二酸化炭素をプラマイゼロにできる?「CO2 ± 0(ゼロ)住宅」って何?

  • ようこそ、ゲストさん
  • ログイン
  • メンバー登録(無料)
  • エリア設定
  • 保護者・先生の方へ
MENU
閉じる
  • ようこそ、ゲスト さん

    メンバー登録(無料)

  • 適学・適職診断無料!

    診断を受ける

  • エリア設定

現在4校がカートに入っています。

一度に最大30校までまとめて資料請求することができます。

閉じる

「マイナビ進学」サイトが別タブでが開きます。

二酸化炭素をプラマイゼロにできる?「CO2 ± 0(ゼロ)住宅」って何?

2017.08.17

提供元:マイナビ進学編集部

メイン
テーマ

二酸化炭素をプラマイゼロにできる?「CO2 ± 0(ゼロ)住宅」って何?

エコカーやエコバッグなど、最新ではエコや地球温暖化対策を目的にした商品やサービスが増えています。これらの商品やサービスは、オゾン層の破壊につながるといわれている二酸化炭素(CO2)の削減を目指し、エネルギーや資源の使用量を抑えるように作られています。

実は今、建設業界でも、CO2削減を目指した住宅が生まれているといいます。CO2の削減につながる住宅づくりとは、一体どのようなものでしょうか?

この記事をまとめると

  • 現在は家を買う人も企業も、エコな住宅を求める傾向がある
  • 産学共同研究で、CO2排出量を抑える「CO2 ± 0(ゼロ)住宅」が開発された
  • IoT(Internet of Things)を住生活に活用した住宅づくりも研究されている

今、エコな住宅に注目が集まっている!

一般的な住宅では、暮らしにおけるさまざまな場面がCO2発生につながります。例えば、夏に冷房、冬に暖房を使ったり、家の中で照明を使うことがあると思います。これらの電化製品を使用することにより、発電所で電気を作り、CO2が発生します。電化製品を使う機会が多いほどCO2の発生量は多くなるのです。

しかしその一方で、2010年に内閣で閣議決定された「地球温暖化対策基本法案」では、2020年までに1990年と比較して、CO2を25%削減するという目標が盛り込まれるなど、環境への取り組みが社会的に求められるようになりました。省エネの性能を持つ住宅に対して、「住宅エコポイント制度」といった環境にまつわる取り組みが進むなど、現在は家を買う人も企業もエコな住宅を求める傾向があります。

この流れで開発されたのが、「CO2 ± 0(ゼロ)住宅」という、新しい形の住宅です。プラスとマイナスでゼロとは、一体どういうことなのでしょうか?

CO2排出量がプラス・マイナスでゼロになる住宅づくりって!?

「CO2 ± 0(ゼロ)住宅」は、住宅総合メーカーのパナホームと東京大学、建築の企画・設計などを行う日建設計、海法圭(かいほうけい)建築設計事務所の4者による産学共同研究として、2010年に開発スタートした住宅づくりです。この「CO2 ± 0(ゼロ)住宅」は、環境No.1住宅の実現を目指し、住宅全体でCO2排出量が収支上ゼロ、つまりプラス、マイナスでゼロになるよう、さまざまな工夫が成されています。

例えば、建物の気密・断熱性能を向上させることで、冷房や暖房を使い過ぎないようにする環境が作られています。もともと涼しく、なおかつ暖かい造りの建物であれば、冷房や暖房に頼る機会も減りそうです。また、ソーラー発電など自然エネルギーを有効活用すれば、環境にやさしい方法で電力を発電できたり、家全体のエネルギーの収支状況が把握できます。「CO2 ± 0(ゼロ)住宅」は、省エネへの意識を高めることができたり、さまざまな設備・仕様が組み合わされているのが特徴的です。

これらの電力の使用量を抑え、生み出す仕組みは、エネルギーを生み出す「創エネ」、エネルギーを蓄える「蓄エネ」、エネルギーをより少ない量で使う「省エネ」、エネルギーの収支を可視化する「繫エネ」とも呼ばれます。

「CO2 ± 0(ゼロ)住宅」は、2010年から3年間の実証試験が実施され、2015年に「ゼロエコ」仕様の戸建住宅商品の展開を始めました。
こういった仕様の住宅が増えれば、一般家庭から生まれるCO2の量は減っていくのかもしれませんね。

生活シーンに合わせて、住環境をコントロールできる住宅も!

このような現代的な住宅造りは、CO2削減の他にも広がりを見せています。

建築材料・住宅設備機器を取り扱う企業・株式会社LIXIL(リクシル)は、東京大学大学院の協力を得て、さまざまな物に通信機能を搭載してインターネットに接続し、連携させる技術、IoT(Internet of Things)を住生活に活用した「LIXIL IoT House プロジェクト」を2015年に開始しました。住宅内のセンサーを使用し、生活シーンに合わせて住環境を自動的にコントロールするという、まるで未来の生活を連想させる取り組みです。
このようなテクノロジーが実用化されれば、部屋の中でちょっと寒くなり、上着を1枚着たら、それを感じ取ったセンサーが自動的に冷房の温度を上げてくれる……なんてことができるのかもしれません。

現在、新しい形の住宅建設や設備について、開発や研究がどんどん進んでいます。私たちがより便利に快適に暮らすために必要なもの、そしてそれを作り上げるために必要な方法を考えることは、建設・設備工事業界の大きな役割になりそうです。建設や設備工事にまつわる業界に興味が湧いた人は、まずは身近なところにある建設物や設備の仕組みについて自分なりに調べてみると、より興味を深められるはずですよ。


【参考文献】
環境省|地球温暖化対策基本法案の閣議決定について(お知らせ)
http://www.env.go.jp/press/13017.html
パナホーム|『CO2 ± 0(ゼロ)住宅』の開発について
http://www.panahome.jp/company/news/release/2010/0331.html
LIXIL|プレスリリース
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2015/070_company_1202_03.html

この記事のテーマ
メーカー」を解説

日用品から航空機に至るまで、製品として世に出るモノは必ずどこかのメーカーによりつくられています。工業技術を用いてモノを生産する企業がメーカーです。生産技術の基礎は、機械などは物理学、薬や洗剤などは化学、食品などは生物学などさまざまです。自動車会社のように機械、電気・電子、情報などの各工学によりつくられた部品を一つの製品に集約するメーカーもあります。

「メーカー」について詳しく見る

この記事で取り上げた
「建設・設備工事」
はこんな業界です

あらゆる建物の建設工事を請け負うのが建設業だ。住宅や超高層ビルから空港、ダムまで、対象となる建造物は多種多様。そのためクライアントも広範囲にわたり、個人だけでなく国や地方公共団体、企業などさまざまだ。建設業は建物によって規模や建設方法が異なるため、クライアントから依頼を受けて建設計画を立てる「受注生産方式」で仕事を進める。建造物の建設には空調や水道、電気といった設備も不可欠で、建設の際には設備工事業の力も重要となる。

「建設・設備工事」について詳しく見る