【シゴトを知ろう】住まい方アドバイザー 編

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

【シゴトを知ろう】住まい方アドバイザー 編

2017.08.29

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】住まい方アドバイザー 編

快適な暮らし方は家庭ごとに異なります。幼い子どもがいる家庭、高齢者のいる大家族など、家族構成や生活スタイルに寄り添い快適な暮らし方をアドバイスする人を「住まい方アドバイザー」といいます。

今回は、住まい方アドバイザーを職業として確立させた近藤典子さんに、住まい方アドバイザーの仕事内容や、その仕事が生まれた背景について伺いました。

この記事をまとめると

  • 見えない改善点や希望を理解した上でアドバイスをする
  • お客様に喜んでもらいたい一心で「住まい方」の知識を学んだ
  • 自身の生活を振り返るだけでも実践に近い訓練になる

依頼者に合わせて適切なアドバイスを行う、暮らしの専門家

Q1. 仕事の内容を教えて下さい。

住まい方アドバイザーは、依頼者から寄せられた相談に対し、適切なアドバイスを行いながら快適な住空間を作る仕事です。例えば、住宅をリフォームしたり新築したりする際、より住みやすい家にするためのアドバイス。あるいは家の中が片付かず心身共に疲れてしまった方に向けて、生活を改善するためのアドバイスを行います。

アドバイスする際は、住まい方アドバイザー独自の「3つの間」という考え方と、家事全般、空間に関する知識を用います。3つの間とは「空間」「時間」「人間」を指し、物がうまく使える空間に住むことで生活する人の心に余裕が生まれるという考え方です。私たちは依頼者の悩みを聞き出し、解決に向けた具体的な行動によって快適な住空間を作るのです。

また、収納道具や収納のシステムを企業と共同開発するのも仕事の一つです。私の場合は、これまで2,000軒以上の家に関わった経験を生かし、使う人の立場に立って提案しています。
 
 
Q2. 住まい方アドバイザーの楽しさ・やりがいは何ですか?
 
家庭の事情や心の中にある悩みを相談するとき、信頼できる相手でなければ本心を話せません。そのため、私たちは依頼者にヒヤリングする際、「確認する」「聞き出す」「方向性を決める」の3ステップを踏んでいます。これは住まい方アドバイザー養成講座でも教えている方法で、その過程で依頼者が心を開き、私を信頼してもらえたと実感できるとうれしいです。

また、依頼者ご本人とそのご家族みんなで一緒に作業して目標を達成した瞬間や、その後も私のアドバイスを忘れず快適に過ごしているというご報告をいただくとやりがいを感じます。
 
 
Q3. 仕事で大変なことはありますか?
 
依頼者の多くが、家の中が片付いていないから困っているという自覚はありながら、自分や家族にとって快適な暮らしとは何か、本当はどのような暮らしを望んでいるのかという具体的な理想を表現できずにいます。完成図が見えず不安を抱いている依頼者に、前向きに作業に取り組んでもらうためには、具体的なイメージをもっていただけるようなコミュニケーション力が必要です。しかし先ほどお話したように、問題を解決できた瞬間の喜びがそれまでの苦労を打ち消してくれるのです。
  
 

お客様に喜んでもらいたい一心で片付け術を学んだ

Q4. どのようなきっかけで住まい方アドバイザーに就きましたか?
 
30年ほど前に夫が始めた「引っ越し時の女性スタッフだけによる荷造り、荷解きサービス」を手伝ったことがきっかけです。その中でたくさんの家に伺い、それぞれの暮らしを目の当たりにしました。10家庭があれば、快適な生活も10通りあり、その実現を手伝いたいと思ったのもこのころです。

一方で、私は元々片付けや家事が苦手でしたが、アドバイスをする上でその苦手意識が強みだと気付いたのです。苦手だからこそ勉強し、得た知識を基に動いてみると依頼者に喜んでもらえる。そしてもっと喜んでもらいたくて、さらに勉強する。その繰り返しでした。お客様に喜んでもらいたい!という気持ちが強いのは、実家が商売を営んでいた影響かもしれません。

その後、「アメニティーアドバイザー」の肩書きで現在の仕事を始め、2014年に協会を設立するにあたり「住まい方アドバイザー」に名称を変えました。今では全国に76名の住まい方アドバイザーがいます。
 
 
Q5. 専門学校では何を学びましたか?
 
