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軽くて強い、世界初の〇〇を使った大型バイクって!?

2017.08.25

提供元:マイナビ進学編集部

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軽くて強い、世界初の〇〇を使った大型バイクって!?

皆さんの中には、街を走るバイクを見て憧れたり、テレビでバイクのレースを見てワクワクする人も多いのではないでしょうか。そんなバイクの魅力の一つとして挙げられるのが、その姿のかっこよさだけではなく、素材やパーツにこだわりが詰まっていることです。

この記事をまとめると

  • 軽量化を目的として、Honda のバイクに燃料タンク素材としてチタンが採用された
  • 公道用量産車における燃料タンク本体へのチタン採用は、世界初
  • 乗り物の軽量化などに生かすため鉄鋼の加工方法が研究されている

チタンで軽量化されたスポーツバイクが誕生

新たなバイクを開発する人たちは、日々デザインやコンセプトを基に、エンジンなどを搭載する機器の種類や形状などを決めていきます。バイクはさまざまなパーツからつくられていますが、近年、パーツ選びのポイントの一つになっているのが軽さです。バイク本体が軽量化することにより、燃費が向上して使うガソリンの量がより少なくなるので、排気ガスも少なくなり、環境に優しくなるのです。

Hondaの大型スポーツバイク最新モデル『CBR1000RR SP』は、タイト&コンパクトをテーマに、徹底した軽量化を目指して開発されたバイクです。

特に注目すべきポイントは、従来、鉄板で作るのが主だった燃料タンクが、チタン薄板でつくられていること。公道用量産車における燃料タンク本体へのチタン採用は世界初であり、業界でも話題になりました。

今まではチタンを燃料タンクに使うことは難しかった

チタンは丈夫で軽い素材ですが、加工が難しく比較的高価なため、今までは燃料タンクの素材として使われていませんでした。今回、製鉄やエンジニアリング事業を行う会社である新日鐵住金株式会社が技術提案を行ったことで、Hondaが新日鐵住金のチタンを燃料タンクに取り入れたそうです。

チタンの加工方法を開発することで、スポーツバイクの軽量化に貢献した新日鐵住金。機能性に加え、優美性も備えたデザイニングチタン『TranTixxiiⓇ(トランティクシィ)』ブランドを立ち上げ、今後も幅広い分野でチタンが使われるよう目指していくそうです。

産学連携で行われている新素材研究もある!

チタンなどの鉄の仲間は、鉄鋼と呼ばれます。鉄鋼業界が乗り物の軽量化に取り組んでいる他の例も紹介します。

2017年1月には、鉄鋼大手3社と大阪大学が中高炭素鋼という鉄鋼材料の接合技術を開発しました。中高炭素鋼自体は手に入りやすい素材ですが、接合すると割れやすくなってしまう特性がありました。今回開発された技術は、薄板同士を水平に突き合わせ、1秒間に最大50回・振動幅1〜2mmの往復運動によって擦り合わせることにより、接合面が発熱し、数秒程度で接合するというもの。これまでできなかったことが、研究や開発によってどんどん可能になっているんですね!

今後は、鉄とアルミニウムなど、異種金属同士の接合方法を開発して、複数の金属を適材適所で使い分け、軽量化へつなげていきたいそうです。

鉄鋼・鉱業の技術開発が、乗り物づくりに大きな影響を与えています。乗り物が好きな人や新しい技術を生み出すことに興味のある人は、将来鉄鋼・鉱業を目指してみてはいかがでしょうか? 今からできることとして、乗り物の素材について調べたり、素材に関する新しい研究・開発などを調べたりしてみると面白いかもしれませんよ。


【参考文献】
日刊工業新聞|新日鐵住金 新日鐵住金のチタン薄板がHonda二輪大型スポーツバイクの燃料タンクに採用
http://www.nssmc.com/news/20170419_100.html

新日鐵住金
http://www.nssmc.com/product/titan/feature/

日刊工業新聞|鉄鋼大手3社と阪大、中高炭素鋼を摩擦接合-厚さ2ミリメートルの薄板で成功
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00415192

日刊工業新聞
https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00415192

この記事のテーマ
メーカー」を解説

日用品から航空機に至るまで、製品として世に出るモノは必ずどこかのメーカーによりつくられています。工業技術を用いてモノを生産する企業がメーカーです。生産技術の基礎は、機械などは物理学、薬や洗剤などは化学、食品などは生物学などさまざまです。自動車会社のように機械、電気・電子、情報などの各工学によりつくられた部品を一つの製品に集約するメーカーもあります。

「メーカー」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「鉄鋼・鉱業」
はこんな業界です

自動車などに使われる鉄の加工素材を製造するのが鉄鋼業界。鉄鉱石の生産から商品製造を一貫して行う高炉メーカー、鉄くずなどを熱して粗鋼をつくる電炉メーカー、原版を加工し、最終製品に仕上げる単圧メーカーの3種類に分けられる。鉱業界では、鉱物などの資源の試掘や鉱山の分析・開発・再利用などを行う。試掘や採掘は中小企業、鉱山の開発などは大企業が請け負うことが多い。いずれの業界も限りある資源を扱うため、環境への配慮が将来の発展につながるといえる。

「鉄鋼・鉱業」について詳しく見る