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道路からエネルギー補充!? 電気自動車の進化

2017.08.29

提供元:マイナビ進学編集部

道路からエネルギー補充!? 電気自動車の進化

電気自動車はすでに未来の乗り物ではなくなりました。テレビでも車の自動運転について紹介されるなど、車の技術は目まぐるしく進化しています。電気自動車の充電方法も、より便利になるように研究や開発が行われています。

この記事をまとめると

  • 東京大学らが電気自動車の新たな給電技術を開発
  • 世界で初めて、道路から車への直接給電を実車走行で成功させた
  • 香港でも電気自動車向けワイヤレス充電装置が開発され、普及の動きがある

電気自動車には、メリットとデメリットがある

ガソリン自動車は、ガソリンをエンジンで燃焼させることで走行する仕組みです。一方電気自動車は、電動モーターを使って車を走らせています。電気の場合はガソリンと違って、走行中にCO2や排気ガスを排出しないため、地球環境に優しい上、走る音が静かなど、さまざまな利点があります。

しかし電気自動車は、ガソリン車と比べて、1回の充電で走行できる距離が短いという課題がありました。1回の充電で走行できるのは、約90km~200km。特に冬場は車内で使うエアコンなどでも電力を消費するため、走行距離が短くなることもあるようです。このような課題を解決するため、世界では走行中給電という、電気自動車が走りながらエネルギーを給電する技術に関する研究が進められています。

電気自動車の普及につながる走行中給電の新技術

東京大学大学院と東洋電機製造株式会社・日本精工株式会社のチームは、世界で初めて、走行しながら車の電機モーターに直接充電することに成功しました。

これまでも走行中給電についての検討は行われてきましたが、道路に設置したコイルから車体の底に装着した受電コイルに電力を送り、車載バッテリーへ給電するものがほとんどでした。しかし今回、東京大学らが開発した技術は、道路のコイルから車の電気モーターへ、直接の給電を実現。これによって、安全性・環境性・快適性に優れた電気自動車の走行が実現されるといいます。

走行中給電では、道路のコイルと車の受電コイルの位置が走行状況によって変化しますが、今回、送受電コイルの位置ずれに強い方式を採用したため、車体に上下運動が生じても、道路と受電コイルとの距離は一定に保たれるようになっています。

走行中給電は、路線バスなど決まったルートを走る車両に対して、特に効率的です。走行中給電設備を設置した車両は、充電できるルートだけを走るので、車両のバッテリー搭載量を大幅に減らすことも可能になります。研究グループは、走行中給電のさまざまな新技術が、電気自動車の普及と実用化の大きな後押しとなることを期待しているそうです。

香港における電気自動車普及の動き

電気自動車の充電技術は海外でも研究されています。例えば香港政府系の産業支援機関である香港生産力促進局(HKPC)は、電気自動車向けワイヤレス充電装置を開発しています。

この技術を使えば、小型の電気自動車なら2~3時間で充電ができるようです。HKPCはさらに、電気自動車と住宅の相互給電システムも開発。非常時には電気自動車から住宅への給電が可能となるため、災害対策としても注目されそうです。

ハイブリッド自動車は広く普及したものの、電気自動車の浸透はこれからというイメージがあります。小まめな充電が必要という難点が解消される技術の開発は、電気自動車普及のきっかけになっていくかもしれません。電気自動車の利用は、地球環境の保全やエネルギー資源不足の解決につながることが期待されます。今回のニュースに興味を持った人は、自動車業界の最新の技術について、他にも調べてみてはいかがでしょうか?


【参考文献】
経済産業省|EV(電気自動車)とは
http://www.meti.go.jp/policy/automobile/evphv/what/ev.html

マイナビニュース 東大、道路からインホイールモータへの走行中ワイヤレス給電に成功
http://news.mynavi.jp/news/2017/04/05/230/

NNA ASIA 香港産のEVワイヤレス充電装置、HKPC
https://www.nna.jp/news/show/1638741

この記事のテーマ
メーカー」を解説

日用品から航空機に至るまで、製品として世に出るモノは必ずどこかのメーカーによりつくられています。工業技術を用いてモノを生産する企業がメーカーです。生産技術の基礎は、機械などは物理学、薬や洗剤などは化学、食品などは生物学などさまざまです。自動車会社のように機械、電気・電子、情報などの各工学によりつくられた部品を一つの製品に集約するメーカーもあります。

「メーカー」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「自動車・輸送用機器」
はこんな業界です

人や物を運ぶ乗り物を主に製造するのが輸送機器業界である。輸送機器のニーズは陸海空にわたり、大きくは自動車・鉄道・船舶・航空機などの業界に分かれている。なかでも自動車業界は国際的な競争力を持つ日本の主力産業である。一方で少子高齢化が進行しており、「車離れ」が危惧されているが、市場ニーズの変化に対応するため、電気自動車やハイブリッドカーなどを積極的に導入し、新しい需要創出をめざす。また、ブルドーザーなどの建設用車両も世界的に高いシェアを誇る。

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