【シゴトを知ろう】入国審査官 ~番外編~

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【シゴトを知ろう】入国審査官 ~番外編~

2017.09.19

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】入国審査官 ~番外編~

入国審査官の主な仕事は、日本に入国、もしくは出国する全ての人のパスポートや同一人性の確認など、いわゆる出入国審査を行うこと。その業務は、法律違反を犯す人物から日本社会を守ることを目的としているため、彼らに対してつい厳格なイメージを抱いてしまうことも。しかし、入国審査官として成田空港に勤める山﨑泰さんは、外国人客に対してのおもてなしの心も大切にしているようです。番外編では、入国審査官の仕事にまつわる知られざるエピソードについてお話いただきました。

この記事をまとめると

  • 日本に来る外国人客の多くは、中国や台湾からの人々
  • 複数の言語のスキルが、仕事をするうえでの強みになる
  • 入国審査官は、日本の顔ともいうべき存在

英語だけでなく、複数の言語を勉強

――審査ブースでパスポートを確認することなどが山﨑さんの主なお仕事とのことでしたが、ブース内には何時間ほどいるのでしょうか? 休憩はどのようにとっていますか?

飛行機は次々と到着しますが、2~3時間くらいでお客様の審査が大体一区切りつくので、その後ちょっとした休息をとることはできます。ただ天候不良などの関係で特定の時間帯に飛行機が集中して到着してしまうと、なかなかお客様の列がとぎれないことがあります。以前、爆弾低気圧による強風の影響で飛行機の到着時刻が軒なみ遅れたことがありました。強風がおさまった直後に一気に飛行機が到着したのですが、審査ブースの前に長蛇の列ができ5〜6時間ほど審査をし続けました。


――そのような時も、迅速かつ素早い対応が求められるので大変ですね。審査ブースに英語を話せない外国人の方が来た場合どのように対応されていますか?

現在日本に入国する外国人客の多くが、中国や台湾からの方です。僕は大学で中国語を学んでいて日常会話程度は話せるので、英語が話せない中国人の方とは大体コミュニケーションをとることができます。

またこの仕事に就いてからドイツ語・スペイン語・広東語の勉強もはじめたので、より多くの国の方に対応できるようになりました。

おもてなしの心を持ち、丁寧に接することが大切

――業界ならではの用語などがあれば、ぜひ教えてください。

乗客の数を意味するのですが、「PAX(パックス)」という言葉があります。日本語訳すると乗客や旅客を指す単語passengerを略したものです。 空港のスタッフの間では「今日はパックスが多いですね」「あの飛行機にはどれくらいのパックスが乗っているの?」といった具合で使われることが多いです。あとはパスポート(PASSPORT)を略して 「PP」と呼んだりもしています。


――入国審査官として働き始めてから気が付いたこと、もしくは意外に感じたことがあれば教えてください。

先ほど英語や中国語などでお客様に対応することも多いとお話しましたが、これらの言語のニュアンスが上手く伝わらないことがあるのに気付きました。例えば自分では丁寧な言い回しで質問したつもりであっても、相手にはぶしつけな印象を与えてしまっていることも。今の質問の仕方、失礼だったかなと反省するときがあります。

多くの場合入国審査官は、日本に降り立った外国人のお客様が一番最初に接する日本人です。初めて日本に来た外国人の多くは空港に到着した直後、期待に胸を膨らませつつも、やや緊張しているのではないでしょうか。そんな時に訪れた審査ブースで、丁寧な対応をしてもらえるのとそうでないのとでは、だいぶ日本の印象が変わってきます。そのため、おもてなしの心を持ち、丁寧な態度で外国人のお客様に接することを心掛けています。



入国審査官は、日本の顔ともいえる存在。それを自覚し、丁寧な対応や外国語習得を心がける山﨑さんは、入国審査官の鏡のような人だと感じました。


【Profile】成田空港支局 入国審査官 山﨑 泰

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「入国審査官」
はこんな仕事です

海外へ行く際、飛行機や船に乗る前に、出国審査の窓口でパスポートやチケットを提示する。帰国する際はそれが入国審査の窓口になる。その窓口で出入りをチェックするのが入国審査官の仕事だ。偽造パスポートを見破り、手配中の犯罪者を摘発し、不法入国を未然に防ぐのが業務。何気ないやりとりのようだが鋭い洞察力が必要となる。入国審査官は国家公務員採用試験に合格し、法務省の入国管理局に就職した後に選任される。語学力に加え、国際法、難民認定法などの知識も必要。外国人の不法滞在や送還に関する審査も行う。

「入国審査官」について詳しく見る