【シゴトを知ろう】ガーデンデザイナー ~番外編~

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【シゴトを知ろう】ガーデンデザイナー ~番外編~

2017.09.12

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】ガーデンデザイナー ~番外編~

優しくてソフトな語り口の森田さんですが、自分の気持ちにまっすぐ向き合い、やりたいことに向かってぶれずに進む姿勢からは、芯の強さと潔さが感じられます。番外編では、引き続きガーデンデザイナーの仕事について伺うとともに、森田さんがどのように考え行動することで、自分の夢を実現したかについて伺いました。

この記事をまとめると

  • 出版社での仕事を通じて、グリーンに関わる仕事の存在に気付く
  • やりたいことにまっすぐ飛び込む。必要な技術は働きながら身に付けた
  • 自分の興味に従って意欲的に吸収することで夢が近づく

出版社での仕事を通じて、子どもの頃からの植物への思いに気付く

――出版社勤務から、全く世界の違うガーデンデザイナーに転身しようと思われた理由は何ですか?
 
大学卒業後に入社した京都の出版社には約4年間勤めました。若い社長は詩人でもあり、ユニークな会社で仕事もすごく楽しかったです。私は出版部門の編集と雑貨部門の雑貨企画を担当していたのですが、入社1年目に「前向きに働く女性に夢を聞く」という企画の本の編集をいきなり任されたんです。そこで100人以上の働く女性の多様な考えを知る機会に恵まれたことは、自分にとって大きな財産になりました。

職業観は人によってさまざまでしたが、どんな自分になりたいかという明確な目標を持てる人は、どのような環境にあっても楽しくやっていけるんだということを教えてもらいました。出版社でのそうした仕事を通じて、自分が何をして生きていきたいかという問いを自分なりに深めていったと思います。

もともと遊園地よりも園芸センターが好きというくらい植物の好きな子どもだったのですが、植物と仕事が結びつくという発想がないまま大人になりました。出版社時代に都内の展示会に行った際、効果的にコーディネートされたロビーの植物に目が止まりました。その時初めて、植物をコーディネートするという仕事があるんだということに気が付いたんです。

それからはショッピングセンターでもどこでも、コーディネートされている植物が気になるようになり、植物の仕事がしたいという思いがつのっていきました。

出版社の仕事も楽しかっただけに、転職するかどうか、たいへん悩みました。でも当時の社長に、「世の中に緑が増えるのはいいことだから」と背中を押していただき、転職に向けて行動を起こしました。
 

――転職するにあたってどのように考え、どのような動きをされましたか?

働いていた出版社がとても好きだったんです。考え方に自然に共感できたし、心を鍛えてもらいました。だから新しい会社も、理念など同じような感覚で働ける会社に入りたいと思いました。

植物に関わる仕事の中でどんなことをしたいかが漠然としていたので、はじめは「グリーン」「会社」をキーワードにインターネット検索をして、どんな仕事があるか、どんな考え方の会社があるのかを調べるところから始めました。

調べるうちに現在私が在職している会社のホームページを知り、当時勤めていた出版社に考え方が似ているし、理念に共感したので早速電話をしました。しかし、未経験者の採用は難しいと断られてしまったんです。

それでまずは経験を積むことを目的に、未経験でも採用してくれる別の会社を見つけ、単身で東京に出てきました。経験を重ね、ちょうど現在の会社がガーデンデザイナーを募集していたので応募をし、今度は採用してもらうことができました。

未経験で入社。翌日いきなり現場責任者に

――単身で東京とは、とても行動力があるんですね!

当時は、大きく環境を変えることに対して何とも思っていなかったんですけど、知り合いが少なく土地勘もない関東に移り住んで、実際に仕事を始めてみるとしんどいなと思うことはありましたね。

本当は友だちや知り合いの多い関西圏で転職したかったのですが、当時26才で未経験者、採用しても結婚出産で先がどうなるか分からない年代の女性を受け入れてくれる企業を見つけることができませんでした。また、大自然に囲まれているような環境ではグリーンコーディネートの仕事はそもそも需要がないので、グリーン関連の会社は首都圏に集中しているというマーケットの事情もありました。


――未経験で飛び込んだ前職の商業施設のグリーン提案のお仕事はどうでしたか?