柔道整復師の専門学校に通い、国家資格も取得しました。柔道整復師とは、投薬や外科手術に頼らず脱臼や骨折を治療する職業です。専門学校では、解剖学、運動学から実技まで、柔道整復師国家試験に合格するために深く学びました。卒業後は治療士として整形外科に10年間勤め、スポーツをする方、高齢者、障がいのある人の治療にあたりました。
 
 
Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、住まい方アドバイザーにつながっていると感じることはありますか?
 
高校生のころは体育科に所属し、日々スポーツに明け暮れていました。けがに悩むことも多く、高校卒業後はスポーツする人を支える治療士になりたいと思っていました。専門学校を卒業した後に治療士の仕事に就き、その夢を叶えました。現在は住まい方アドバイザーとして活動していますが、人を助けたい、役に立ちたいという思いは当時から変わりません。先ほどお話した整形外科での仕事で、さまざまな患者さんと接した経験も生きていると思います。
 
 

自身の生活を振り返り改善点を探してみるといい訓練になる

Q7. どういう人が住まい方アドバイザーに向いていると思いますか?
 
依頼者は悩みを抱いて住まい方アドバイザーを訪れます。住まい方アドバイザーは家事や収納、暮らしに関する知識を幅広く身に付ける必要があります。その勉強の過程は決して楽だとはいえませんが、人の役に立つことにうれしさを感じる人ならば学んだことを分かりやすく伝えるコミュニケーション能力を養うことも苦にならないと思います。そのため、人の痛みが理解できる人がいいですね。依頼者が抱える悩みの本質を理解し寄り添わないと、良いアドバイスはできません。また、依頼者の悩みを解決することに喜びを感じられる人も向いていると思います。
 
 
Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
暮らしは、全ての人にとって身近で、毎日の生活に直結しています。朝目覚めてから夜眠るまで、自分の生活を振り返るだけでも住まい方アドバイザーの仕事に一歩近づくはず。また、自分だけではなく家族や友人の生活を意識して観察してみるのも実践に近い訓練になります。身近なテーマだからこそ、「面倒なことを後回しにしているかも?」と気付き、生活を改善する大切さを感じてもらえたらうれしいです。
 
 
住まい方アドバイザーの生みの親でもある近藤さんですが、元は家事が苦手だったとは意外でしたね。人に喜んでもらいたいという思いから日々勉強に励んだ結果、今ではお付き合いの長い依頼者さんもたくさんいるそうです。皆さんも自分の生活を意識して振り返り、その改善点や具体的な理想について考えてみてはいかがでしょうか? 快適な生活で心に余裕が生まれると、勉強や部活にもより一層打ち込めるかもしれませんよ。
 
 
【profile】近藤典子Home&Life 近藤典子
【取材協力】一般社団法人 日本住まい方アドバイザー協会

この記事のテーマ
建築・土木・インテリア」を解説

建築や土木に関する技術を中心に学ぶ分野と、インテリアコーディネイトなどデザインを中心に学ぶ分野の2つに大きく分かれます。資格取得のために学ぶことは、建築やインテリアの設計やプランニングに必要な専門知識、CADの使い方などが中心です。どちらの分野も依頼主の要望を具体化できる幅広い知識とコミュニケーション能力も求められます。

「建築・土木・インテリア」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「アメニティーアドバイザー」
はこんな仕事です

アメニティーとは、「住宅の居住状況の快適さ」「住み心地のよさ」という意味で、アメニティーアドバイザーは、快適な生活を送るための住居環境を提案、アドバイスする仕事だ。2014年に「住まい方アドバイザー」に名称変更された。具体的には、クローゼット整理・キッチン整理など収納のコツや、その人、その家に適した効率的な掃除方法、家具の配置に至るまで、住みやすい暮らしを実現するための全般的なノウハウを助言・指導する。収納などに悩みを抱えた人が増えている現代において、ニーズの広がりのある仕事といえる。

「アメニティーアドバイザー」について詳しく見る