【シゴトを知ろう】照明コンサルタント 編

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【シゴトを知ろう】照明コンサルタント 編

2017.09.14

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】照明コンサルタント 編

私たちの生活において必需品である照明。あまりにも身近なものなので日頃意識することは少ないかもしれませんが、照明は空間を明るくするだけでなく、空間の印象に大きな影響を与えるものです。今回取材させていただいたのは、そんな照明のスペシャリストであり、照明に関するさまざまな相談への解決策を提案する「照明コンサルタント」の立川敦子さん。お仕事の内容やその魅力について、たっぷり伺いました。

この記事をまとめると

  • 照明環境を快適にしたいという希望や、不具合についての相談に対応
  • 不安が解消され、表情が明るくなるお客様を見るときにやりがいを感じる
  • 相手の希望をキャッチした上で、分かりやすく説明できる人が向いている

一般的な照明コンサルタントとしての業務をはじめ、光・照明に関わること全般を仕事に

Q1.照明コンサルタントのお仕事の概要と、1日のスケジュールを教えてください。

お客様が日頃生活されている場所や管理をされている場所で、もっと照明環境を快適にしたいというご希望や、照明の不具合についてご相談があったときに対応させていただくことが主な仕事です。

ご希望に沿う照明はどのようなものか、不具合についてはなぜその不具合が生じてしまっているのか、原因を追究した上で、改善策をご提案します。

それは多くの照明コンサルタントの方も同様に行っている業務だと思うのですが、それとは別に、日頃皆さんが目にするインテリアとしての照明とは違うところからのご相談を受けることもあります。例えば「工業用の、直径1メートルで均質な光を出すものが作りたい」といったご相談です。私は以前働いていた会社で、工業製品に使われている照明などを扱う機会がありました。そのときの経験を応用して、そうしたご依頼にも応えています。

また、一部の照明企業や専門学校から依頼を受けて照明についての講義も行っています。自分が培ってきた知識を多くの人にお伝えしたいという気持ちがありますので、私の中では光について教えるということも仕事の大きな柱です。

そして最後に、世間一般でいう照明デザイナーの業務も行っています。ある空間の光を整える「空間照明デザイナー」としての仕事です。一言でまとめますと、光・照明に関わることはほぼ全般、仕事としていることになります。

<1日のスケジュール>(ある日の一例)
09:00 始業
    午前中はお客様へのご提案内容の整理・論文の執筆など
12:00 昼食
    午後は打ち合わせ・打ち合わせがない日は講義で使う印刷物の制作など
15:00 移動
15:45 Web原稿執筆
19:00 終業


Q2. お仕事をされる中で、やりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

お客様が喜んでくださったときです。お客様の悩みについて、例えば、お部屋が暗いと思っているとき、なぜそのように感じるのかをご説明すると「すごくよく分かりました、ありがとうございます」と感謝していただけることがあります。不安が解消されて表情が明るくなっていくお客様を見ると、とてもやりがいを感じます。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどんなときでしょうか?

光が好きなので、あまり大変に感じることはありません。ただ、仕事の分量が多い時期や、明日までに仕上げなければならない図面がいくつか重なったときなどは、どうしたものかと途方に暮れてしまうことはあります。そんなときには音楽を聴いてまずリラックスし、気持ちを落ち着かせています。

大学で照明に関わる仕事を目指すと決意。ランプメーカー勤務を経て現在の道へ

Q4. 今のお仕事を志すようになったきっかけを教えてください。

もともとインテリアや家の中のことが好きでしたので、高校で進路を決めるとき、何かそれに関わるようなことがしたいと思いました。そして大学の電気工学科と美術大学の建築科を受験したのですが、どちらにするか迷った結果、電気工学科に進学しました。その時点で将来のことを具体的に決めていたわけではなく、美術大学で学べる内容にも興味があったのですが、高校では理系でしたし、難しいことは若いうちに学んでおこうという気持ちからの選択でした。

入学した後、その学科に照明工学を専門にされている先生がいらっしゃることが分かりました。それまで照明を学ぼうと思ったことはありませんでしたが、入学後のオリエンテーションで先生のお話を聞いた瞬間、照明工学を学んで将来は照明に関わっていきたいと強く思ったんです。

大学3年から照明工学を専門として学び、就職活動の時期になって、照明の分野の中でも自分が特にやりたいことは何か?と考えました。その中で今まで学んだ知識を使いながら、より良い照明環境をつくるための提案ができるような仕事がしたいと気付いたことが、最初のきっかけです。当時は「照明コンサルタント」という職種は日本にはありませんでしたので、すぐに今のような仕事ができたわけではないのですが、周辺に携わるうちに自然と導かれた形です。


Q5.今のお仕事に就くために、どのようなことを学びましたか?