入った次の日からデパートの母の日イベントの花屋を任されて、やばい!と思いました(笑)。ほかにも、入社早々に有名建築家の事務所と一緒に駅ビルの外溝(がいこう)*の植栽も担当しました。

社長に「知識がなくても、この人に任せたら大丈夫と相手を安心させることができれば成立するから」と言われていたのですが、実際その通りでした。とても勉強にはなりましたが、責任重大で恐ろしかったです。未経験の新人でも、お客様にとってはプロで責任者ですから、専門的な話も飛び交うし、プレッシャーで心が折れそうになったこともありました。

*外溝…建物外部周辺の、塀・門・庭・アプローチ・車庫などのこと。

自分なりの問題意識や目標を持って勉強・行動をしていく

――未経験で、いきなりやれと言われてできてしまうのがすごいですね。

仕事を始めてすぐ、自分なりに危機感を感じて専門学校のガーデンプランナー科に入学しました。土曜日が授業で、後は自宅で課題をするという形式の学校に1年間働きながら通いました。学校では図面の描き方、プランの作り方など一通りのスキルを身に付けることができました。

また、出版社勤務時代に雑貨プランナーをしていたので、プラン資料を作成する技術やクライアントへのプレゼン経験があったのも助けになったと思います。


――スキルやセンスを高めるために、日頃どんなことをされていますか?

国内・海外の仕事関連の書籍はたくさん読みますし、スケッチの勉強もします。休みの日には植物園に行ったり、建築家の友人とランドスケープ展(広場や公園などの公共空間デザイン展)に行ったりもします。

植物の知識に関しては、珍しい品種の植物を特に多く扱う現在の会社にいることで、常に最新の品種に触れることができるので、勉強する機会に恵まれていると思います。


――これから取り組んでみたい目標などがあればお聞かせください。

もっとグリーンを暮らしの中で身近な存在にしたいと思っています。庭やガーデンと居住空間を区切ってしまうのではなくて、家の中にも緑を取り入れることをお勧めします。本物のグリーンだけではなくて、ドライフラワーやフェイクでもいいと思うんです。

生活に緑があることで、家族とのコミュニケーションが生まれるし、帰宅した時の気分も上がる。建物の内側と外側のグリーンを一括してコーディネートできるデザイナーになりたいです。そのため、最近「整理収納アドバイザー」の資格も取りました。



出版社で仕事をする中で、子どもの頃からの思いに気付かされることになったという森田さん。「自分がどんな仕事をして、いかに生きるべきか」という答えを見つけることは誰にとっても容易なことではありません。森田さんのようにその時々で自分の心の声に素直に従い、行動と努力を積み重ねることで、自分の進むべき道が見えてくるのかもしれませんね。
 
 
【profile】the Farm UNIVERSAL ガーデンデザイナー 森田紗都姫 
the Farm UNIVERSAL http://the-farm.jp/

この記事のテーマ
動物・植物」を解説

ペットなど動物や観賞用の植物に関わり暮らしに潤いを提供する分野、食の供給や環境保全を担う農業・林業・水産業などの分野があります。動物や植物の生態や生育に関する専門知識を身につけ、飼育や栽培など希望する職種に必要な技術を磨きます。盲導犬や警察犬、競走馬、サーカスの猛獣などの調教・訓練や水族館や動物園で働く選択肢もあります。

「動物・植物」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「ガーデンデザイナー」
はこんな仕事です

生活や都市に、豊かな潤いをもたらす庭。この庭空間を設計・デザインするのがガーデンデザイナー。個人住宅の庭や、公共施設の公園・緑地、植物園などを対象に、美しい景観を創造する。扱う庭空間にもよるが、一般的には営業、ヒアリング、調査、デザイン提案、見積もり、施工、メンテナンスの流れで取り組む。植物の種類、性質、肥料、土壌などに関する知識と、図面設計、デザイン力は必須。主に造園会社に勤務する。国家資格の「造園施工管理技士」を取得しておけば、活躍の場はより広がる。

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