【シゴトを知ろう】司法書士 編

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【シゴトを知ろう】司法書士 編

2017.09.11

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】司法書士 編

司法書士とは専門的な法律知識をもって、法務局等に提出する書類の代理作成、相談業務を行う法律の専門家です。そのルーツは明治時代の代書人で、145年の歴史を持つ職業です。司法書士は弁護士同様、難易度の高い国家試験をくぐり抜けなければならないというのもよく知られていますよね。近年、活躍の範囲が広がり、社会的なニーズが高まっている司法書士。今回は、司法書士の石野晃士さんに仕事の内容について伺いました。

この記事をまとめると

  • 個人・法人の登記手続きを行う他、日本司法書士会連合会や地域の司法書士会の仕事も
  • 大学時代に集中して勉強し、在学中に資格取得することもできる
  • 自営業者なので独立心、社交性ある人が向いている

主な業務は個人・法人の登記手続き。司法書士会の仕事も

Q1. 仕事概要と1日のスケジュールを教えてください。
 
司法書士としての仕事は多岐にわたりますが、現在私が多く取り扱っているのは、個人の不動産登記や、相続関連の業務、会社設立に関わる商業登記などです。

司法書士としての仕事の他に、全国の司法書士会を束ねる組織である「日本司法書士会連合会」の広報委員会委員として月に1〜2回は東京に来ていますし、地元兵庫県の「兵庫県司法書士会」での仕事も兼務しており、会合や研修、会議などが多くあります。

また司法制度改革によって弁護士と司法書士の仕事が重なる部分も増えてきていますが、弁護士は、どちらか片方の代理人となり相手と論争します。
一方、司法書士は基本的に全員を導く調整役である点が弁護士とは異なります。

<ある1日のスケジュール>
8:00 事務所へ
9:00 仕事開始 法律事務作業、各所への連絡や顧客からの相談などを受ける
         顧客の会社や自宅、不動産屋へ足を運ぶことも
19:00 仕事終了(顧客の都合が優先なので、時間は日によってばらばら)
         夜は、会議が多い

Q2. 仕事の楽しさ・やりがいは何ですか?

普通の仕事では出会えないようないろいろな人との出会いが楽しいです。世間一般の人にとって法律の世界は、一見縁のないことのように思えますが、実は人の暮らしにとって身近なものであり、家や土地、相続を始めとするいろいろな機会で関わりがでてくるものです。そうしたときに、専門家として人の役に立てることはうれしいことです。

 
Q3. 仕事で大変なこと・つらいと感じることはありますか?

書類相手ですから当然地味な仕事なのですが、実際になってみると想像以上でした。そして、1人で答えを出さねばならないという責任の重さがあります。

また開業してからしばらくは、仕事がなかなかなくて苦労しました。学生時代の人脈に期待して楽観していたところもあったのですが、現実はそんなに甘くありませんでした。独立開業したら、お客さんありきです。横のつながりを大切にし、人脈を広げることの重要性を日々感じています。

法学部在学中に、ダブルスクールで資格の勉強をする

Q4. どのようなきっかけ・経緯で司法書士の仕事に就きましたか?
 
大学は法学部だったので、周囲の友人の影響もあり、法律関係の仕事に対する情報は多くあったと思います。初めは司法書士のことは何も知らなかったのですが、弁護士など他の法律の専門家も含めて比較検討した結果、司法書士を目指すようになりました。

3年生の春、大学に通いながら資格取得支援予備校に通いました。当初は気持ちが定まらず、普通に就職活動もしていたのですが、全て不採用で……。焦って、4年生の4月から司法書士試験のある7月まで気を入れて資格試験の勉強に専念しました。結果、無事ストレートで合格することができました。

 
Q5. 大学では何を学びましたか?
 
大学の法学部では法律の基礎を学びました。3年生からはダブルスクールで司法書士の試験対策の勉強も始めました。司法書士試験には受験資格のようなものはないので、社会人になってから目指す人もたくさんいます。しかし、仕事との両立は大変です。その点学生は、試験のことだけを考えて勉強に集中できる環境ですので、やはり有利だと思います。


Q6. 高校生のとき抱いていた夢が、現在の仕事につながっていると感じることはありますか?
 
もともとはサッカー少年で、高校時代には司法書士になるなんて考えたこともありませんでした。 

高校時代の担任の先生が進路指導の時に、迷っているなら法学部に行けば、とアドバイスしてくれたことが法学部受験のきっかけです。その先生の言葉がなかったら今の自分とは違う人生になっていたでしょうね。

司法書士は自営業なので、独立心と社交性も重要

Q7. どういう人が司法書士に向いていると思いますか?
 
司法書士は、堅い仕事というイメージが強いので、すごく真面目でちゃんとした人でないとなれないという先入観を持たれることがあります。もちろん根気があったり、きちょうめんな人は向いているとは思いますが、そういう人ばかりではないです。企業勤めに向かないからこの商売をやっている、という先輩もいたりします。

もちろん書類上の間違いは許されませんので、チェック体制や仕事の進め方などをしっかりと持っています。

開業したら独立心を持つことが必要になりますし、人が好きで人と積極的に関わっていくコミュニケーションスキルをより求められると思います。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。
 
司法書士は責任の重い仕事で、確実に必要な仕事です。加えて、開業している司法書士は一人ひとりが一国一城の主であり、横のつながりはあるものの、年功序列のようなものは基本的にはありません。

自己責任の厳しさはありますが、組織に縛られずに自由に仕事がしたいという人、人付き合いが苦にならない人にはとてもいい仕事だと思います。司法書士資格は、一度取得すれば一生続く資格であり、生きていく上での選択肢を広げてくれる大きな武器にもなり得ます。興味のある人はぜひチャレンジしてみてください。
 
 

法律という高い専門性かつ堅い印象のものを扱うだけに、カチッとした人が向いている仕事なのかと思いきや、社交性や柔軟さも重要だということが分かりました。

司法書士になるには、まずは試験に合格することが必須ですが、同時にいろいろな社会経験を積み、見識を広げておく必要もありそうです。
 
 
【profile】司法書士 石野晃士(日本司法書士会連合会 広報委員会 副委員長)

日本司法書士会連合会 http://www.shiho-shoshi.or.jp/

この記事のテーマ
公務員・政治・法律」を解説

公務員採用試験などの対策や司法書士など法律関係の資格取得のための学びが中心で、官公庁や行政機関の採用試験科目を段階的に学び、各種試験の合格を目指します。将来は公務員として行政に携わるほか、政治活動を支える政党職員などの仕事が考えられます。弁護士や検察官など法曹の道へ進みたい場合は、大学や法科大学院への進学が必須です。

「公務員・政治・法律」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「司法書士」
はこんな仕事です

裁判所や検察庁、法務省などに提出する法的な書類を、依頼人に代わって作成し、提出するのが司法書士の仕事。主な業務に、土地や建物を売買したときに所有者を法的に証明する「不動産登記」、会社を設立したときに必要な「商業登記」がある。また、簡易裁判所での訴訟業務の手続きや調停・和解交渉なども担当する。さらに「認定司法書士」の有資格者は「消費者金融の過払い債務整理」といった、これまでは弁護士の領域だった業務にも関われるようになり、社会的にも多くのニーズがある職種の一つである。

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