大学卒業後の就職先に迷っていたとき、学科の先生に「今はあなたのやりたいことが社会にないかもしれないけれど、照明というのは光だから、光を扱う会社に行ってみるのはどう?」とランプメーカーで働くことを薦められました。

そのお話からランプメーカーに応募し、内定をいただいて就職したんです。ランプ、つまり光をつくっている会社ですので、そこではいろいろな分野に通じる光のことを学びました。大学で学んだことも今に生きていますが、このランプメーカーでの経験があるから、現在照明に関するいろいろな仕事ができるし、光とは何なのか人に伝えることができるようになったのだと思います。


Q6. 高校生の頃はどんな夢を持っていましたか?

高校生の頃は音楽、特にロックが好きでした。家から高校までの通学時間が長かったので、部活には入らず、帰宅後に音楽を聞くことと読書が毎日の楽しみでした。当時は照明というものを気にしたことがなかったのですが、インテリアには興味があり、いずれ何かの専門家として生きていきたいという思いが漠然とありました。そして大学で照明工学に出合い、心が決まったという形でしたね。

好きだと思えることがあれば、それは生活を潤してくれる

Q7. どういう人が照明コンサルタントに向いていると思いますか?

相手の不安に思うこと、求めているものをキャッチすることができて、その上で相手にきちんと伝わるように説明ができる、コミュニケーション能力が高い人。

例えば病院に行って、どれだけ権威のあるお医者さんだとしても、専門用語を並べて難しいことばかり言われたら不安になりますよね。

一方で、大人に対しては「きりきり痛みますか」、子どもに対しては、「ドンドンたたかれてる感じ?」などと、分かりやすく伝えてくれるお医者さんだと安心できます。私たちも照明の世界でそれを目指しましょうと講座でもお話しています。


Q8. 最後に、高校生に向けたメッセージをお願いします。

自分の好きなことや強みを意識し続けてください。どんな進路を選択するにしても、好きなことを持ち続けていると、それはいつか仕事につながるかもしれません。仮に仕事にはならなくても、好きだと思えることがあれば、それは生活を潤してくれます。

そしてもう一つ、何かに挑戦することを一度決めたら、挫折しそうな場面でも諦めず、挑むことをやめないでほしいです。どんなに得意なことでも、突き詰めていくうちに必ず壁にぶつかります。それでも何とかよじ登って歩み続ける、人生とはそうあるべきだと私は考えています。ちょっとできないことがあったとしても、くじけず、そこをまたスタート地点だと思って頑張ってください。


照明に関する説明や提案がお客様に伝わり、表情が明るく変わっていくときが何よりうれしいという立川さん。

立川さんがおっしゃる、求めているものをキャッチすることができて、その上で相手に伝わる説明ができる人を目指すことは、照明コンサルタントに限らず、皆さんの今の高校生活においても役立ちそうですね。

【profile】at light laboratory 照明コンサルタント 立川敦子

この記事のテーマ
デザイン・芸術・写真」を解説

デザインは、本や雑誌、広告など印刷物のデザイン、雑貨、玩具、パッケージなどの商品デザイン、伝統工芸や日用品などの装飾デザインといった分野があり、学校では専門知識や道具、機器を使いこなす技術を学びます。アートや写真を仕事にする場合、学校で基礎的な知識や技術を身につけ、学外での実践を通して経験やセンスを磨きます。

「デザイン・芸術・写真」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「照明デザイナー・照明コンサルタント」
はこんな仕事です

屋内外の空間を照明の光によって快適、安全に演出する仕事。実際に照明機器を設計することもあれば、空間全体を演出するスケールの大きい仕事もある。インテリア照明から大型施設や道路などを照らす業務用の照明まで幅広く対応。たとえば、住宅や店舗などで使用するライトやランプといったもの。さらに、ビルや橋、公共施設などの大規模照明は、街の景観と調和させてデザインする。一方、照明コンサルタントは、依頼を受けて店舗や施設に適した照明プランを立案し、提案する職業となる。

「照明デザイナー・照明コンサルタント」について詳しく見る