェックして「近視が強そうだな……」と思ったりします。子どもを見かけると斜視ではないか目の位置をチェックしてしまうことも。また、眼鏡屋さんで視力検査を受けても、自分で処方箋を書きたいなと思ってしまいます。視力検査ができるのは医師・看護師・視能訓練士だけなのですが、眼鏡屋さんでは資格を持たない人が検査していることもあり、内容が間違っている場合もあるんです。皆さんも眼鏡を買うときは、面倒ではありますが眼科で事前に検査を受け、その処方箋を持って買いにいくことをおすすめします。

目のトレーニングで視力が良くなることはない!?

――目に関して私たちが意外と知らない事実があれば教えてください。

近視や遠視、視力の良しあしは生まれつき決まっていることが多く、後天的に良くなったり悪くなることはほとんどありません。


――そうなんですか!? でもパソコンやスマホなどの影響で「最近目が悪くなったな」と感じている人は多いのでは……?

いつの時点と比べているかにもよります。度数は目の長さ(黒目から頭の奥に向かっての長さ)で決まるので、成長段階の中学生・高校生くらいまでは変動する可能性はありますが、だいたい20歳以降は、度数自体が変わることはありません。パソコンやスマホのせいで目が悪くなったと感じるのは、目が乾いてぼやけて見えるようになったことを視力低下と勘違いしている可能性があります。また、高齢になると白内障が発症し、目のレンズが濁って以前より見えづらくなるということもあります。いずれの場合も度数が変わったわけではありません。身長と同じで、ある程度の年齢を過ぎると視力は変わりません。


――視力回復のためのトレーニングには効果は期待できないのでしょうか?

理論的にはあまり効果は期待できません。ただ、目は近くを見るときに最も筋肉を使うため、目が疲れたときは筋肉をほぐすために遠くを見ると良いということはあります。それも筋肉をほぐすというだけの意味で、近視が改善されたり度数が変わるということではありません。老眼は近くのものが見えなくなる症状ですが、それも加齢による筋肉の衰えが原因です。いずれも眼鏡やコンタクトレンズで矯正するしかありません。


――レーシック手術はいかがでしょうか?

レーシック手術で視力は回復しますが、角膜を削るため、ドライアイがひどくなったり将来的に白内障の手術に支障をきたしてしまうかもしれないリスクがあります。手術前の度数を決める検査が難しくなるんです。スポーツ選手のように特別な事情があって受ける方も多いと思いますが、個人的にはリスクを負うより、今コンタクトレンズや眼鏡で我慢する方を選びます。検討される方はそのようなリスクも知った上で判断されるといいと思います。

緑内障は怖い病気。定期検診を受けよう

――歯科の場合、歯のクリーニングなどで定期的に訪れる人は多いと思いますが、眼科もそのような利用をしてもいいのでしょうか?

ぜひそういう利用をしていただきたいです。特に近視の方は緑内障になるリスクが高いので、年1回は定期検診を受けることをおすすめします。緑内障は見える範囲が徐々に狭くなって、最終的に失明することもある病気です。片方の目の視野が狭くなっても脳が補ってもう片方の目で見るようにするため、なかなか自分では気付きづらいんです。自覚したときには相当進んでいる状態であることが多いです。治らない病気ですが、目薬で視野が欠けるのを遅らせることはできるので、早く気付くことが大切です。


――高校生が気を付けるべき目の病気はありますか?

カラーコンタクトレンズは高校生にも人気がありますが、安いものだと綿棒をこすっただけで色が落ちてしまうものもあるので、安心できるメーカーのレンズを使用するようにしてください。きちんとしたメーカーのものは色素が眼に触れないように作られています。
また、ソフトタイプのコンタクトレンズは柔らかいため、目に傷がついても痛くなりにくく、痛みを感じたときには既に症状が悪化していることが多いです。かゆみや赤みなど少しでも異変を感じたらすぐに眼科を受診してください。

また最近、ドライアイの人が増えています。目の乾きには蒸しタオルを10分ほど目に乗せるホットパックがおすすめです。まつげの生え際にある脂の出る腺があるのですが、その腺が詰まっていると目の乾きはよりひどくなります。毎日のホットパックで詰まりをなくすことが大切です。


高校生の皆さんは、眼科にはコンタクトレンズの検査で行くくらいかもしれませんが、緑内障は若い人でもかかる可能性があるのだとか。定期検診を受けて未然に防ぎたいですね。眼科に行った際には視能訓練士さんのお仕事にもぜひ注目してみてください。


【profile】菊地眼科クリニック 視能訓練士 前田瀬奈美
http://kikuchi-eye.com

この記事のテーマ
医療・歯科・看護・リハビリ」を解説

医師とともにチーム医療の一員として、高度な知識と技術をもって患者に医療技術を施すスペシャリストを育成します。医療の高度化に伴い、呼吸器、透析装置、放射線治療などの医療・検査機器の技師が現場で不可欠になってきました。専門的な技術や資格を要する職業のため、授業では基礎知識から医療現場での実践能力にいたるまで、段階的に学びます。

「医療・歯科・看護・リハビリ」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「視能訓練士」
はこんな仕事です

視能訓練士の主な仕事は、弱視や斜視など目に障がいのある患者の視力回復をサポートすること。眼科医の指導の下、病院に来る患者に対して目の一般検査を行っている。眼疾患は早期発見、治療が大切なため、視能訓練士の検査業務は重要な役割を果たす。また眼科医と力を合わせ治療プログラムの考案をしたり、矯正訓練を実施。ほかにも、視力が低下した患者に対しては、拡大鏡などの補助具の使い方をレクチャーする。勤務先は、総合病院の眼科や、眼科診察所などとなる。

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