1アウトごとに1,000円募金!? プロ野球選手による、思わず目を引く福祉活動とは

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1アウトごとに1,000円募金!? プロ野球選手による、思わず目を引く福祉活動とは

2017.09.04

提供元:マイナビ進学編集部

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1アウトごとに1,000円募金!? プロ野球選手による、思わず目を引く福祉活動とは

いよいよプロ野球シーズンも大詰めとなり、その白熱のプレーに注目が集まりますが、実は日本のプロ野球界で活躍する選手の中には、積極的に福祉活動に取り組んでいる人たちがいます。それらの選手たちは、経済的・身体的などの事情でハンディキャップを背負っている人々に向けて、野球観戦を通してサポートする取り組みを行っています。

今回は、プロ野球選手たちが行っている、思わず目を引く福祉活動について紹介します。

この記事をまとめると

  • 独自の福祉活動に取り組んでいるプロ野球選手が多くいる
  • 福祉活動を積極的に取り組む選手たちを称える賞がある
  • 少子化や超高齢化社会が進むにつれ、福祉サービスを提供する場は今後増えそう

プロ野球選手が積極的に行っている独自の福祉活動

例えば今年5月、北海道日本ハムファイターズ(当時)の谷元圭介投手は、ホームグラウンドである札幌ドーム主催の試合で、介護福祉士を対象に招待する「アナたにもんシート」を設置しました。このシートは、今年のシーズン終了まで「北海道介護福祉士会」に登録されている介護福祉士を対象に招待するものです。

このシートが生まれたきっかけには、谷元選手の祖父が介護福祉士のサポートを受けている経緯がありました。谷元選手は、このシートを通して介護福祉士の仕事の重要性を認識してもらいたい、という思いで発案されたそうです。介護福祉士の存在は、身近な存在ではない人もいるかもしれませんが、このようなシートがあることで、その仕事内容を知るきっかけになります。

また谷元選手と同じく、北海道日本ハムファイターズの中田翔選手も、ひとり親家庭の親子を招待する「絆シート」を設置しています。これは中田選手自身も幼少期にひとり親家庭で育ったことを背景に、「同様の境遇の親子をサポートしたい」という思いから設置に至ったものです。

また少し変わったところでは、昨年引退したオリックス・バファローズの小松聖 元投手は、「ONE アウトドネーション」というプロジェクトを行っていました。これは投手として試合に出場した際、1アウト獲得ごとに1,000円、勝利・ホールド・セーブしたら1回ごとに10,000円、そしてリーグ優勝・日本一・タイトル獲得をしたら100,000円を動物保護団体へドネーション(寄付)するという活動です。このプロジェクトは、小松選手自身が愛犬家であったことが関係しており、昨今の捨て犬や保健所で殺処分される犬の数の実態を知った小松選手が、保護犬の譲渡促進に貢献するため、5年間続けたプロジェクトです。

このように選手が自身のプレーやパフォーマンスでの実績を通じて、さまざまな形で福祉活動が行われています。

選手たちの福祉活動は、野球以外のスポーツでも広がっている!?

こうしたプロ野球選手の福祉活動は、今に始まったものではなく、以前から行われていました。そんな中、1999年に報知新聞社が主催となり、「ゴールデンスピリット賞」というものが設立されました。これは、日本のプロ野球選手の中で、最も社会貢献活動に活躍した選手に対して贈られる賞です。またアメリカの大リーグでも、社会貢献などの慈善活動を精力的に行っている選手に対して、「ロベルト・クレメンテ賞」という賞を毎年授与しています。

さらにこのような福祉活動は、野球選手に限った話ではありません。今年3月には、サッカーJ2リーグ・モンテディオ山形に所属する山田拓巳選手が、ホームであるNDソフトスタジアムにて「山田夢シート」を設けました。これは障がいのある子どもと家族を中心に、各試合15人程度を招待するというものです。昨シーズンには、山田選手の同僚だった渡辺広大選手(現・レノファ山口FC)も同様に「ナベヤマ夢シート」を設置していました。

こうした点からも、スポーツ選手の福祉活動が、サッカー界でも行われていることが分かりますね。

さまざまな境遇の人が暮らしやすくなる環境を考える「福祉学」

このような福祉活動を行う背景には、どんなハンディを背負っていても人として平等に、そして安心に暮らせる社会を作っていくという考え方が根底にあります。こうした社会を作っていく上で、どのような支援が必要なのかを考えていく学問が、福祉学です。

福祉学では、年齢や地域、心身など一人ひとり異なる状態にある人々が、それぞれ平等に生きるために、どのようなサービスや公的支援を提供していくかを考えていきます。福祉の対象者は実に幅広く、子どもを対象とした児童福祉から、お年寄りに向けた高齢者福祉まで、すべての年齢層に関わってきます。

特に日本は、今や「超高齢化社会(*)」といわれています。こうした社会の現状を頭において、福祉学では福祉制度の設計や仕組みづくりなどを研究していきます。また基礎を学びながら、医療や保健などの関連科目の授業や、福祉サービスを提供する現場へ足を運ぶ実習なども行い、さらに理解を深めていきます。

「超高齢化社会」や「少子化社会」が課題となる日本では、こうした福祉サービスを必要とする場が、今後ますます増えていくことでしょう。

*超高齢化社会:総人口に対して65歳以上の高齢者人口の割合が21%を超えた社会のこと。

一見福祉業界とはまったく関係がなさそうなスポーツ業界ですが、スポーツ活動の裏側で、さまざまな福祉活動が行われています。自分が好きなチームには、どのような活動をしている選手がいるのか、また過去にはどのような活動が行われていたのかを調べてみるのもいいでしょう。選手の活動を通じて、福祉の世界を知るきっかけになるかもしれません。

この記事のテーマ
福祉・介護」を解説

大きな戦争の減少、食糧事情の向上、医療技術の発達などにより、おもに先進国では平均余命が伸びています。同時に、生きてはいるけれども健康ではないという、要介護状態の高齢者が増加し、医療費の伸びや介護保険費の膨張など、大きな問題が山積しています。福祉は、子どもから高齢者まで人間の発達段階に応じた社会支援の理想的なあり方を探求します。個人だけでは解決できない問題を、集団・組織として考える視点を学びます。

「福祉・介護」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「福祉学」
はこんな学問です

心身にハンディを背負っていても人として平等に安心して暮らせる社会にするために、公的な支援がどうあるべきかを研究する学問である。地域、年齢、心身の状態も一人ひとり異なる対象者に、どのようにすれば安定した福祉サービスを提供できるのかが重要なテーマ。そのための制度設計や現場の仕組みづくりなど、研究分野は多岐にわたる。福祉の対象者に限っても、児童福祉から高齢者福祉まで幅広い。

「福祉学」について詳しく見る