【シゴトを知ろう】予告編制作 編

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【シゴトを知ろう】予告編制作 編

2017.09.13

提供元:マイナビ進学編集部

【シゴトを知ろう】予告編制作 編

映画館で本編前に流されたりテレビで放映された映画予告編を見て、劇場に足を運ぼうと決めたことがある方も多いのではないでしょうか。たった数十秒で人々の心を動かす映画予告。そんな予告編を専門に作るプロフェッショナルがいることをご存知ですか? 今回は、株式会社ガル・エンタープライズで予告編を作っている高橋和余さんに映画予告編制作の裏側について伺いました。

この記事をまとめると

  • 予告編の方向性を決めることと、編集作業が主な仕事
  • 受け手に喜んでもらえたときにやりがいを感じる
  • 心を動かすような経験をたくさんしてほしい

映画の魅力を話し合い、その魅力を最大限に生かした編集をすることが仕事

Q1. お仕事の概要と1日のスケジュールを教えてください。

私たちの仕事は大きく分けて2つあります。まず、映画の配給会社の宣伝部の方と話し合いながら、予告編の方向性を決め、映画のターゲット層を参考に予告編で何を伝えるかを一緒に考えていきます。

そして次に、編集機材を使って実際に予告編を作ります。基本的に編集作業は一人で行うので、配給会社の方との打ち合わせを基に、その映画のウリとなるような綺麗な画やテロップを15秒~3分にまとめます。そして自分でナレーションを入れ、配給会社の方に見てもらい手直しをする、という流れを何回か繰り返します。全員のOKをもらってから、プロのナレーターにナレーションを入れてもらい、納品するまでが仕事です。

<1日のスケジュール>
10:00 出社
11:00 試写室で配給会社の方と打ち合わせ
13:00 会社に戻り別の作品の編集に入る
18:00 退社

映画の魅力を伝えることができたときに、やりがいを感じる

Q2. お仕事をされる中でやりがいや楽しさを感じるのはどんなときですか?

依頼をくださる配給会社の担当者の方に喜んでいただいたり、次回作もまた任せてもらえたときにやりがいを感じます。映画の魅力を分かりやすく観客に伝えるのが私たちの仕事なので、予告編の一人目の観客である配給会社の方に見せて、喜んでもらえたときはうれしいですね。


Q3. お仕事の中で大変さや苦労を感じるのはどのようなときですか?

はっきりとした正解がない仕事なので、予告編の落としどころが見えないときはとても悩みますね。予告編を作る上で、映像の時系列とは違う順番で素材を使うことがよくあるので、映像の組み合わせが本当に何通りもできるんです。短い時間で、どの画を入れたら作品のメッセージが最も伝わるのか悩んでいるときにこの仕事の難しさを感じます。


Q4. このお仕事についたきっかけを教えてください。

もともと映像制作に興味があって、大学でミュージックビデオを撮影する授業を取ったんです。それを通して、編集することや、短い時間でその素材の魅力を最大限伝える楽しさを覚えました。

私は好奇心旺盛で一つのことを深く突き詰めるよりも、様々なことに挑戦したいタイプだなと思ったので、映像制作の中でも、関わることのできる作品数が多い予告編制作の仕事を志願しました。


Q5. 映画予告編制作者になるために学んだことは何ですか?

予告編制作の技術は、ほとんど会社に入ってから学びました。私が学生だった頃は、まだパソコンも普及していなかったので、独学でできることに限りがあったからです。最近入社してくる人は皆、動画編集の知識を持っている人が多いです。

また、自分で予告編を作るという課題が入社試験で出るときもあるので、予告編制作者に憧れている皆さんは、実際に自分でやってみると、いろいろ気付くことが多いと思います。
まずは作ってみるのが良い練習になるかもしれませんね。


Q6. 高校生の時やっていたことが現在につながっているなと思うことはありますか?

高校生の時、アニメや漫画が大好きで、たくさん見ていた経験は今の仕事につながっていると思います。たくさん見たことで、アニメや漫画のストーリー構造を感覚的に学ぶことができました。実際、アニメの予告編のお仕事を任せていただくことが多いのも、観客としてアニメや漫画に触れていた経験から学べたことが影響していると思います。

心を動かす経験をたくさん積んでほしい

Q7. どのような人が映画予告編制作者に向いていると思いますか?
 
まず、予告編を見ることが好きな人に向いていると思います。あとは、大体複数の映画の予告編制作を掛け持ちしながら作業を進めていくので、一つのことを突き詰めるのが好きな人よりも、好奇心旺盛でいろいろなことをやりたい人の方が向いていると思いますね。


Q8. 高校生に向けたメッセージをお願いします。

心を動かす経験を沢山積んでほしいです。予告編を作る仕事は15秒という短い時間の中で、観客の皆さんにその映画に興味を持ってもらい、見に行きたいというところまでお客さんの心を動かす仕事です。そんな心を動かす共感性の高い予告編を作るためには、いろいろな気持ちを理解する必要があるので、さまざまな経験を積んでほしいですね。



心を動かすような経験をたくさん積んでほしいと、にこやかに語る高橋さん。予告編を見た観客の心を動かす、予告編制作者としての信念が垣間見えたように感じました。予告編制作に興味を持った方は、自分がかっこいい、魅力的だと思うものを探してみるのも良いかもしれませんね。


【profile】株式会社ガル・エンタープライズ 予告編制作者 高橋和余

この記事のテーマ
マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」を解説

若い感性やアイデアが常に求められる世界です。番組や作品の企画や脚本づくり、照明や音響などの技術スタッフ、宣伝企画など、職種に応じた専門知識や技術を学び、実習を通して企画力や表現力を磨きます。声優やタレントは在学しながらオーディションを受けるなど、仕事のチャンスを得る努力が必要。学校にはその情報が集められています。

「マスコミ・芸能・アニメ・声優・漫画」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「予告編制作」
はこんな仕事です

映画の予告編をつくる仕事。映画館で本編上映前に流れる2~3分のものから、テレビCMで流れる短いものまで、さまざまな長さの予告編を制作する。「これは見たい」と人々に思わせるように、映画の魅力を存分に伝えながらも、内容が分かり過ぎないように情報をセーブするバランス感覚が腕の見せどころ。なお、映像素材は映画会社から提供されるが、ナレーションや音楽、文字情報などは自らアイデアを出す。かつては若手の助監督の仕事だったが、現在では予告編の制作を専門とする会社がつくることが大半になっている。

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