乳酸菌で虫歯予防? 総合商社がタブレットをつくる理由って?

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乳酸菌で虫歯予防? 総合商社がタブレットをつくる理由って?

2017.08.01

提供元:マイナビ進学編集部

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乳酸菌で虫歯予防? 総合商社がタブレットをつくる理由って?

世界との輸出入の架け橋をしている三井物産株式会社が、虫歯や歯周病になりにくい成分を配合したタブレットを大学やメーカーと共に開発しました。主に物流を行っている「総合商社」が別の業種の企業と手を組んで、新たに商品を開発するという事例が近年いくつも出てきています。どうして、総合商社がタブレットを開発することになったのでしょうか。また、総合商社が商品を開発するメリットはなんでしょうか。

この記事をまとめると

  • 三井物産、広島大学、UHA味覚糖が共同で虫歯や歯周病を抑える乳酸菌を使ったタブレットを開発
  • 総合商社が持つ流通経路やネットワークを生かし、今後は販売経路や形態を拡大していく
  • メーカーや総合商社との業務提携は、今後も更に広がっていきそう

広島大学の教授が発見した乳酸菌に着目し、三井物産が取引先のUHA味覚糖に商品化を持ちかけた

総合商社が口腔衛生のためのタブレットをつくるという、今までのビジネスでは考えられなかったようなユニークな商品が話題になっています。

「UHAデンタクリア」(ヨーグルト味とクリアミント味の2種)は、口腔内の悪玉菌を排除して、虫歯や歯周病をできにくくするタブレットです。コンビニエンスストアなどで気軽に購入できるのがうれしいですね。

この商品は、広島大学の二川浩樹教授が、虫歯にならない子供の唾液を調査するうちに、腔内に抗菌効果がある乳酸菌があると発見したことがきっかけです。二川教授は、その乳酸菌を「L8020」と名付け、大学発ベンチャー「キャンパスメディコ」を立ち上げて特許を管理し、四国乳業など3社と商品開発に取り組んでいました。しかし、商品化できたものの、残念なことにあまり普及しませんでした。そこで、三井物産に協力をしてもらうことで、総合商社が持つ原料調達や物流などの幅広いネットワークを活用できるようになり、この新しいタブレットが誕生。二川教授が発見した乳酸菌、三井物産のネットワーク、そしてグミタイプのサプリメントを販売するUHA味覚糖が手を組んだことにより、消費者にとって買いやすく、また効果も期待できる商品が開発されたのです。

総合商社で培ったネットワークを生かし、海外進出も検討していく

三井物産は、乳酸菌「L8020」に着目し、広島大学の特許ライセンス会社と共同事業契約を結んでいます。2015年から知的ビジネスを進めているのですが、商品化になったのは初めてで、今後はこの乳酸菌を使ってグミやアメなどの商品開発や海外進出も検討していくそうです。

三井物産が手がける商品の他にも、高まる健康志向に合わせ、各総合商社からさまざまな商品が開発されています。2016年には、ファミリーマートと、総合商社である伊藤忠商事株式会社、フィットネスクラブのRIZAP(ライザップ)が業務提携をし、RIZAPが監修した低糖質の商品を販売しています。「糖質を抑えながらもおいしさにコミット」した共同開発商品は、「RIZAPブランロール」、「RIZAPチーズケーキ」、「RIZAPカフェラテ」など多彩な品ぞろえ。気になる糖質を抑えながらも、おいしく食べられるという商品が続々販売されているんですね。

世界に羽ばたく商品のサポートができるのも、総合商社の面白さ

健康に気を遣う人に向けた商品はこれからもますます広がりをみせそうです。このように、専門的な分野で長年の技術や経験を培ったメーカーやブランド、大学などの研究機関、世界中へのネットワークを持つ総合商社との業務提携は今後も増えていきそうです。総合商社での業務は多岐に渡りますが、今回の事例のように、研究者やメーカーの思いが込もった商品を世界に販売する架け橋になることもあります。世界に向けて仕事ができるのが総合商社の魅力の一つですね。

総合商社は、他にも鉱物や自然エネルギー、金融サービスやロケットなど、非常に幅広い商品を扱っています。日本には世界に名だたる総合商社が多数あり、その歴史や業績を調べてみるのも面白いですよ。ワールドワイドな活躍をしてみたいという人は、どの総合商社がどんな仕事をしているのか、その総合商社のホームページなどで調べてみてはいかがでしょうか。

※文中に出てくる商品情報は2017年7月時点のものです。


【参考文献】
SankeiBiz|三井物産、乳酸菌ライセンス展開 広島大の歯周病退治後押し
http://www.sankeibiz.jp/business/news/170311/bsd1703110500009-n1.htm

日本経済新聞|乳酸菌で虫歯予防 三井物産、広島大など産学連携で
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ01HKO_R00C17A6000000/

財経新聞|ファミマとRIZAP、共同開発の「低糖質」食品を発売、パンなど9種
http://www.zaikei.co.jp/article/20161119/337961.html

この記事のテーマ
商社」を解説

モノ、サービスを問わず新しい商品を探し出し、これを流通させて売ることを仕事とします。販売ルートや販売法の開拓も手がけます。どのような商品でも扱う総合商社と、特定の分野を得意とする専門商社に分かれます。どちらも自社に製造部門や直販の店舗を持たない日本ならではの企業であり、商品の開発、仕入れ、流通、販売の相手は国内外を問わないため、グローバル展開が必須の業界です。

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この記事で取り上げた
「総合商社」
はこんな業界です

総合商社には日本のメーカーの海外販売を増やす役割があったが、現在ではグローバルな輸出入の流通サービスを総合的にサポートしており、さらに世界各国の鉱物資源やエネルギー資源、有望なベンチャー企業に投資するなど、業態は多角化している。取り扱う商品も、世界中の農産物から、石炭・石油・ガスなどの資源、金融サービス、ロケットや人工衛星まで、非常に幅広い。また、新興国のニーズに対応した事業、環境問題に対応した事業のサポートに注力している。

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