選手本人に代わって兄弟が移籍交渉!? スポーツ選手の「代理人」って何で必要なの?

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選手本人に代わって兄弟が移籍交渉!? スポーツ選手の「代理人」って何で必要なの?

2017.09.11

提供元:マイナビ進学編集部

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選手本人に代わって兄弟が移籍交渉!? スポーツ選手の「代理人」って何で必要なの?

テレビやインターネットで流れてくる、スポーツ選手のチーム入団や移籍、契約金に関するニュース。その中で、「代理人」という言葉をよく耳にすることがあると思います。

日本の選手が海外のチームに移籍する際にも、その裏でチームと交渉を行っているのが、代理人と呼ばれる人なのです。

この記事をまとめると

  • 代理人は、「スポーツエージェント」ともいわれる
  • 契約金や年棒の交渉を選手に代わって進めていく
  • 選手の活躍の場が広がり、代理人の仕事は年々増加している

スポーツ選手の縁の下の力持ち、代理人!

代理人は、「スポーツエージェント」ともいわれてます。競技生活をメインとしている選手、つまり入団や移籍にまつわる交渉や契約に不慣れな選手に代わり、チームの契約担当者などと交渉を進めていく役目を担っています。ちなみにサッカー日本代表の本田選手の場合は、兄である本田弘幸氏が代理人を務めています。

そんな陰から選手を支える代理人の仕事について、より詳しく見ていきましょう。

代理人の役割は、移籍交渉を行う(検討する)チームへの選手の売り込み、契約金や年棒の交渉、それらの進行管理といった、ある意味、選手にとって“マネージャー”ともいえる存在です。選手が試合や練習に専念できるよう、代理人は縁の下の力持ちとして、お金の問題や移籍先とのやり取りなどを進めていきます。中には、新しい住居探しや学校探しなど、選手やその家族の日常生活のサポートまで行う代理人もいるそうです。

代理人になる条件は、それぞれのプロスポーツの統括団体や選手会によって異なっています。サッカーの代理人の場合、サッカー協会に登録すれば代理人となれます。しかし日本のプロ野球の場合は、選手会に代理人登録をすることに加え、登録できるのは日本弁護士連合会所属の弁護士か、メジャーリーグ選手会の公認代理人のみとされています。またアメリカのプロスポーツでは、犯罪歴がないかどうかなどの審査なども行われます。

ここで登録された代理人は、プロの選手と代理人契約を結ぶことで仕事がスタートします。

選手にとって代理人は、しっかりと自分を売り込み、お金の交渉などを行ってくれる存在です。そのため選手にとっても代理人選びは、非常に重要になります。代理人側もしっかりとした実績がなければ、誰の代理人にもなれないケースもあるのです。

このようなことから、実力のある代理人には、莫大な収入(契約料・手数料)が支払われることもあります。ちなみに代理人を務める選手が現役を引退すると、代理人の契約も解除されます。もちろん、一人の代理人が複数の選手の代理人を務めることもあります。

代理人の仕事は年々増加! 今後、海外で活躍する代理人が増えるかも?

近年では選手のスポーツにまつわる活躍の場が広がり、代理人の仕事は年々増加しているといわれています。そのため実績のある代理人には、さらに多くの手数料が支払われているようです。

例えば、2015年に発表された代理人の収入ランキングでは、最も多くの手数料を得ていたのは、アメリカの野球選手の代理人であるスコット・ボラスという代理人です。その額は7,600万ポンドで、日本円にすると約147億2,000万円となります。彼は多くの有名選手の代理人を務めており、当時、すべての選手の契約総額は15億ポンド(約2904億9000万円)にものぼっていたのだとか。

また、代理人の役割が年々増えるにつれ、何人もの代理人たちを集めた会社組織も増えています。会社に属して経験を積み、将来的には独立して、個人で活躍する代理人もいるようです。

近年、サッカーや野球をはじめ、日本選手の海外進出は当たり前になってきています。そのため日本選手の代理人であっても、国際的なスポーツビジネスに触れることができる仕事だともいえます。 

「法学」を学ぶことで、交渉に役立つ論理的な考え方が鍛えられる

このように代理人の仕事では、そのスポーツに関する知識、交渉力が必要となります。さらに、労働や契約にまつわる法律の知識を理解することも重要です。

こうした法律に関する学問が「法学」です。一口に法学といっても、その範囲は広く、憲法や民法、刑法や商法などの六法を基本に、これらを活用して問題を解決するための思考を学びます。代理人の仕事では、チームの担当者と労働契約などを結ぶ場面で、その契約内容が妥当であるかを法律の側面からも考えなくてはなりません。

また法学を学ぶというのは、単純に法律を覚えるということではありません。なぜその法律が生まれたのか、その法律がどのような場面で適用されるのかということを学びます。そのため論理的な考え方が求められると同時に、常に社会問題についてアンテナを張っておくことも大切なのです。

スポーツに関係する仕事といっても、アプローチ次第でさまざまなものがあります。代理人もその一つであり、法律の知識を生かし、スポーツ選手を支えることができます。「法律ってスポーツに生かせるの?」と思った人も、代理人という仕事を通じてスポーツ界に貢献することができると知ると、法律の見方が変わってくるのではないでしょうか?

この記事のテーマ
法律・政治」を解説

国家は通常、多数の国民によって構成されています。それぞれ考え方が異なる国民をひとつの国家としてまとめようと考えれば、法律によって義務や権利を定め、政治(行政)によってそれらをきちんと運用していくことが必要になります。歴史上、多くの国家がこうしたことを目指し、あるものは成功してあるものは失敗してきました。どのようなときにあっても、道しるべとなるべき法曹家や政治家や評論家などの専門職は不可欠です。

「法律・政治」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「法学」
はこんな学問です

法学の研究領域は広い。憲法、民法、刑法に刑事・民事の両訴訟法と商法(大部分は会社法に移行)を合わせて六法と呼ぶが、これらは重要な法律のごく一部にすぎない。法学では、限りなく追加されていく法律を覚えるのではなく、それらの法律が生み出される原理と法律を活用して社会問題を解決するための思考法を学ぶ。また、法律は時代や社会制度とも密接に関係しており、社会問題についての最新情報も常にアップデートしておく必要がある。

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