東京の地下鉄が駅区間でレタス栽培!? ユニークな方法で野菜を育てるとどうなる?

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東京の地下鉄が駅区間でレタス栽培!? ユニークな方法で野菜を育てるとどうなる?

2017.09.05

提供元:マイナビ進学編集部

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東京の地下鉄が駅区間でレタス栽培!? ユニークな方法で野菜を育てるとどうなる?

私たちが普段食べている野菜は、農家の人が畑で育てているものがほとんどです。しかし、農業のやり方も時代とともに多様化しており、最近では、驚くような場所でレタスを育てているのだとか。

この記事をまとめると

  • 東京の地下鉄会社が、駅の高架下でレタスなどを栽培している
  • 植物工場では、低コストで効率よく植物を栽培することが可能になってきている
  • 新しい機械や技術の導入によって、農業に挑戦しやすい環境が生まれそう

駅の高架下でレタスを栽培している!?

その驚くような場所とは、東京の地下鉄・東京メトロ東西線の高架下。西葛西駅と葛西駅間の高架下に、植物工場を作ってレタスが栽培されています。通常レタスは土に種をまいて育てるものですが、「水耕栽培」という方法をとれば水と液体肥料、光があればレタスは育てられるということが分かっています。

東京メトロが行っている取り組みも、人工の光を使った水耕栽培。東京メトロでは、ここで作られた野菜を「とうきょうサラダ」と命名し、都内のホテルのレストランやカフェなどで実際に提供しています。レタスのほかに、ベビーリーフやハーブも栽培されており、このユニークな栽培方法は海外メディアでも取り上げられるほどでした。

LEDを使った「植物工場」ってなんだ!?

このように、人工光や空調などを使って環境をコントロールして、閉鎖的、または半閉鎖的な場所で植物を育てるシステムを「植物工場」といいます。植物工場で育てた野菜は農薬を使っていないため、食べやすいといわれています。また、季節や天候に左右されず1年中同じ品質の野菜が作れる、野菜が傷みにくく廃棄野菜が出ないなど、野菜を作る側のメリットも多いようです。

この植物工場は、これまでにも大手企業などが次々と運営に取り掛かっていましたが、電気代がかかるなどの理由で、植物工場から撤退してしまう企業も多くありました。そこで、化学工業会社の昭和電工株式会社は、LEDライトを使った「SHIGYO®(シギョウ)法」という高速栽培法を大学と共同で開発。照射する光を制御することで、電気代を節約しながら高速で野菜を栽培するという方法を生み出しました。この方法なら、今までフリルレタスを作るのに42日間かかっていたのが32日間になり、電気代は約半分になるという計算です。

まだまだある! 最新の農業ってこんなにスゴイ

効率よく便利な農業の方法は、他にもたくさん生まれています。例えば、農研機構・農業技術革新工学研究センターは今年7月、苗の移植作業が無人化できるロボット田植え機を発表しました。高精度なリアルタイム衛星測位システムを使い、誤差数センチの精度でまっすぐに苗を植えることができるといいます。人材不足に悩む農家も多い中、ロボットが手伝ってくれるなら田植え作業も楽になりそうです。

農業を効率化する技術が増え、一般化されていくことによって、これまで農業を経験したことがない若い人なども農業に挑戦しやすい環境が生まれていきそうですね。

畑を耕して野菜を作るという方法は、昔から行われてきた一般的な方法ではありますが、天候や自然災害、害虫の影響を受けるなど辛い一面もありました。しかし、最近では農家も消費者も、双方にメリットが大きい野菜作りの方法がどんどん開発されてきています。

このような作物の栽培方法や品種の改良、病害虫対策をはじめとする栽培技術、また、農業経営や支援・政策などを研究する学問を「農学」といいます。農学の学びは、現代の農業のあり方や変化について知り、これからの農業のカタチを考えることにつながる学問です。

農業の「今」に興味が湧いた人は、農学を通して知識や技術を身に付け、新しい感性をもって、ぜひ農業の業界に飛び込んでみてはいかがでしょうか。室内でのレタス栽培のように、新たな栽培方法を見つけ、広げていくのは皆さんかもしれませんよ。

この記事のテーマ
農学・水産学・生物」を解説

私たちはほかの生物から栄養をもらって生活をしています。しかも、採集や狩猟だけではなく、食物を生産するという手段を得て、今日のように繁栄しました。人口増加や環境悪化などに対応し、将来的に安定した食料の確保を維持するためには、農業、林業、水産業などの生産技術の向上が必要です。さらに突き詰めて考えれば、動植物や微生物などの多様な生物に対する研究も重要です。自然との共生が大きなテーマになる学問です。

「農学・水産学・生物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「農学」
はこんな学問です

品種の改良や病害虫対策をはじめとする栽培技術、事業として継続させるための農業経営、行政による支援のあり方を問う農業政策などを通じて、人と自然の共生のための方法を研究する学問である。研究分野は広く、食料としての生物を環境にマイナスの影響を与えることなく継続的に確保する方法を研究する「資源生物科学」、食品・農業・化学工業などの生物活用現場で起こる問題をバイオ技術によって解決する「応用生命科学」などがある。

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